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小江戸・佐原の町並みと
水郷・潮来と霞ヶ浦(1)

ドライブライン

香取神宮本殿 千葉県と茨城県をまたがって流れる利根川、その支流の小野川沿いの佐原町は、江戸時代から河岸問屋や醸造などの商工業者が軒を連ねていた。現在も、隆盛を極めたころの古い商家が多く残され、平成8年、関東で初めての『重要伝統的建造物群保存地区』に選定された。
この佐原町はこうして歴史景観を残す観光地とともに、200年前に日本全国を歩いて測量し、日本地図を作った伊能忠敬氏が、江戸に移るまで50年を造り酒屋として過ごした町でもある。
佐原町から利根川を渡り、茨城県境の常陸利根川沿いは5月中旬から6月中旬に、色あでやかに咲くあやめの花で有名な潮来だ。花の咲く季節には、毎年、公募したカップルが、さっぱ舟と呼ばれる小舟で新郎新婦があやめの水郷を行くというのが、この地方の風物詩にもなっている。
常陸利根川を越えると霞ヶ浦だ。昔は、鮒、鯉、鰻、わかさぎ、どじょうからナマズと自然の川魚が豊だった霞ヶ浦も、今は天然ものが少なくなり鮒や鯉、ナマズの養殖の生け簀が浮かぶ。

佐原町を中心に、美しい町並みを、また、関東開拓の礎といわれる鹿島神宮や水郷の潮来、そして霞ヶ浦周辺ドライブと2回に分けた。


サムネイル1 サムネイル2 サムネイル3 サムネイル4 サムネイル5 サムネイル6

ドライブライン

<コース>
首都高−(関東自動車道)−佐原香取IC−(県道55号線)−香取神宮−佐原町−(国道51号線)−潮来−鹿島神宮−(国道355号線)−玉造−(国道354号線)−土浦市
全行程 約300km、1泊2日

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●香取神宮

佐原香取ICから約3分のところにある。参道には蕎麦、だんごなどの食べ物屋や土産物屋の客引きの声を後に、森に包まれた静かな社へと向かう。

創建は神武天皇のころと伝えられていて、古来より国家鎮護の神として崇拝され『神宮』の社号を持つ下総一の宮。現在の建物は元禄13年(1700)徳川綱吉によって造営されたもの。本殿の朱色の楼門は国の重要文化財だ。
宝物殿には、国宝の海獣葡萄鏡をはじめ、多くの文化財が展示されている。
1月1日の「歳旦歳」にはじまり八十余の祭事があるといわれる神宮は、国運開発、交通安全、海上守護神、さらには縁結び、安産と年中祈願に訪れる人はたえない。
/宝物殿、入館料 300円
香取神宮
香取神宮

香取神宮楼門
香取神宮楼門
香取神宮本殿
香取神宮本殿
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●佐原町

佐原と書いて「さわら」と読む。歴史は古く、古代香取神宮の祭典の時に使用する土器「浅原(さわら)」を造って納めていたことからこの名がついた。現在の佐原の文字は古文書にあったことから「さわら」と読むようになった。
佐原市であった町は、今年3月27日の市町村合併で香取市佐原町となった。

町内の案内表示
町内の案内表示
江戸時代からのソバ屋
江戸時代からのソバ屋

ごま油専門の店
ごま油専門の店
蔵造りの乾物屋は2階の窓が看板代わり
蔵造りの乾物屋は2階の窓が看板代わり

三菱館。今は案内所になっている
三菱館。今は案内所になっている
切り絵の店「嬉風堂」には小野川沿いの風景が沢山ある
切り絵の店「嬉風堂」には小野川沿いの
風景が沢山ある
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佐原町は「秩父の夜祭り」「川越まつり」と並んで、関東三大山車祭りといわれる、夏と秋の山車祭りで有名なところ。また江戸時代中期から利根川の水運業で栄えた町は、かつての賑わいを「江戸まさり」ともうたわれ、明治、大正、昭和と継がれた当時の建物を多く残す。小野川周辺の商家や蔵の町並みは『重要伝統的建造物群保存地区』として人々に大切に守られている。
古い看板を掲げた蔵店は昔ながらの、商いを続けている店もあり、のれんをかけた和風の小物や菓子、食べ物などの品物を並べる店が多い。そんな中、タイヤが積まれ車の部品を扱う店があった。黒瓦屋根に漆喰の蔵造りの店先の、そのミスマッチが面白い。
昔を偲ばせる商家
昔を偲ばせる商家
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佐原で最古の本屋
佐原で最古の本屋
キセルで一服1銭なりの看板
キセルで一服
1銭なりの看板

