ニッポンレンタカーHOME > 旅のお役立ちガイド > ドライブガイド > 神話の国・海と湖の町 島根・鳥取(3)

神話の国・海と湖の町 島根・鳥取(3)

ドライブライン

出雲大社本殿 出雲大社の神となった大国主命、ヤマタノオロチを退治した須佐之男命、島を引き寄せ国引きした八束水臣津野命(やつかみずおみつのみこと)、漁業、商業、子孫繁栄の守護神として敬仰される「ゑびすさま」すなわち大国主命の第一子、事代主神など神話の神々がおわす国を一回り。
宍道湖の北の縁、国道431号線を走り、朝鮮人参の大産地、大根島を訪ねて山陰最古の灯台のある美保関へ。また隠岐への交通の拠点である境港で、水木しげるの妖怪の世界に遊ぶ。


サムネイル1 サムネイル2 サムネイル3 サムネイル4 サムネイル5 サムネイル6

ドライブライン

<コース>
鳥取空港−鳥取砂丘−浦富海岸−鳥取市内−(県道22〜29号線)−三朝温泉−(国道179号線)−倉吉−(国道9号線)−米子−松江市内−出雲大社−(国道431号線)−松江−大根島−美保関−境港−米子
全行程 560km

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

<ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください>



●出雲大社

「古事記」や「日本書記」また「出雲風土記」などで知ることができる出雲大社と、そこにまつわる神話は、日本の歴史の始まる以前の世界である。
だが、今は神話として扱われ、学校ではほどんど教えられない物語も、第二次世界大戦前までは小学校の歴史として教えられていた。
国を創った男神イザナギノミコトと女神イナザミノミコトからはじまる日本創設の神話は、その子太陽の神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月の神・月読命(つくよみのみこと)が昼と夜の国を治めたところから始まる。そして天皇家の祖先となる、太陽の神、天照大御神は女神なのである。
出雲を平定した大国主命に、天照大御神がこの出雲の国を託した。そこで、大国主命が住まいとする宮殿が、この大社の由来であると伝えられている。

本殿への参道
本殿への参道
出雲大社の鳥居
出雲大社の鳥居

敷地18万平方メートルという境内の、高さ23mの巨大な石造りの大鳥居をくぐると杉木立の中に一直線に延びた参道が続く。境内の中を流れる素鷲川にかかる橋を渡ると2つ目の鳥居を抜ける。さらに鳥居があり、大しめ縄の本殿を中心に神楽殿、拝殿などがある。

出雲大社本殿
出雲大社本殿
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)

おみくじ、絵馬が大木を白く変えていた
おみくじ、絵馬が大木を白く変えていた

大社では陰暦の10月(西暦の11月)は「神無月」、出雲では「神在月」といわれ日本中の神様が出雲大社にお集まりになる。神々を迎える「神迎祭」が行われ、神々が一年の無病・豊作・人の縁などを相談されている7日間は「神在祭」の行事、そして地方へ帰られる神々を送る「神等去出祭(からさでさい)」という約半月にわたって盛大な神事が行われる。
「福の神」「縁結びの神」として知られる出雲大社は、訪れた日がちょうど「神在祭」、全国の神様がお集まりになっておられる日だった。この期間にお参りできることは幸運である。なにしろ八百万の神がおわすのだからと、このご縁に感謝。またこの期間には、「おにわふみ」といって大国主命のお住まい、本殿の庭である御神域を自由に踏ませて戴けた。

厳かに眺めいる本殿は、日本最古の神殿建築様式の建物。平安時代の書によると、当時は高さ48mもあり、東大寺大仏殿を超える日本最大の建物であったという。現在の社殿は延享元年(1744)建立されたもの。

長さ13m、周囲9m、重さ5tの日本一の大しめ縄がかかる神楽殿。建立されたのは明治12年(1879)、現在の建物は昭和56年(1981)建て替えられたもの。神社建築には珍しいステンドグラスが使われている。
巨大なしめ縄に圧倒される
巨大なしめ縄に圧倒される
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)


大黒様と因幡の白兎
大黒様と因幡の白兎
スサノウノミコト
スサノウノミコト

その他、380体の大黒様の像がある彰古館、古代神殿を忠実に復元した模型や、平安時代の高さ48mもあった本殿、階段などが10分の1の大きさで再現されている「古代出雲大社模型展示館」などがある。
/入館料 無料、TEL 0853-53-3100

●佐香神社(松尾神社)

