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新撰組ゆかりの地・武蔵野

ドライブライン

深大寺本殿 NHK大河ドラマ「新選組!」の舞台はすでに京都へと移ったが、武蔵野の面影の残る小金井、調布、府中、日野周辺は観光客で賑わっていた。
各市町がドラマの人気にあやかろうと誘致に力を入れ、仮設の案内所や土産物屋、関連施設には“誠”と染め抜かれた新撰組ののぼりを掲げている。
こうして静かな住宅街や訪れる人もほとんどなかった神社・仏閣は大型バスに乗ったり、車や徒歩でひっきりなしに見物人がやってくる。

多摩とはかつての武蔵国多摩郡、現在の東京都の西半分にあたる地域をいう。多摩丘陵と呼ばれたなだらかな丘陵地帯が横たわり、首都圏の水源である多摩川が流れている。武蔵国の中心部であった国分寺周辺は、南北時代には戦乱の舞台でもあったところ。


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ドライブライン

<コース>
都心部−(中央自動車道)−調布IC−神代植物公園−高幡不動−日野市
行程 調布より約40km、日帰り

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●都立神代植物園

ちょうど植物園が誇るバラ園のバラが満開で、様々な品種が色とりどりに競うがごとく咲き、あたりを柔らかい香りが包んでいた。
園内には「新選組フェスタ」が開かれ「大河ドラマ館」と「新選組からくり屋敷」が出現。

バラ園は植物園最大の人気
バラ園は植物園最大の人気
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神代植物園の見事なバラ
神代植物園の見事なバラ

「大河ドラマ館」ではドラマ「新選組!」にこだわり、衣装や制作現場の裏側を紹介している。緑の芝生の中に白い大きなテントが張られているのが目印だ。「からくり屋敷」では近藤勇と新撰組の青春時代が最新機器で再現される。
その他、新撰組グッズを沢山用意した「近藤勇商店」、お菓子と抹茶もある甘味処「幕末茶屋」とプレハブやテンド張りの会場が今年の11月28日まで開かれている。
ドラマ館やからくり屋敷へは、神代植物公園の入園料金500円の他、当日入場料600円が必要だ。
問い合わせ/
新撰組調布屯所 TEL 0424-81-7308
神代植物公園管理事務所 TEL 0424-83-2300

武蔵野の面影を残す園内
武蔵野の面影を残す園内
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神代植物園内の売店
神代植物園内の売店

●深大寺

天台宗の寺、武蔵野台地の谷にあり、湧き水が豊かで、この地に祭られた水神深沙(じんじゃ)大王にちなんだことから深大寺といわれるようになったという。もとは法相宗であったが貞観年間(859〜877)に比叡山の恵亮(えりょう)が住職となり天台宗に改宗、徳川家康に保護を受け、江戸時代には名勝として多くの人が訪れた。
江戸時代に2度の火災で主要な建物は焼失したが、幕末以降、本堂や大師堂などが再建された。

深大寺山門
深大寺山門
深大寺本殿
深大寺本殿
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深大寺といえば蕎麦、お参りが先か蕎麦が先かと迷うほど蕎麦屋が店を連ねている。

「深大寺蕎麦」は江戸時代から周辺は蕎麦の産地で豊富な湧き水でさらした蕎麦は人々に愛されてきた。
深大寺蕎麦
深大寺蕎麦

●近藤勇ゆかりの地

三鷹と府中を結ぶ人見街道と小金井に通じる道、その交わる一画に、今は屋敷の跡もない敷地が近藤勇の生家跡だ。
天保5年(1834)現在の調布市野水の富農。宮川久次郎の三男として生まれた。屋敷の広さは約7,000m2(約2,120坪)、母屋のほか蔵屋敷、文庫蔵、農具入れの納屋などがある威風堂々の屋敷であった。
昭和18年(1943)軍部による調布飛行場建設の際、滑走路の延長線上にあるということで取り壊された。現在は近藤勇を祀る祠と産湯を使ったという井戸跡だけが残っている。

近藤勇生家跡
近藤勇生家跡
生家前の撥雲館。公開されていない
生家前の撥雲館。公開されていない

また父、宮川久次郎は敷地内に寺子屋や天然理心流武術の道場を持ち、近在の子どもを集めて学問と武術を指導していた。16歳で天然理心流の近藤周助の養子となった。
天然理心流道場「撥雲館」は生家跡の道路を挟んで反対側にある。ただし、個人の住居なので見学することはできない。

●龍源寺

生家跡にほど近いこの寺には、近藤勇の胸像と天然理心流の石碑と庚申塔が並んで立つ。本堂裏には近藤家の墓があり、5基並んだ墓石の左から2番目が勇の墓だ。
処刑された板橋刑場に埋葬されたが、近藤勇五郎(勇の長兄の次男、勇に男子がなく養子にとなり近藤性を名乗る)らが夜を徹して板橋刑場から運んで葬ったという。
近藤家の墓所の小道を挟んで左に宮川家の墓がある。

