ドライブ・アドバイス

ハワイでも駐車禁止や一方通行などの基本的な道路標識は日本とあまり変わりません。
それでもやはり外国。法律も習慣も日本と異なる点がいろいろあります。

そこで、ハワイでレンタカーを利用する際に、気をつけておきたい点をまとめました。

ドライブ中の携帯電話、パソコン利用について

運転中の携帯電話の使用が禁止されました。ハンズフリー装置の使用も禁止。
その他、電子通信端末機の使用も禁止です。違反者には罰金などが科せられます。

シートベルトとチャイルドシート

シートベルトの着用は、法律で義務づけられています。ご乗車の方は後部座席を含めて、すべての方に着用していただきます。

お子様はチャイルドシートの着用が義務付けられています

ヘッドライト

車両によってはエンジンをかけたらヘッドライトが点灯したまま消えないということがありますが、冬の長いカナダや北米仕様車では安全基準に基づいて消灯できないようになっています。
また、エンジンを止めてもしばらくヘッドライトが点灯している車種もあります。

パンク

タイヤがパンクしたらまずロードサービスにご連絡していただき、指示に従っていただきます。
お客さまご自身でスペアタイヤに交換もしくは応急修理キットで処置(車種によって異なります)できる場合は対処していただき、指定された駐車場にお戻りいただきます。

お客さまご自身で対処できない場合はレッカー車を手配いたします。レッカー車を呼び出してから到着するまで非常に時間がかかります。
お戻りいただいた駐車場で代わりの車両をお出しいたします。

※パンクによる時間的、金銭的補償はございません。

故障

車両の故障、あるいは車両に異常を感じたらできるだけ早くロードサービスまでご連絡ください。レッカー車を手配いたします。
駐車場で代わりの車両をお出しいたします。レッカー車を呼び出してから到着するまで非常に時間がかかります。

※故障による時間的、金銭的補償はございません。

キーをかけたままドアをロックした

車両から離れる場合は必ずキーを持って出てください。また車種によってはエンジンをかけたまま外からドアを閉めると自動ロックされることがあります。車内にキーを残したままロックしてしまった場合はロードサービスまでご連絡ください。作業車を手配いたします。
作業車を呼び出してから到着するまで非常に時間がかかります。

スペアキーをお作りしてお届けすることはできますが、エンタープライズ・レンタカーグループの営業時間内しか対応できません。
また、費用はお客さまのご負担となります。

交通違反

日本人ドライバーに多い違反は「駐車違反」「スピード違反」「飲酒運転」と言われています。

「駐車違反」の取り締まりは厳しく、駐車した時間に関係なく駐車禁止区域や、許可されていない車両が身障者マークのついたエリアに駐車しているところを警官に見つかると違反チケットが切られます。

「スピード違反」の取り締まりはフリーウェイでは白バイが、一般道ではスピードガンによる測定が行われています。

「飲酒運転」は非常に厳しく、飲みかけのアルコール類が車内に置いてあったり、運転をしていない同乗者が飲酒しても罰せられます。

罰金は100~500ドルぐらいですが、違反チケットが発行されてから21日以内に支払わないと延滞遅延料が加算されていきます。日本に戻られても違反記録は残り、延滞遅延料が増えていきます。

交通違反に対して不服がある場合は裁判所に申し立てることができますが、指定された日時に裁判所へ行かなければならず、日本の観光客には不可能に近いものがございます。

レッカー移動

駐車/停車禁止区域や私有地に車両を止めると、駐車した時間に関係なくレッカー移動されることがあります。日本とは異なり、レッカー移動されると何も印が残らないのでレッカーされたか盗難されたかが分かりません。ただしレッカーされた場合は警察に登録されるので、警察に連絡して車両の確認を行い、レッカー業者とその連絡先を教えてもらいます。

レッカー業者からの車両の引き取りはご自身で行わなければならず、レッカー業者のもとへ行き、業者にレッカー費用と車を止めていた間の駐車料金を支払うと車両を返してくれます。