日本のディオニッソス(バッカス)神殿とでもいうのだろうか。酒造りの神として、京都の洛西にある松尾神社と同じ大国主命の子、大山咋命(おおやまくいのみこと)を祀る。
宍道湖の北コース国道431号線沿いの平田市小境町に見つけたこの神社は「出雲国風土記」にもある古社だ。
「佐香の河内に神々が集まり酒を造らせ、宴会を開いた」とある。これは佐香神社の由来が語られた中に記されている。
室町時代から続く濁酒祭りがあり、今でも年間一石以下の濁酒醸造が認められている。それは御神酒という名で公認だそうだ。毎年10月13日には、酒や醤油など醸造の神様として神殿に酒を供え、酒造関係者がその年の成功を祈願する。
酒造りの神様、佐香神社も宍道湖近くにあった
酒造りの神様、佐香神社も
宍道湖近くにあった

/問い合わせ 平田市観光協会 TEL 0853-63-0893

●大根島

中海の真ん中に浮かぶ周囲10kmほどの島。大昔火山作用によって海底から噴出しできた台地状の火山島だ。最高地点が公民館の建つところで、約40mしかないという。

大根島への橋
大根島への橋
中海で見た浜千鳥
中海で見た浜千鳥

●竜渓洞

この島のほぼ中央部に2つの溶岩トンネルがある。昭和のはじめ、道路工事の際に発見された。内部は珍奇な形状のことから竜神のすみかになぞらえ「神溜り」と呼んでいる。

洞窟の中は鍾乳石や玉滴石などが見られ、僅かに流れる水の中には「キョウト・メクラ・ヨコエビ」が生息している。最大5ミリの小さな白い生き物だが、光のない洞窟に棲むために目がない。「エビの名前は立派な学術用語だから仕方がないよ」と火山洞窟学会の門脇和也氏がいった。
普段は、この洞窟には入れないが、たまたま門脇氏と鳥取大学生の研究グループに出合い、見学させてもらった。
竜渓洞は国の特別天然記念物でもある。
/TEL 0854-22-2151
大根島の溶岩洞窟は噴火口跡だった
大根島の溶岩洞窟は噴火口跡だった

●薬用人参

大根島は日本一の薬用人参(朝鮮人参)の生産地である。その歴史は古く奈良時代の書物の中には朝鮮から渡ってきたことが示されている。その時の権力者の間で珍重され15世紀には人参の貿易が盛んに行われるようになった。
そして1700年代には国産の人参が市場に出回ると、松江藩は大根島で人参栽培を許可した。火山性の島の土壌は人参栽培に適し、清国へ輸出するほど大量に生産するようになった。
人参栽培の島の名前が“大根島”(ダイコンじま)とは面白い。高価な人参は松江藩の財源でもあった。中海の真ん中とはいえ、盗難防止のため人参とは関係のない大根の名をつけたのだと、地元の人が教えてくれた。故に日本中で野菜の名前の島はここだけだそうだ。

●由志園

広大な池泉を廻る山水の庭、滝から流れ出るせせらぎ、夏は松の緑、秋は紅葉。四季を通じて花が楽しめるが、とくに一年を通して咲かせる牡丹が見事。日本庭園もスケールが大きい。
薬用人参は昭和35年(1960)が生産量のピークで、いまは3分の1に減少、安い中国産に取って代わられたというが、この人参で莫大な富を得た人物によって昭和50年(1975)、8年の歳月をかけて完成した庭園。
/入園料 500円、TEL 0852-76-2255

大根島・由志園のレストラン
大根島・由志園のレストラン
温室でも牡丹を咲かせている
温室でも牡丹を咲かせている

●美保関

細長い島根半島の東端。リアス式の海岸沿いは美しい入り江が沢山ある。また美保湾沿いから伯耆大山の雄姿を望む景勝地が広がる。

新雪の伯耆大山と隠岐への船
新雪の伯耆大山と隠岐への船
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)

宍道湖のシジミ漁
宍道湖のシジミ漁

美保湾の男女岩
美保湾の男女岩
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)

美保港では全ての船が廻船用井戸を使った。美保神社の前にある
美保港では全ての船が廻船用井戸を使った。
美保神社の前にある


美保神社のご祭神は二人。一人は大国主命の御后(おきさき)、美穂津姫命(みほつひめのみこと)で、高天原から稲穂を持ち導いたと伝えられ、農業及び子孫繁栄の守り神。もう一人が大国主命の別の妃の子「ゑびすさま」でしられる事代主神(ことしろぬしのかみ)である。漁業・商業をはじめ広く生業の守護神として親しまれている。各地にある「ゑびすさま」を祀る神社3,385社の、ここは総本社でもある。
古来「ゑびすさまは鳴り物がお好き」との信仰があり、おびたたしい数の楽器が奉納されている。中には日本最古のアコーディオンなどもあり、その内846点が、国の重要有形文化財に指定されている。
大社造の本殿を左右2棟通しでつけるという特殊な様式の建物は重要文化財に指定されている。