近藤勇の胸像は寺の前にある
近藤勇の胸像は寺の前にある
龍源寺にある近藤勇の墓
龍源寺にある近藤勇の墓

●満願寺

国道20号線を日野市へ入る少し手前に、満願寺の「新撰組」のゆかりの地へ誘導するのぼり旗を見て左折。立川−高幡不動を結ぶモノレール、満願寺駅近くには「新撰組イベント会場」というものが作られていた。ここには満願寺という寺はいまはなく、その地名だけが残る公園に、にわかつくりのテント内に新撰組にあやかった施設ができていた。
大河ドラマの1年だけのテーマパークと聞いた。ドラマで使用された衣装や新撰組の歴史などをわかりやすく解説しているという。

●土方歳三資料館

土方歳三の生家跡に昔のたたずまいはない
土方歳三の生家跡に昔のたたずまいはない
イベント会場から徒歩でも10分ほどだが、近くに小さいながら臨時の駐車場がある。このあたりは普通の住宅街だが「新撰組」旗がはためく不思議な世界だ。
歳三が11歳のときこの家のある場所へ移転している。ここは生家ではないが、歳三には生家のような思いがあったらしい。
現在は平成2年に新築された一画が「資料館」となっているが、ごく普通の民家で、資料館の開館日は毎月第一、第三日曜(13時〜17時)のみ。

/入場料 300円、TEL 042-581-1493
木造の古い門構えの隣家は、歳三の親類の家で、門だけが残されていた。

●石田寺(せきでんじ)

土方歳三の墓のある寺で古く康安元年(1361)の開山。天文13年(1544)の洪水で立川の普済寺の方から観音像が流れ着き、観音堂を建てた。正式名は愛宕山地蔵院石田寺という。
境内にある樹齢600年というカヤの巨木(市の天然記念物)は、自然が失われた周辺にひときわ大きく緑をたたえてそびえていた。
歳三の墓は土方家の墓の敷地の中にあり、平成12年に立て替えられていた。

土方歳三の墓(中央)には写真もあった
土方歳三の墓(中央)には写真もあった
土方の墓がある石田寺のカヤの木は市指定の天然記念物
土方の墓がある石田寺の
カヤの木は市指定の天然記念物


●日野宿本陣跡・旧佐藤彦五郎邸

再び甲州街道に戻り、JR日野駅へと向かう通りに、文久3年(1863)に建築された東京でただ一軒残る本陣の建物だ。現在通りに面して駐車場になっているところには道場もあったが、大正15年(1926)の火災で焼失した。
大河ドラマに合わせて平成16年1月より一般公開された内部は、土方歳三や近藤勇などのゆかりの部屋などがある。
通りを挟んだところには「日野宿問屋場高札場跡」の碑が立っているが、面影はなにもない。
/入観料 300円、TEL 042-587-0013

日野本陣跡
日野本陣跡
本陣跡にも土産が…
本陣跡にも土産が…

●大昌寺

浄土宗知恩院派三鷲山鶴樹院大昌寺。慶長7年(1602)の創建。
新撰組最大の支援者だった佐藤彦五郎とその妻ノブ(歳三の実姉)の墓がある。佐藤家の墓域の最前列にある。

大樹に囲まれた閑かで趣のある寺。日野宿の時を告げた鐘がある。
佐藤彦五郎の墓もある大昌寺
佐藤彦五郎の墓もある大昌寺

●宝泉寺

日野駅のアナウンスが聞こえるほど駅に近くにありながら、広い墓地に入ると、喧噪とは無縁だ。元徳年間(1329から2年間)に創建された。本尊は釈迦如来。
寺は10年前ほどに新築されためか、境内の樹木も切られたりコンクリートの駐車場が広がっていた。新撰組六番隊長井上源三郎の墓がある。

井上源三郎資料館
井上源三郎資料館
井上源三郎の碑。日野・宝泉寺にある
井上源三郎の碑。日野・宝泉寺にある

宝泉寺から徒歩で約10分のところに井上源三郎の生家があり、ドラマがはじまった今年1月に土蔵を改造した「資料館」がオープンした。源三郎の兄松五郎、土方歳三らの書状や近藤勇が松五郎に贈った名刀「大和守源秀国」などの資料が展示されている。
開館日は土曜、日曜、祭日の10時から16時30分のみ。
/入館料 500円、TEL 042-581-3957

日野のふるさと博物館
日野のふるさと博物館
近藤ら天然理心流の剣士が上達を祈願した八坂神社
近藤ら天然理心流の剣士が
上達を祈願した八坂神社


日野駅近くには日野宿の鎮守「八坂神社」もある。安政5年(1858)近藤勇・沖田総司ら天然理心流近藤周助門人25名が剣の上達を祈願奉納した額がある。
この他、日野駅周辺には平成元年に設立したという「ふるさと博物館」がある。常設展示は日野の川と文化に関するものだが、今年は「新撰組ふるさとと日野」展が開催されている。

三鷹市、府中市、日野市周辺にはこの他にも多くの新撰組ゆかりの寺、神社、碑や旅館かなどがある。また新撰組の足跡を残す野や川など武蔵野の面影を辿るドライブコースやハイキングコースなどもある。新緑の季節、こうした場所を探して訪ねるのも楽しいだろう。



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多摩ライフネット
多摩地区の地域情報満載サイト。「多摩の散歩」では神代植物公園はじめ多摩地区の公園を紹介。
新選組のふるさと日野
市政情報のほか、新選組フェスタのホームページもあり、史跡めぐりコースやイベント情報がある。

取材:2004年6月