古いタバコの広告
古いタバコの広告

かき餅を焼く
かき餅を焼く
ワカサギの佃煮は水郷名物
ワカサギの佃煮は水郷名物

●伊能忠敬旧宅と記念館

町の中心部、小野川にかかる「忠敬橋」の袂にある旧宅は伊能忠敬が50歳で江戸へ出るまでに住んでいた家である。佐原の名主・村方後見を務め、家業は酒造りや米の売買を営む大きな商家であった。現在は建物と庭を残すのみだが、忠敬が当主として過ごした部屋や自ら設計したという書院などがそのままになっている。

忠敬自ら設計したと言われる書院
忠敬自ら設計したと言われる書院
生家内にある忠敬像
生家内にある忠敬像

樋橋から水がこぼれる
樋橋から水がこぼれる
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忠敬生家の前は小野川巡りの船着き場
忠敬生家の前は小野川巡りの船着き場

旧宅の前にかかる樋橋は小野川の対岸に流す農業用水路を兼ねた橋で、流れを調節するために小野川に放水する仕掛けにもなっている。いまは観光用に午前9時から午後4時まで30分おきに放水している。小野川に流れるこの水の音は『日本の音風景100選』に選ばれている。
橋の下には「町並み舟めぐり」の船着き場がある。小野川の舟運を軸として発展した佐原の町を舟から眺めてこそ、商都の本物の姿を見ることができると、客待ちの船頭がいう。川岸に植えられた、芽吹いたばかりの柳が風にそよぎ、江戸の風情を伝える。

川沿いは柳の新芽がきれいだった
川沿いは柳の新芽がきれいだった
小野川巡りの観光船
小野川巡りの観光船

蔵造りの家が並ぶ
蔵造りの家が並ぶ
小野川に沿う古い商家
小野川に沿う古い商家

樋橋を渡った対岸に「伊能忠敬記念館」がある。
江戸で、天文方高橋至時の弟子となって方位観測、天文、歴学などを学び、55歳で北海道南岸の測量をし、71歳まで日本全国の測量を行った。その間、歩いた距離は3万5,000km。地球を約一周したことになるというのだから凄い。忠敬は73歳で亡くなったが、3年後、弟子たちによって我が国最初の実測の日本地図をつくりあげた。
忠敬記念館に展示されている測量器具
忠敬記念館に展示されている測量器具

文政4年(1821)完成された「大日本沿海興地全図」は現在の地図と比較しても、実に正確なことに驚かされる。実物は東京国立博物館にあるが、複製された地図や重要文化財でもある測量に使った道具 などが展示されている。
/入館料 500円、TEL 0478-54-1118

●山車会館

町ごとに競いあって作った山車が佐原の町を練り歩く、勇壮な祭り「佐原の山車大祭」は江戸中期ごろから始まったという。平成16年には、国指定 重要無形民俗文化財となり山車が繰り広げる豪華絢爛な祭りは夏と秋に行われる。平成18年は、7月14〜16日の夏祭りと、10月13〜15日の秋祭りだ。24基ある山車だが、夏には10基、秋には14基が町に繰り出す。
それぞれの山車の重さは3〜4トン、高さは高いものでは7mもある。今のような飾り付けになったのは江戸の終わりから明治にかけて、江戸より人形作りの職人の技が伝わってからだそうだ。歴史上の人物から神話の世界の主人公などさまざまだ。
館内には4基の山車を交替に2基展示されている。
/入館料 400円、TEL 0478-52-4104

山車会館に展示されている山車
山車会館に展示されている山車
山車に飾られる為朝の武者人形
山車に飾られる為朝の武者人形

小野川沿いの町並みを出て国道51号線を入ると、間もなく利根川にかかる「水郷大橋」を渡る。三国山脈の丹後山(標高1,809m)付近に源を発し、関東平野の中央部を貫流して銚子市で太平洋に注ぐ。かつては肥沃の土を運んだ利根川も、今は高い堤防が築かれ、川幅も狭くなったが、長さでは信濃川に譲るとしても、流域面積は日本一の大河である。その豊かな流れは河口に広い水郷地帯をつくった。

利根川の土手は広々としていた
利根川の土手は広々としていた
大利根博物館でこの地域の歴史も分かる
大利根博物館でこの地域の歴史も分かる



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佐原観光協会
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ちばの観光まるごと紹介
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取材:2006年4月