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小田原城とその周辺



小田原城は戦国時代関東一円を治めた北条家五代の居城であったところ。復元された天守閣、常磐木門、銅門などがある他、かつての城内には「歴史見聞館」をはじめ小動物園、遊園地などもあり、大人ばかりか小さな子どもまで楽しめる行楽地の穴場といえる。
また、近くには小田原に住んだ北原白秋や小田原出身の文学者などを記念する「文学館」や「白秋童謡館」がある。穏やかな日には相模湾の静かな冬の海辺を散歩するのも、なかなか良いものである。





東名高速厚木IC−小田原厚木道路−小田原IC−(国道1号線)−小田原市内−箱根湯本−小田原厚木道路−東名高速
(関西方面からは東名高速大井松田ICを降り国道255号を南下して小田原市内へ)
全行程 約200km、日帰り。




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●国道1号線から小田原城へ

小田原厚木道路を小田原ICで降り、国道255号を経て市内の国道1号線を箱根方面に辿ると、小田原城の入り口が右手に見えてくる。
城内へはいくつかの入り口があるが、国道からはここが分かりやすい。
駐車場はバスと一般車に分かれていて、一般車は城を前に左だ。
最初の1時間300円、その後30分につき100円。周辺には駐車場がないので近くのみどころへ行くにもここを利用したい。

●小田原城

この城の前身は室町時代、大森氏が築いた山城で、のち戦国大名北条氏の居城となった。
豊臣氏に滅ぼされるまで 五代約100年 、関東支配の拠点として繁栄した。
この間、上杉謙信、武田信玄等の来攻の度、大修理、整備工事が行われ堅固な城として完成されていった。
天正18年(1590)には豊臣秀吉の侵攻に備え大外郭が完成。しかし、威風堂々堅固を誇った城も豊臣氏によって落城、北条家は滅亡した。
その後、徳川家康の家臣大久保忠世が入城、20数年後には初期天守閣が建設されるが、城の規模は縮小された。そして寛永10年(1633)の大地震で城は大破。再建されたが、再び襲った元禄の大地震で天守閣や櫓などが倒壊した。
二度にわたる地震のあとも天守閣などは再建され、明治3年(1870)の小田原城廃城。売却解体されたあと、大正12年(1923)三度目の大地震により残された石垣までが崩壊したという悲運の城だ。

しかし、昭和初期には平櫓が復元されたのをはじめ、昭和30年代から天守閣や常磐木門、そして平成9年には銅門が復元されるなど、江戸時代の小田原城の姿がよみがえりつつある。
宝永年間の天守閣再建の際、検討用に作られたという二十分の一の天守閣の極めて精巧な模型が展示されている。現天守閣はこの模型を基礎資料として再建された。
外観を江戸末期の姿に、内部は資料館として、小田原の歴史や城に関するものが展示されている。
天守閣4層(4階)の展望台からは小田原の町並はもちろん丹沢、箱根連山、相模湾が一望でき、これからの空気の澄んだ季節は、伊豆半島や大島、さらに遠く房総半島まで見渡せる。
/入場料 400円、TEL 0465-23-1373

●小田原城歴史見聞館

城址公園二の丸跡にあり、戦国、江戸時代そして現在までの小田原城の歴史を目と耳で楽しむことのできる、体験型の情報館だ。
館内は「北条五代」、「江戸時代」、「ウエルカム」、「小田原情報」と4つのゾーンで構成され、それぞれが模型や映像などで分かりやすく説明されている。
中でも北条五代ゾーンは必見だ。
戦国大名・北条早雲の国盗り物語を影絵の紙芝居風の映像で紹介する「からくり紙芝居」や、北条氏康の武名を高めた「河越夜戦」を再現した「書き割り人形芝居」も面白い。さらに興味深いのは、豊臣秀吉の小田原攻めに対抗するための軍議の様子を再現した「ミニシアター」だ。本物そっくりに作られた人形が演じる城主北条氏政と重臣たちの緊迫したやりとりは見応えがある。上演時間は約6分間。
また、江戸時代ゾーンには、東海道屈指の宿場町だった小田原の町並が再現されている。
/入場料 300円(天守閣との共通券600円)、TEL 0465-23-1373

