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夏だ!! 北海道へ行こう1
〜釧路湿原から納沙布岬への旅〜
<後 編>



釧路から根室へは、国道44号線を辿るのもいいが、今回は幹線道路を避けて海岸寄りの道道を厚岸へと向かった。
市街を過ぎると間もなく原生林の中へと続く道を辿る。内陸の原生林とは異なり海沿いのせいか樹木は小ぶりだが、下草の笹薮からいまにもヒグマが出てきそうな深い樹林帯だ。




釧路空港(レンタカー)−釧路湿原−釧路−厚岸−霧多布−根室−納沙布
全行程 約200km、1泊2日




<ルート付近のリンクポイントの地名をクリックしてみてください>



●根室への道

2車線の舗装道路は行き交う車も稀で、快適なドライブウェイだ。
この道は通称「北太平洋シーサイドライン」という。
地図上には崖下の海岸に「タコ岩」「ローソク岩」という名所が記されている。
この崖を下る道は浦雲泊と書いてポントマリと読む地に続いていた。昔は漁船などが出入りした港だったそうだが、いまは漁師の住む民家数軒があるだけだ。

「あれがタコ岩とトド岩、向こうにあるのはローソク岩」と教えてくれた老人は「こんなところにはあまり人は訪ねて来ないが」といいながら、「この間までローソク岩は2本あったが、数年前のあらしで1本倒れてしまった」ことなど話してくれた。誰もいない海辺にポツンと立つ3つの岩に太平洋の荒波が砕け散っていた。

●厚岸

おおつぶの牡蠣がとれることで有名な厚岸から再び海岸線を辿ったが、あいにくの濃霧となった。
厚岸郊外のチンベノ岬付近には「あやめが原」がある。あやめの花が一斉に咲く夏(6月下旬から7月)、ヒオウギアヤメがあたりを紫色に染める。晴れ上がった空の下より薄い霧の中で見る紫の花は、いっそう神秘的とか。
岬には展望台があり、コシジロウミツバメやオオセグロカモメなどの繁殖地である大黒島が見える。旅するあなたの幸運を祈ろう。

●琵琶瀬展望台


琵琶瀬展望台の駐車場へ入る。
ここは霧多布湿原を眺める景勝地。湿原の中を蛇行する琵琶瀬川を眼下に眺め、霧多布湿原の広がりを見渡す。
かつては海だったところが陸地化し、泥炭地質が広がって形成された湿原だ。
丹頂鶴の飛来地でもあり、水生植物が群生する大小の湖沼が点在する。海側の草原には馬が放牧されている。ラムサール条約登録湿地でもある。
6月下旬ごろから湿原はエゾカンゾウをはじめ、ヒオウギアヤメ・トウゲブキなど沢山の花が咲く。ここは見逃すことのできない道東屈指のビューポイントである。

●霧多布岬

浜中町霧多布の市街地付近から琵琶瀬湾と浜中湾との間に突き出した霧多布岬には展望台があり、駐車場もある。ここからゆるやかに弧を描く浜中湾の景観を一望できる。
これより徒歩で灯台の脇を抜けて、岬の先端、断崖の突端まで行くことができる。
その灯台周辺の狭い斜面にも色とりどりの花が咲き、小道の先、太平洋に浮かぶいくつもの岩には多くの海鳥のほかアザラシも姿をみせる。

霧多布から浜中湾の静かな入り江を辿る、その名も「なぎさのドライブウェイ」から再び太平洋を車窓に見ながら「北太平洋シーサドライン」を根室へ向けて走る。
途中、落石(おちいし)岬の丘陵に国の天然記念物に指定されている自生のサカイツツジ群生地がある。開花は6〜7月にかけて。ぜひ寄ってみたいところである。
また、この先の浜松海岸は砂浜が数kmにわたって続き、沖合いにはアザラシやラッコの繁殖地であるユルリ島とモユルリ島が浮かぶ。この2つの島は北海道の天然記念物の指定を受けている。

●根室花咲港と車石

根室市の太平洋側に面した花咲岬も根室を代表する景勝地だ。
岬に立つ花咲灯台下の断崖には、車輪のような形をした直径6mの奇岩がある。
断崖の下まで遊歩道があり、下から見上げると、なるほど車輪に見えて納得。

●納沙布岬

根室市から約25km。日本最東端の岬だ。
東経145度49分。つまり日本一日の出が早いというわけである。
沖には歯舞諸島の貝殻島や水晶島を望む。この日は雨と霧で北方の島を見ることができなかったが、周辺には北方領土の歴史や自然などを伝える「北方館」で島の様子などを知ることができる。
また、北方領土返還を祈願するモニュメント「四島のかけ橋」があり、「祈りの灯」が絶えることがなく燃え続けている。
岬の先端に建つ灯台は明治5年に点灯された道内で一番古い灯台だ。そのほか根室市の観光物産センターや土産店や食堂なども多くある。
/北方館 TEL 01532-8-3277

半島をぐるりと一周する道道の根室湾側の道沿いは、北方原生花園で100種類もの花々が咲き乱れる。見頃は6〜7月。

●風連湖

白鳥の飛来地として知られるこの湖は、周囲が64kmもある海水の混じる汽水湖。
白鳥を観察できるポイントがいくつかあるが、根室半島の付け根、国道44号線沿いにある「白鳥台」は2000年4月にオープンしたばかりの駅の道「スワン44」だ。
ただし、白鳥の飛来は10月下旬頃で、シベリアから毎年1万〜2万羽も飛来する。全国からこの豊かな自然の光景をフィルムに収めようと、大勢のカメラマンたちがやってくるという。
湖面に向かって総ガラス張りの大きな施設は白鳥観察の場所として新名所になる、と地元の人は胸を張る。夏は湿原の植物や湖を眺めながら一休み。双眼鏡や望遠鏡が設置されているほか、ゆったりとしたレストランもある。
/根室市役所商工観光課 TEL 01532-3-6111




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根室市
「ねむろ散策マップ」は市街地編と半島編。学芸員おすすめの自然やノサップ岬インターネットカメラもある。
根室市観光協会
「根室十景」「根室なんでも日本一」などの観光情報やイベント、宿泊施設情報などを提供。
根室市総合ガイドブック夢幻行
同名の冊子のインターネット版。景勝地や歴史、祭り、アウトドアライフ、宿などを紹介。

取材:2000年5月