ご自身で引き取りに行かないと、レッカー費用、駐車料金に加えて、車両がレンタルできなかった期間の車両代金(営業補償)と高額な手数料が請求されます。

ワイキキ周辺、ダウンタウンの駐車情報

無料駐車場はほとんどありません。路上やわずかなスペースにパーキングメーターが設置されたところでは、コインもしくはクレジットカードで支払います。

但し、クレジットカードはVISA、マスターカードのみアメリカで発行されたものしか使えませんので、25セントコインをご準備されることをお勧めいたします。

料金は場所によって異なり、前払いです。コインを投入すると駐車可能時間が表示されるので、必要な時間分を支払います。

ハレイワで増加するトラブル

ハレイワで次のようなトラブルが増加していますので、ご注意ください。

  1. ハレイワの入口に架かるハレイワ・レインボー・ブリッジは幅が狭いため、端に寄り過ぎてタイヤを縁石に擦らせ、パンクさせてしまうことがよくあります。右側の前後輪を2つともパンクさせると応急処置ができないため、レッカー車でけん引するしかなく、相当な時間がかかります。
  2. ジョバンニが入っているエリアの駐車場は狭く、満車で駐車ができないと近くのマクドナルドの駐車場に止める方がいます。何も購入せずに無断で駐車したり、商品を購入しても放置して車両から離れると、マクドナルドのセキュリティがすぐにレッカー車を呼んでレッカー移動されてしまいます。レッカー移動された場合、帰りはご自身でタクシーや市バスを利用して帰るしかありません(タクシーはハレイワまで来ないことが多いです)。

盗難

車上荒らしは非常に多いです。駐車するときは荷物はトランクの中を含め、一切車内に残さないでください。たとえ紙切れ一枚でもドアをこじ開けられたり、ガラスを割って入ってくることがあります。犯人は駐車場でよく観光客を観察していますので、車から離れる時にトランクやダッシュボードに荷物を隠すことはしないでください。

以前からビーチの駐車場での車上荒らしは多かったのですが、最近多いのは駐車場からお客さまを尾行して、砂浜に荷物を置いて海の中に入っているすきに荷物を全部盗み、荷物の中から車のキーを見つけて駐車場に戻って車両ごと盗んでしまうというケースです。

車両の盗難は、お客さまがキーを持っていれば保険で車両代金が保証されますが、キーがないと管理不行届で保険が適用されず、お客さまに高額な車両代金が請求されます。

ヒッチハイカー

アメリカの法律ではヒッチハイクは禁止されています。トラブルのもとになりますから絶対に乗せないでください。

給油

給油はすべてセルフサービスです。支払いはクレジットカード現金でできます。

 クレジットカード
給油ポンプに使用できるカードが示されていますので、クレジットカードをリーダーに挿して勢いよく引き抜きます。ZIPコードを聞かれた場合、日本で発行されたカードは"00000"と入れてください。
ガソリンスタンドによっては日本のカードが使用できないことがあるので、その場合は現金となります。クレジットカードが認証されたら油種のボタンを押します。油種はRegularかUnleadedです。
 現金
店内のカウンターで支払います。
給油前にカウンターに行き、給油ポンプ番号、油種と給油量または入れたい金額を伝えます。給油量は満タンなら"フルタンク"、指定する場合は"xxガロン"といった感じです。油種はレギュラーで問題ありません。
給油量を伝えるとスタッフが多めの金額を提示するので、一度その分の現金を置いていきます。給油ポンプに戻って給油し、終わったらまたカウンターに戻り、給油ポンプ番号を言って"フィニッシュ"と告げます。お釣りがあればここで支払われます。

レンタカー走行禁止道路、地域

ハワイ州では各島毎にレンタカー走行禁止道路、地域がございます。予約時、ご利用になる前に当社スタッフに確認願います。
レンタカー走行禁止道路、地域でのレンタカー運転中の事故やトラブルは保険適用外になりますのでご注意ください。

事故の際の行動原則

あってほしくはありませんが、事故の際の行動原則は次の通りです。

  1. 1. 十分注意して交通の邪魔にならない場所に停車する
  2. 2. 警告灯をつけて他の車に事故の発生を知らせる。
  3. 3. ケガ人がいたら助ける。
  4. 4. 警察に事故の発生を知らせる。(警察、救急とも電話番号は911)
  5. 5. ロードサービスに連絡する。
  6. 6. 相手がいた場合、相手の運転手の名前、免許証番号、車種、ナンバープレート番号、連絡先、保険会社の名前と保険証の番号を交換する。
    可能であればスマフォ写真で記録することをお勧めします。
  7. 7. レンタカー会社の指示に従って24時間以内に所定の用紙に記入し提出する。
  8. ※ ドライバー同士での示談は絶対に行わないでください。また安易に相手に "I'm sorry" と言わないようにしてください。
    あとで謝ったと言って責任のすべてを負わされることもあります。とっさの言葉にも気をつけましょう。