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日高・浦河から襟裳岬へロングドライブ

ドライブライン

襟裳岬 道南地区の東外れ、太平洋沿岸のむかわ、日高、浦河から野生のアザラシの生息地襟裳岬への道は、日本の競走馬サラブレットの生産地として有名なところ。また日高昆布やつぶ貝などの名産物の他、むかわは平成22年(2010)にノーベル化学賞を受賞した鈴木章北海道大学名誉教授の生誕地であり、新冠には約80万枚のレコードを収集する施設などあまり知られていない見どころもある。
千歳空港から日高町までは、道央自動車道を苫小牧東ジャンクションよりひと走りである。ここより国道235線を浦河へ、さらに国道336号線の太平洋沿岸通りの長い道のりは快適なドライブウェイであった。


サムネイル1 サムネイル2 サムネイル3 サムネイル4 サムネイル5 サムネイル6

ドライブライン

<コース>
千歳空港−(道央自動車道)−(日高自動車道)−むかわ町−(国道235号線)−日高町−新冠町−三石−浦河町−(国道336号線)−えりも町−(道道34号線)−襟裳岬
全行程 千歳空港−襟裳岬往復 約400km


<赤いドライブルート付近のマーカーをクリックするとその項目にジャンプします>



●道の駅「むかわ四季の館」

地域の健康促進を目的とした温泉施設が完備され、露天風呂からサウナ、温水プールやトレーニングルーム、図書館まで整っている。ホテルも併設されリーズナブルな料金で利用できる。温泉は天然温泉で、泉質はナトリウム、塩化物強塩泉。湯の温度は28度で加温している。
その他、物産展や道の駅としての休憩所やトイレ、食事処、喫茶店もある。さらにこの土地ならではのノーベル化学賞受賞の「鈴木章・記念ギャラリー」があり、博士が生まれたころからのむかわの町の風景や、子供のころのこと、そして当時の小学校などの写真が展示されている。
/温泉利用料 500円、TEL 0145-42-4171

むかわ・道の駅に鈴木博士の受賞を祝う垂れ幕
むかわ・道の駅に鈴木博士の
受賞を祝う垂れ幕

鈴木博士の等身大写真と胸像
鈴木博士の等身大写真と胸像

むかわ・道の駅は日帰り温泉でもある
むかわ・道の駅は日帰り温泉でもある
人気のアイヌ犬「カイ君」の出身地だという
人気のアイヌ犬「カイ君」の出身地だという

●サラブレット銀座と名馬ハイセイコーの墓

日本最大の馬産地日高エリア。新冠町の内陸に向かう道道209号線、約8kmにサラブレットを育成する沢山の馬牧場がある。この道沿いに続く牧場一帯を「サラブレット銀座」という。広い牧場と多くの馬を観ることができ、この光景は新冠八景ともいわれ観光名所の一つでもある。
国道235号線と道道209号線の交差点右手に、無料駐車場がある。馬をデザインしたモニュメント、四阿屋、馬蹄形をしたベンチやトイレなどもある。
とくにオグリキャップやヤマノトップガンなどの名馬のほか、一世を風靡したハイセイコーもいた「優駿スタリオンステーション」など人気の牧場だが、内部は見学できない。

厩舎も馬も馬産地ならではの光景
厩舎も馬も馬産地ならではの光景
放牧されているサラブレット親子
放牧されているサラブレット親子
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サラブレット銀座の奥、明和牧場の片隅に、1970年代の競馬ファンのみならず国民的な人気を集め一大ブームを起こし、平成12年(2000)30歳で没したハイセイコーの墓がある。だが非常に分かりにくいところにある。

新冠には豪華な第三セクター経営の温泉がある
新冠には豪華な第三セクター経営の
温泉がある

ハイセイコーの墓
ハイセイコーの墓

●新冠レ・コード館

競走馬グッズを揃える道の駅「サラブレットロード新冠」に隣接する大きな建物に、昭和の時代を代表するアナログ・レコード(SP・LP版など)を収集した館である。
新冠町は、このアナログレコードを20世紀の音楽文化を記録した歴史遺産と位置づけ、平成9年(1997)から100万枚を目標に全国にレコード寄贈を呼びかけた。今年の秋には約80万枚にのぼった。
ハイセイコーの像とレ・コード館
ハイセイコーの像とレ・コード館

