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オアフ島西部ドライブ



素朴なハワイ

オアフ島での一般的なドライブコースといえば、シーライフパークやポリネシア文化センターなどのある東部から北へノースショアに向かい、そこからパイナップル畑のある中央部に南下するルートだ。(オアフ島一周ドライブを参照)
だが、時間のある人にはさらに西海岸にもハンドルを向けてみることをお薦めしたい。そこには特別な観光施設もアミューズメントパークもないが、人々の生活と観光客の少ない静かな浜が広がる素朴なハワイがある。




ワイキキ−イヒラニ・リゾート&スパ−マイリ−ワイアナエ−カネアナ洞窟−マカハ−カエナ岬
全行程(片道) 約50km、日帰り




<ルート付近のリンクポイントの地名をクリックしてみてください>




●ワイキキから西へ

ワイキキからハイウェイ(H-1)ホノルル空港へと向かう。
空港を過ぎ、ハイウェイ(H-2)のジャンクションを通りどこまでもまっすぐに走る。
車の流れはめっきり少なくなり、やがてワイアナエ山脈の裾を迂回するように走るハイウェイへ。その車窓の風景は華やかな国際リゾート“ハワイ”とは一変する。
アメリカ本土にある荒涼とした褐色の大地の砂漠地帯を思わせる。わずかな距離だが、この島の持つ複雑な地形を垣間見るようで楽しい。

●イヒラニ・リゾート&スパ

ハイウェイの終点からルート93を辿ると、間もなくハワイでももっとも晴天率の高いといわれるコ・オリナ地区にあるリゾートホテル、イヒラニ・リゾート&スパの大きな建物が見えてくる。
広い敷地には、テニスコート、ゴルフ場、プライベートビーチとハワイ屈指の技術とサービスが自慢のスパと、リゾートとして最高の設備を誇る14階建てのホテルがある。
エメラルドグリーンのビーチにはサンゴや熱帯魚が生息し、ときにはイルカの姿も見ることができる。
ホテルへのゲートは警備が厳しいが、レストランやティーサロンもあるので、豪華な気分を味わいながら一休みするのもよい。

●ルート93を北へ

標高1,000m前後の山が連なるワイアナエ山脈、褐色の鋭く尖った稜線からカールを描いて海岸に迫る谷や緑の牧草地。
東部で見てきたハワイとは異なる風景を背にして眼前に広がる太平洋の青い海。その海岸沿いはビーチが続く。
ナナクリ、マイリ(写真)、ワイアナエ、マカハといくつかの町を通り過ぎていくビーチにはそれぞれ公園があり、キャンプやバーベキューなどが楽しめる設備がある。休日には近くの人々や静かな海を求めてやってくる地元の家族連れなどで賑わうとか。

また、ワイアナエ(写真)の港では地元のトローリング船やダイバーたちを乗せた船が出入りし、沖で釣り上げたというカジキマグロなどの巨大な魚を水揚げしている光景にも出会える。
得意そうな男たちの笑顔、カメラを向ければ、釣ったばかりの魚を持ち上げながらポーズをとってくれたり、自分はもっと大きなマグロを釣りあげたなどと、自慢話などもしてくれた。

●カネアナ洞窟

マカハから約6km北の道路脇に高さ11m、幅6mほど、奥行きが150m近くもあるという奇妙な洞窟がある。
約15万年前に海水の侵食によりできた洞窟だが、ここには先住民から伝わるサメの女神ナナウエが住むという神話伝説がある。古代人が神事を行った神聖な洞窟ということだ。管理人もいないので見学の際は足元に十分注意しよう。

●カエナ岬

南北に約35kmの連なりを見せたワイアナエ山脈も、このカエナ岬で終わる。カエナ岬先端への道は、その手前3kmのヨコハマ湾まで。
一般者乗り入れ禁止の標識の立つビーチには通信基地があり、地図上に示された道はあっても、もちろん観光客が入ることはできない。
山脈が鋭く太平洋に落ち込んでいる岬に立つことはできないが、ここまで来ると、オアフ島を征服したような気がするから不思議だ。

島を一周する道はここで途切れているので、この先を島の北部にまわることはできない。来た道をホノルルに戻るか、途中マイリ岬の近くで島の中央部に抜ける道がある。



取材:2000年6月