船乗り、漁民の信仰が厚い美保神社
船乗り、漁民の信仰が厚い美保神社
美保神社本殿。風格もある
美保神社本殿。風格もある

●青石畳通り

美保神社鳥居下から、隣接する仏谷寺まで続く、石畳は江戸時代に敷かれたもので、狭い道幅いっぱいに家々の軒が並ぶ。旅籠・鍛冶屋・料亭などがあったことを示す看板がある。

美保関の青石畳通り。かつては太鼓、三味線が響いた遊興の通り
美保関の青石畳通り。かつては
太鼓、三味線が響いた遊興の通り

とれたばかりの魚を干物にして売る店
とれたばかりの魚を干物にして売る店

●美保灯台

かつての美保関灯台守の住居(左)はレストランになっている
かつての美保関灯台守の住居(左)は
レストランになっている

明治31年(1898)に完成した山陰最古の灯台で、珍しく宿舎や研究所が併設された瀟洒なもの。世界灯台百選に選ばれている。建物の一部はレストランになっている。
この灯台のある島根半島の最東端の地蔵崎は、晴れた日には日本海に浮かぶ隠岐の島々を望むことができる。
古くは「美保之碕」と呼ばれ、出雲国風土記の国引きの伝説では、「美保之碕は北陸地方から、日御碕は朝鮮半島から引いてきた」と伝えられている。

灯台の脇には鳥居があり、この鳥居から約3km先に浮かぶ島を「沖之御前」、眼下に横たわる島を「地之御前」といい、共にゑびすさまの魚釣りの島と伝えられている。なるほど、ゑびすさまといえば、鯛を担がれている。美保之碕は、現在も美保神社の境内だ。

大黒様が釣りをした美保之碕
大黒様が釣りをした美保之碕
さすが大黒様が釣りをした岬の美保神社には、巨大な鯛の絵馬
さすが大黒様が釣りをした
岬の美保神社には、巨大な鯛の絵馬


●メテオプラザ

半島の日本海側にある宇宙と海をテーマにした体験型のミュージアム。施設建設のきっかけは、平成4年に美保関町の民家に落下した隕石から。「美保関隕石」と名付けられた。館内の目玉として、隕石が展示されている。
光と音と映像による宇宙空間が演出されたメテオミュージアムやリラックスルームなどがある。またタラソテラピー効果があるという海水を利用した温水プールがある。
美保関隕石が展示されるメテオプラザ
美保関隕石が展示されるメテオプラザ
/入館料 600円、 温水プール 800円、リラックスルーム(25分)1,000円
  TEL 0852-72-3939

●水木しげる記念館

境港市は鳥取県の北西部、弓ヶ浜半島の北端の位置する。東は美保湾、西は中海、北は境水道を隔てて島根県松江市に接する漁業水産の町。その中心部に妖怪たちが集まるところがある。
マンガ「ゲ・ゲ・ゲの鬼太郎」でお馴染みの、水木しげる氏のふるさと。幼い頃、近所に住む「のんのんばあ」から不思議な話を聞き、目に見えない世界に心ひかれ、妖怪を想像したという。妖怪研究者であり、冒険家でもある作者のすべてを集めたところ。
館の前通りは“水木しげるロード”と命名され、86体の妖怪たちのブロンズ像が並ぶ。商店街には鬼太郎グッズなどを売る店もある。

境港の水木ロード
境港の水木ロード
境港の水木しげる記念館
境港の水木しげる記念館



○ニッポンレンタカーの車種・料金

詳しくは車種・料金一覧表をご覧ください。

○鳥取県、島根県のニッポンレンタカー営業所

ニッポンレンタカー ホームページの営業所検索で、鳥取県島根県の営業所リストをご覧いただけます。


しまね観光ナビ
島根県観光連盟 による。おすすめ観光スポットやモデル観光ルート、グルメ・物産・宿泊情報などを掲載。
出雲観光ガイド
出雲大社をはじめ見どころやレジャースポットを紹介。「いちおし!モデルコース」も見られる。
出雲國神仏霊場
島根・鳥取両県の20の神社仏閣が神仏や宗派を超えて連携する「社寺縁座の会」による案内。

取材:2005年11月