新冠のレ・コード館標示
新冠のレ・コード館標示
好きなレコードを選び、聞くことができる
好きなレコードを選び、聞くことができる

蓄音機もエジソンが発明販売したという500台のうち現存する5台中の1台が展示されているのをはじめ、1800年代のドイツ製やアメリカ製、1930年代のイギリス製のものまで貴重な十数台が集められている。
「レ・コード」と間に「・」があるのは「レ」はRで始まるリラックス、リメンバー、リフレッシュの言葉からであり、「コード」はラテン語の「心」を意味するそうだ。発音は「・」なしの「レコード」でいいという。

レ・コード館の壁面に展示されているレコード盤
レ・コード館の壁面に展示されている
レコード盤

レコード盤に名馬の名前が、蹄鉄に囲まれていた
レコード盤に名馬の名前が、
蹄鉄に囲まれていた


館内を見学するだけももちろん可能だが、レトロな雰囲気の中で、最高グレードのスピーカーシステムで音楽を聴いたり、窓口でリクエストしたレコードを個室で楽しんだり、まだまだ健在なジュークボックスのEP100枚で懐かしの曲や音質などを聴くこともできる。それぞれ別途異なる料金が必要。
/入場料 500円、TEL 0146-45-7600

○みついし昆布

江戸時代から北海道の昆布は松前地方のものが主流だったが、やがて昆布漁場も沿岸に広がった。利尻島から稚内沿岸で採れるものを利尻昆布、知床半島根室海峡沿岸のものを羅臼昆布といい、それぞれ昆布に特徴がある。
日高昆布は松前産のものが減産したため、三石産がこれに代わった。丈の長い三石昆布は、明治35年(1902)植物学者宮部金吾が「ミツイシコンブ」と命名。その後、日高沿岸の昆布の総称となった。
夏から秋にかけて、浜辺に敷き詰め、たっぷりと自然の光をあびて干される昆布。砂利浜の小石と小石の空間がほどよい通気をもたらす。旨みのある独特の昆布を作るには、天然干しでしかできない。時代は変わっても、早朝の昆布干しは三石の誇る風景だ。

日高海岸
日高海岸
土産物屋は昆布でいっぱい
土産物屋は昆布でいっぱい

●みついし昆布温泉・蔵三

新ひだか町は旧三石町で広い海岸には海浜公園とオートキャンプ場もある。道の駅「みついし」自体がキャンプ場のセンターハウスにもなっている。ここにはコインランドリーもあるので旅行者には便利だ。
隣接する蔵三は温泉と宿泊施設があり、船形の露天風呂から太平洋が一望できる開放感あふれる温泉だ。従来からの三石温泉冷鉱泉を利用。地元では日帰り温泉として人気がある。
/日帰り温泉入浴料 420円、TEL 0146-34-2333

三石温泉・蔵三
三石温泉・蔵三
三石温泉の露天風呂は船の形だった
三石温泉の露天風呂は船の形だった

●浦河町立郷土博物館

日高支庁の所在地で、総面積の8割が山林であり、沿岸部は競走馬の生産が盛んで牧場が多い。郷土の歴史と自然を学ぶ施設として、昭和53年(1978)に旧東小学校を改修し開館された。
入り口の「優駿の門」と書かれた門の上部には鉄板で作られた32頭の馬の像がある。
浦河には郷土博物館と馬事資料館がある
浦河には郷土博物館と馬事資料館がある

浦河の町並み
浦河の町並み
郷土資料館には驚くほど沢山の標本があった
郷土資料館には驚くほど沢山の
標本があった
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昔の住居が作られていた
昔の住居が作られていた
かつては毛皮の防寒靴を履いた
かつては毛皮の防寒靴を履いた

自然コーナーでは、浦河町とその周辺に生息するヒグマをはじめキツネ、イタチ類の哺乳動物、鷲や梟などの猛禽類から小鳥、昆虫、植物が剥製や標本となってたくさん展示されている。その他、町内の遺跡から出土した縄文時代などの石器や装飾品から、アイヌ民族の復元された住居などまである。さらに開拓当時の集落や漁業の歴史などが写真や模型などでわかりやすく説明されている。
/入館料 無料、TEL 0146-28-1342

●浦河町馬事資料館

博物館と同じ敷地内にある競走馬の歴史が学べる資料館。館内には昭和31年(1956)にアイルランドから輸入した名馬シンザンの父、ヒンドスタンの剥製がある。シンザンは1964年にクラシック三冠、65年には有馬記念、天皇賞を制し、五冠馬とも言われる。
その他、浦河地区から輩出した名馬の記録、血統、馬具などが展示されている。
/入館無料、TEL 郷土博物館と同じ

