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東京の森と湖・奥多摩

ドライブライン

多摩川源流近くは急流が続く 高層ビルの林立する都心から高速道路を利用すれば、約2時間後には緑豊かな奥多摩だ。豊かな天然資源に恵まれ、登山、ウォーキング、渓流釣り、川遊びから温泉、さらに旬の味覚といろいろな活動に適したフィールドがある。そしてなにより、ここは東京都の水瓶「奥多摩湖」がある。
湖畔の北側に続く道は、国道411号線で通称青梅街道と呼ばれ、山梨県甲府市まで延び、湖畔の南には東京都「檜原村」へと抜ける奥多摩周遊道路がある。また埼玉県境近くにある日原鍾乳洞は関東随一で、奥多摩の霊山御岳山と並んで、かつては山岳信仰で栄えたところ。
これからの季節、首都圏からは紅葉も楽しめる日帰りドライブコースだ。


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ドライブライン

<コース>
(首都高)−(中央道)−(圏央道)−青梅−(国道411号線・青梅街道)−御岳山−(県道204号線・日原街道)−日原鍾乳洞−(青梅街道)−奥多摩湖−(奥多摩周遊道路)−数馬−(県道33号線)−五日市−(圏央道)−あきる野IC−(中央道)−(首都高)
全行程 約340km


<赤いドライブルート付近のマーカーをクリックするとその項目にジャンプします>



●青梅街道

街道の起点は新宿大ガード西交差点。歴史的には現在の新宿三丁目交差点付近で、ここは甲州街道との分岐点でもあったことから「新宿追分」と呼ばれていた。
江戸時代には青梅街道は別名「甲州裏街道」ともいわれ、山梨県塩山に小規模な関所があったが、厳しい取り締まりの関所がなかったため、庶民の旅客が多く利用した。
現在の新青梅街道は、かつての街道から離れたり平行したりしながら新宿から青梅までの「東京都道5号新宿青梅線」を指す。さらに青梅から甲府までの国道411号線となってほぼ旧道を辿る全長約170kmをいう。青梅は江戸から数えて5番目の宿で、街道のほぼ真ん中に位置する。圏央道の青梅ICを出ると、間もなく多摩川沿いに続く旧青梅街道だ。

青梅を流れる多摩川
青梅を流れる多摩川
櫛・かんざし美術館
櫛・かんざし美術館

青梅市街の蕎麦屋
青梅市街の蕎麦屋
かやくご飯付きが人気メニューだった
かやくご飯付きが人気メニューだった

●吉川英治記念館と旧宅草思堂

吉野梅郷(旧吉野村)は約2万本の梅が植えられ3月には、一帯が梅の花と香りに包まれる。そんな長閑な一角に吉川英治が昭和19年(1944)3月、家族と共に東京赤坂から疎開し、昭和28年8月までの10年間をこの屋敷で過ごした。幕末に建てられたという元養蚕農家だった家で、この屋敷を「草思堂」と名付け、大作「新平家物語」の執筆をはじめたのもこの家であった。
展示室には「宮本武蔵」「太閤記」「鳴門秘帖」など吉川英治直筆の原稿、取材ノート、挿入絵原画など膨大な収蔵品の中から約3,000点が展示されている。
/入館料 500円、TEL 0428-76-1575

吉川英治記念館
吉川英治記念館
記念館入り口
記念館入り口

●御岳山

秩父多摩甲斐国立公園の表玄関に聳える山。標高929m、古くから霊山として崇められた信仰の山である。頂上付近から、遠く筑波山、都心の高層ビル群、新名所のスカイツリーはじめ、房総半島まで見渡せる。また野鳥、昆虫、植物の宝庫として知られる。豊かな緑、岩間を流れる清流は、都民の憩いの場所として週末などには多くの人々が訪れる。
山頂に鎮座する武蔵御嶽神社は日本武尊・櫛真智命(くしまちのみこと)を祀る。中世以降、山岳信仰の霊場として発展し、幕府や関東武士などが多くの武具などを奉納した。武蔵・相模の守護神でもあった。

御岳山ケーブルカー
御岳山ケーブルカー
歴史的風景準100選とあった
歴史的風景準100選とあった

御岳山駅から東京方面。スカイツリーも霞んで見えた
御岳山駅から東京方面。
スカイツリーも霞んで見えた
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御岳山駅
御岳山駅

