世界ラリー選手権(WRC)後半戦開幕
ドイツ・ラリー

ドライブライン

今年もラリージャパンが近づきました。帯広市を中心に世界のトップ・ラリーストが極限のテクニックを駆使、十勝の山や丘陵を駆け抜けます。ニッポンレンタカーではF1と並ぶ世界の大イベントを今回も後援することになりました。後半戦開幕のドイツ、続くフィンランドとラリージャパン直前の2戦をレポートしていきます。

アクロポリスのソルベルグ
アクロポリスのソルベルグ

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世界ラリー選手権(WRC)は約2ヶ月の“夏休み”を終え8月11日から13日のドイツ・ラリーで後半戦に入る。シーズン3度目、最後のアスファルトでの戦いは77台がエントリーした。ドイツに続きフィンランド、続いてはラリージャパン(9月1〜3日)が控えている。

巻き返しを狙うスバルはエース、ペター・ソルベルグ(ノルウェー)の他、舗装路を得意とするステファン・サラザン(フランス)を第2ドライバーとして起用。クリス・アトキンソン(オーストラリア)はスバル・オーストラリア・ラリーチームからの出走となる。
クロノス・シトロエンはチャンピオンセバスチャン・ローブ(フランス)は不動。ダニエル・ソルド(スペイン)が、クサビエール・ポンス(スペイン)に代わってセカンドドライバーに座った。
フォードは前半と変わりなく、マーカス・グロンホルム、ミッコ・ヒルボネンのフィンランドコンビが走る。

今シーズンの前半は緒戦のモンテカルロ、第2戦のスウェーデンをグロンホルムが連勝。フォード強、の開幕だったが、メキシコからサルディニアまでローブが5連勝して安定した実力を見せつけた。アクロポリスで前半の8戦を終了した段階で、ローブは5勝、2位3回と完璧に近い形でポイント獲得を続けてきた。
ライバルとなったのはグロンホルムで、合計3勝。グロンホルムが勝った3回ともローブは2位になっているので、ポイント差は大きく開き、ローブ・77点、グロンホルム・45点となっている。例年、トップ争いに加わるスバルのソルベルグは優勝なし。メキシコ、アルゼンチンの2位が最高。アクロポリス、カタルーニャで7位でポイントを獲得しているが、タイトル争いには遠く及ばない状況になっている。
「車はいい方向に進化している。全力でポイントを取りに行く」とソルベルグはいつも話しているが、結果はともなわない。ラリージャパンを9月に控え、スバルの奮起が期待される。

○…ドイツ・ラリーにディーゼル・エンジン車4台が出走する。BMW120・2台、オペル・アストラ、シュコダ・ファビアで、欧州でのディーゼル車人気と連動した形だ。もちろんプライベート出走だが、主催者はディーゼル燃料を準備しないため、移動ルートに沿ったガソリンスタンドで、給油できるように配慮することにしている。
これまでもプライベーターは独自で一般のスタンドで給油する例は多かったが、今年のは給油できるポイントがない場所のルートに含まれている。


中島祥和
取材:2006年7月