馬事資料館
馬事資料館
名馬・シンザンの父、ヒンドスタンの剥製
名馬・シンザンの父、ヒンドスタンの剥製

●親子岩(ウンペレプンケ)

ウンペレプンケとは、アイヌの言葉でこの「親子岩」を指す。
「昔、東の方の戦いで敗れた酋長が、逃げる途中に妻と子供を先に逃がしたが、様似まで逃れた妻子はこれ以上逃げ切れないと、子供と共に海に入り岩になった。妻子の後を追って逃げてきた酋長は、この岩をみて、自分もその西隣りに並んで大きな岩になった。これをみた敵酋長は、2つの岩をみて悔しがり、一つの岩をめがけて矢を放つと、岩は2つに割れて3つとなりウンペレプンケとなった」と伝えられている。
様似町の海岸に2つの大きな岩とひとつの小さな岩、この太平洋に浮かぶ3つの岩が様似町の観光スポットで浜は公園になっている。

様似の親子岩
様似の親子岩
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様似漁港
様似漁港

●襟裳岬

太平洋に向かって南に突き出した岬で海上まで岩礁群が延びている。岬周辺は日本有数の風の強いところとしても知られている。過去30年間の記録によれば平均風速は約8m、風速10m以上の日は年間290日もあるという。
岬の灯台は海抜37mに位置し、明治22年(1889)に初点灯した。沖合では暖流の黒潮(日本海流)と寒流の親潮(千島海流)とがぶつかり合うため、霧の発生も多く霧笛も備えられている。

襟裳岬に近づく
襟裳岬に近づく
襟裳岬近くの入り江
襟裳岬近くの入り江

襟裳岬
襟裳岬
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襟裳岬から太平洋に伸びる岩礁
襟裳岬から太平洋に伸びる岩礁

岬の展望台
岬の展望台
襟裳岬の灯台
襟裳岬の灯台

ここは日本最大のゼニガタアザラシの生息地で、地元の漁師の話では約400頭もいるという。子連れのアザラシが観られるのは5〜6月ころで観光客にとっては可愛い生き物も、漁師にとっては漁網が破られたり、魚を食い荒らす害獣でもあるのだ。
また自然の中で生きるアザラシは、その日の気候や波などによって必ず姿を見せるとは限らないらしい。取材日には強風のためか「どこか岩陰にいるのだろう」と漁師がいった。残念ながらアザラシを観ることはできなかった。

祭りを祝う大漁旗・国旗
祭りを祝う大漁旗・国旗
襟裳岬の漁港はちょうどお祭りだった
襟裳岬の漁港はちょうどお祭りだった

昆布を干す。今年は不作だと嘆いた
昆布を干す。今年は不作だと嘆いた
襟裳岬にあった方位標示。南東が上です
襟裳岬にあった方位標示。南東が上です

●襟裳岬「風の館」

昭和39年(1964)に島倉千代子、その10年後には森進一が同じ題の歌『襟裳岬』を歌ってヒットし、なにもなかった襟裳岬が一躍全国的に知られ、観光地となっていった。そして平成9年(1997)、新しい観光スポットとしてこの施設が作られた。

岬の灯台の明かりを遮らないように、建物は地下に埋もれるように建設。丸い形は、風が作る「カルマン渦」をイメージしたという。カルマン渦とは、強い風が、細い枝など円柱形のものに当たったとき、その風下側にできる規則的な渦のことだという。風の強い日などに電線がビュー、ビューと音をたてて唸っている、この音がカルマン渦が出している音なのだそうだ。
内部は岬展望台やアザラシの生態を上映するシアター、襟裳岬の風速25mの強風体験場などがある。
/入館料 300円、TEL 0146-63-1133
襟裳の強風を実感できる風の館
襟裳の強風を実感できる風の館

千歳への道
千歳への道



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○北海道内のニッポンレンタカー営業所

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北海道日高町観光情報website
日高町観光協会による。日高地域、門別地域に分けて観光情報が見られる。
競走馬のふるさと案内所
牧場見学ガイドのほか、馬の名前や牧場名などのキーワードで検索できる。
ネットうらかわ NET-URAKAWA
浦河関係のリンク紹介サイトだが「浦河INSIDE」には地元目線のおすすめスポットが紹介されている。
海と大地のふるさと えりも町
襟裳岬をはじめ、えりも町の観光スポットやイベント情報を掲載している。

取材:2011年10月

※ドライブコースの情報はそれぞれの記事の取材時点のものです。