御岳山へは中腹まではケーブルカーがあるが、ここから山頂の武蔵御嶽神社までは徒歩約30分。途中には、民宿などの宿泊所も数多くある。
ケーブルカー乗り場滝本駅から終点御岳山駅まで標高差423m、全長1,107mを6分で上る(徒歩の場合は約1時間)。ペットも別料金で乗せることができる。
終点には売店や食堂もあり、その前には展望台がある。訪れた日は天候に恵まれ、都心の高層ビル群はもちろんのことスカイツリーまで望むことができた。
/ケーブルカー料金 片道570円(往復1,090円)
  ペット片道120円(往復240円)、TEL 0428-78-8121

御岳山は頂上近くまで宿・土産物屋が続く
御岳山は頂上近くまで宿・土産物屋が続く
ケーブルカーを降りてからの散策路は快適
ケーブルカーを降りてからの散策路は快適

多摩川源流近くは急流が続く
多摩川源流近くは急流が続く
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吊り橋から急流を見る
吊り橋から急流を見る

●日原鍾乳洞

JR青梅線奥多摩駅から約9km、狭い曲がりくねった山道を辿ると、標高650mの日原川支流の小川谷にぽっかりと岩に穴を開けた洞窟への入り口がある。石灰岩が地表水、地下水などによって浸食されてできた鍾乳洞で、洞窟内は入り組んだ立体迷路のような空間が続く。全長約800m、見学には40分を要する。
内部は一年を通じて気温10度で、暑い夏の日でも寒いほどだ。関東では最大級の鍾乳洞で、かつては信仰の対象だったが、現在は奥多摩の観光名所である。長い時が刻んだ自然の造形、神秘の世界がある。

日原鍾乳洞入口
日原鍾乳洞入口
鍾乳洞へ踏み込むと冷気に包まれる
鍾乳洞へ踏み込むと冷気に包まれる

洞窟の中を小川が流れる
洞窟の中を小川が流れる
最奥部は大きな空間が広がる
最奥部は大きな空間が広がる
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鍾乳石が伸びている
鍾乳石が伸びている
金剛杖と名付けられた鍾乳石
金剛杖と名付けられた鍾乳石

新洞窟内は急な階段の難所だが、見所も多い
新洞窟内は急な階段の難所だが、
見所も多い
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鍾乳洞を出たところの水場
鍾乳洞を出たところの水場

江戸時代は鍾乳洞そのものが御神体であったという。内部には、地獄谷や三途の川、十二薬師、弘法大師学問所などと名付けられた岩や、祠が祭られている。その他、鍾乳石の形をイメージした金剛杖や白糸の滝、ガマ岩、鳩胸など岩の名もある。また、人工的に造られた水琴窟があり、音のない洞窟内に小さな金属音が響く演出もされている。
頭を下げてくぐり抜けるような狭い通路や、突然開けた空間、見上げるほど高い天井と、自然が造ったその形はさまざまだ。足下は水滴などで滑るところがあり、急な階段やスチール梯子なども多いので要注意。
/料金 600円、TEL 0428-83-8491

●奥多摩湖

昭和32年(1957)小河内ダムによって堰き止められた人造湖。正式名称は「小河内貯水池」という。当時は水道専用貯水池としては世界最大規模であったが、現在も日本最大級を誇る。東京都の水源は主に利根川系だが、渇水時の水瓶として重要な役割を果たしている。ダムは発電施設も併設され、発電された電力は東京電力に売却されている。
湖を満たす水源林として多摩川上流を形成する奥多摩地域と奥秩父群の山麓の森林地帯が指定区域とされ、秩父多摩甲斐国立公園となっている。
9月の台風12号で記録的な降雨量を観測し、奥多摩湖の水位を10mも上げたという。世界的に水問題が起こりつつある現在、満々と水を溜めた湖面や周囲の山々を眺めながら、この豊かな水源を一層大切に守らなければならないとあらためて思う。
/入館料 無料、TEL 0172-37-5501