●小田原城址公園

かつての本丸跡には小動物園があり、日本猿や鳥類の他、ゾウが一頭飼育されている。
このゾウの名は“梅子”。昭和25年「小田原こども博覧会」の開催の折りインドの当時のネール首相から贈られたゾウで、当時3歳だったというから今年で53歳。日本では3番目の長寿、長い間日本の子どもたちに愛されてきたゾウだ。
天守閣の西側には遊園地があり、子どもの電車をはじめいくつかの乗り物がある。どちらかというと、小さい子どもたちの遊び場だ。

2月には梅まつりがあり、4月は桜の名所百選に選ばれた城址公園の1,000本ものソメイヨシノが一斉に咲く。
また、2,000本のツツジや城内の二宮神社に誇る天然記念物の藤“御感の藤”とみどころがある。この美しい藤の花の咲く5月には、小田原市の最大のイベントである北条五代まつりが行われる。
春から初夏にかけての公園は首都圏からも多くの人が訪れ賑わうというが、今は人も少なくのんびりと散策を楽しむことができる。

城から徒歩15分ほどのJR小田原駅前には、天正18年(1590)秀吉の侵攻によって開城した小田原城主北条氏政とその弟氏照の墓所がある。この墓所は二人が自害した場所でもある。城と合わせて訪れるとよい。

●白秋童謡館と小田原文学館

小田原城から徒歩で10分ほど海岸へ向かったところにある。駐車場もあるがあまりスペースがないので注意。
桜並木の閑静な住宅街の中にある。昭和12年、スペイン風様式で建てられた元宮内大臣田中光顕の別邸を、建物の保存を兼ね文学館として利用している。
1階は北村透谷など小田原出身の文学者、2階は北原白秋など小田原にゆかりのある文学者などの著書、原稿、遺品などの関連資料を展示している。広い庭園の続きには白秋童謡館が併設されている。
/入館料 250円、TEL 045-22-9881

●御幸浜

文学館から海辺へは近いが、海岸ぎりぎりを走る西湘バイパスの高架道路を越えるため少し遠回りしなければならない。しかも車では通行できないので徒歩となる。
文学館から国道1号線に出て大磯方面に信号2つ目を左折、住宅街を抜ける。御幸浜への標識があるが、美しい浜へ出る道は西湘バイパス高架の下をくぐる。人が歩くのにも結構苦労する。
浜は弓なりに弧を描く砂浜海岸で、そぞろ歩けば沖を行き交う小舟と冷たい潮風が情緒を誘う。

小田原といえば 「蒲鉾」 が名物だ。海辺への道には老舗の蒲鉾製造の店がいくつかある。全国的に知られている有名店もあるが、地元の老舗の味はやはりうまい。自分の目と味覚で買い求めるのも旅の楽しみだ。

●早雲寺

国道1号線箱根湯本のわずか手前、三枚橋の信号を左折、早川を渡って箱根旧街道へ入ると間もなく早雲公園と早雲寺の史跡表示板を見る。それに従って入ると街道脇に湯本観光駐車場がある。ここを利用する。
鬱蒼とした森の中にひっそり佇む白壁の寺は 北条氏五代 の菩提寺だ。大永元年(1521)父早雲の命により二代北条氏綱によって建立されたもの。
境内の枯山水の庭園は、早雲の三男である葛山三郎(北条幻庵)の作といわれている。この庭園の池の周辺は珍しいヒメハルゼミの棲息地でもある。

その庭園を望む寺の裏には、北条五代の墓があり、5つの墓石が並ぶ。近くには漂泊の詩人飯尾宗紙の墓と句碑がある。その他古い墓も沢山あり、この寺の歴史を感じさせる。
また、寺宝には重要文化財の早雲の画像があり、境内にある梵楼もまた文化財だ。
寺の裏手は早雲公園で、園内には松やシイの木林の中を通る散策路があり、あずまやなども整備されている。あずまやがあるところからは湯本の温泉街が一望できる。

小田原や箱根周辺は戦国時代から江戸時代にかけての歴史探索には事欠かないし、その上、温泉という魅力に満ちたところでもあり、四季を通しての楽しみがある。それぞれの好みによっての旅がある。これからの季節、年末年始を除けばゆっくりと温泉を絡めたドライブが楽しめるはずだ。



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小田原市
行政情報や観光案内など。「小田原百科事典」にはさまざまな情報があり、北条五代についても詳しく分かる。
かまぼこホームページ
小田原蒲鉾水産加工業協同組合によるホームページ。かまぼこの歴史や名前の由来、製法などを掲載。

取材:2000年12月