湖畔には「奥多摩水と緑のふれあい館」という資料館がある。ダム建設にあたり旧小河内村と山梨県丹波山村及び小菅村の945世帯約6,000人が移転を余儀なくされた。
展示内容は、これらの人々が生活していたころの集落の文化財やダム建設工事についての資料のほか、水源林の自然環境などがパネルや模型などで説明されている。
/入館料 無料

湖畔にある水と緑のふれあい館
湖畔にある水と緑のふれあい館
水、ダムの他、村の民俗芸能なども紹介されている
水、ダムの他、村の民俗芸能なども
紹介されている


奥多摩湖畔
奥多摩湖畔
縄文時代の敷石住居跡(4000〜3500年前)が移設されている
縄文時代の敷石住居跡(4000〜3500年前)が
移設されている


●奥多摩周遊道路

東京都道206号線川野上川乗線という。奥多摩町川野と檜原村上川乗を結ぶ、全長約20kmの山岳道路だ。昭和48年(1973)の開通時には有料の自動車専用道路で「奥多摩有料道路」といわれていたが、現在は一般道路として自転車も通行できる。ただし、通行は4月1日から9月30日までは8:00〜19:00、10月1日から3月31日の間は午前と午後1時間ずつ短縮となり、夜間は通行止めとなる。
一年を通じて奥多摩の自然を楽しむことができる快適なドライブウェイだ。奥多摩湖を眼下に望み、自然の中を走るコースとあって週末はドライブを楽しむ人の車も多い。とくに春の桜、山吹、ツツジと初夏の新緑、秋の紅葉と家族連れなどに人気が高い。二輪も多いので、運転に気をつけたい。

奥多摩周遊道路への橋
奥多摩周遊道路への橋
奥多摩周遊道路への橋
奥多摩周遊道路への橋

奥多摩周遊道路への橋
奥多摩周遊道路への橋
4つ目の橋を渡ると周遊道路
4つ目の橋を渡ると周遊道路

周遊道路は午後7時から朝8時まで通行止め
周遊道路は午後7時から朝8時まで通行止め
周遊道路には眺めのよい駐車場がある
周遊道路には眺めのよい駐車場がある

途中、8ヶ所の駐車場があり、トイレなどの設備のあるところは内4ヶ所。なかでも月夜見第一駐車場は、眼下に奥多摩湖や青梅街道を見下ろし、秩父の最高峰雲取山(2,017m)などの山々が望まれ、ルート一眺めの良いところだ。
この駐車場から約2km先に、奥多摩周遊道路最高点標高1,146mの風張峠(かざはりとうげ)がある。その先の浅間(せんげん)尾根駐車場からは、晴れた日には新宿の高層ビルが見える。

周遊道路から見る奥多摩湖
周遊道路から見る奥多摩湖
夕暮れの奥多摩湖
夕暮れの奥多摩湖

夕暮れの秩父方面
夕暮れの秩父方面
この滝で周遊道路は終わり。かつては滑滝、今は夢の滝と改名
この滝で周遊道路は終わり。
かつては滑滝、今は夢の滝と改名


料金所跡を出てさらに下ると、狭い谷間の山村に茅葺きの古民家が目につく数馬の集落に着く。数馬は南北朝時代(1330年代)、南朝に敗れてこの地に逃れた中村数馬にちなんだ古い村だという。車を駐めて地元の人に尋ねてみると、このあたりの古民家は江戸時代後期の建築で築200年、兜造りとのこと。
数軒の家は、かつての山村の雰囲気をそのままに残す旅館だという。数馬にはアルカリ性の低温の温泉が湧き、沢山の旅館や民宿もある。庶民的な料金から、ひとり一泊3万円の高級旅館まである。
東京都の最も西、数馬の宿
東京都の最も西、数馬の宿

この他、青梅から奥多摩湖周辺には、こんにゃく料理や釜飯、蕎麦など山村ならではの材料を使った料理を食べさせる店も多い。

数馬の野仏
数馬の野仏
茅葺きの古民家が宿に変わっている
茅葺きの古民家が宿に変わっている



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青梅市観光案内
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御岳登山鉄道
御岳山ケーブルカーをはじめ、散策用イラストマップやおすすめハイキングコースなどを紹介している。

取材:2011年9月

※ドライブコースの情報はそれぞれの記事の取材時点のものです。