ニッポンレンタカーHOME > 旅のお役立ちガイド > ドライブガイド > 春の那須塩原から鬼怒川へ

春の那須塩原から鬼怒川へ



今年も暖冬だったとはいえ、やはり春は待ち遠しい。その春はもうすぐそこに。そこで春一番のドライブに今年は栃木県那須塩原を訪ねてみた。
東京から近いとあって人気の高い塩原温泉と湯治場として知られた奥塩原温泉。
どちらも“いい湯”だが温泉三昧の間に車での散歩はどうだろう。国道400号線から奥塩原を経由、鬼怒川へと抜けるドライブウェイ「日塩もみじライン」は格好のコースだ。ここは“もみじライン”の名のごとく秋に色染めて散った樹木が芽吹く。春から初夏にかけて落葉樹特有のやさしい葉が萌黄色の柔らかな葉たちが春風の中で繊細な色彩を放つ。
冬はスキーヤーで賑わう鶏頂山付近からの眺めもよく、日光や群馬の山並みが見渡せる。
東北自動車道、西那須野塩原ICから鬼怒川温泉まで約55km。鬼怒川から日光江戸村、フラワーパーク、ウェスタン村などを経て今市市へは約20kmだ。




JR東北新幹線 那須塩原駅(レンタカー)−塩原温泉−(国道400号線)−奥塩原 新湯温泉―日塩もみじラインー鬼怒川温泉―(国道121号線)−今市市
全行程 約90km1泊2日




<ルート付近のリンクポイントの地名をクリックしてみてください>



●那須千本松牧場

東北新幹線那須塩原駅前でレンタカーを借り、国道4号線を南下して右折。西那須野町から塩原へと続く国道400号線沿いにはいくつかの遊び場と景勝地がある。
東北自動車道西那須野塩原ICからすぐのこの千本松牧場は、明治26年(1893)の開業と日本の近代酪農としては長い歴史を持つ。

那須連峰を望む広大な敷地には600頭近い乳牛の放牧とともに、乗馬場、ふれあい小動物園から釣り堀まで家族や仲間で楽しめる施設がある。
併設するレストランでは、牧場ならではの新鮮な牛乳からできるアイスクリーム、チーズ、バター製品が食べられ、体験コーナーでは自分が作ったバターを茹でたてのジャガイモにたっぷりぬって食べるということもできる。
広い緑の牧場だけでも開放感があって、その上、雪の那須連峰の眺めとおいしい空気は、長い冬、暖房のきいた部屋にこもっていた人々にとって心身ともにリフレッシュされるだろう。
/入場無料(駐車場も無料)/TEL 0287-36-1025

牧場から約5km、塩原温泉と那須町方面への分岐点に「道の駅 湯の香しおばら」がある。
数年前までは全国的にもまだ少なかった「道の駅」だが、飛躍的に数も増え、ドライブには欠かせない存在になったといえる。お手洗いがあること。土地の産物が展示即売されていること。休憩所やレストランがあること。土地の案内所や当日の宿探しをしてくれるところもある。すべてがこれらを満たしているわけではないが、基本的な施設はどこにでもある。
ここへ立ち寄れば、その土地のことはおおよそ知ることができるし、もっと知りたければ、案内所で訊ねるかここで働く人に声をかけるとよい。働いている人のほとんどは土地の人だから、たいていのことは教えてくれる。
これから春にかけての名物は栃木いちごだ。大根は冬だがまだ出荷されている。見たこともないほど太くて大きな大根がたったの100円。
「道の駅」裏には花栽培農家があり何棟もの温室にはカーネーションがいっぱい。観光農園ではないそうだが、花を3〜4個つけたカーネーションが一本80円だった。

○もみじ谷大吊橋


塩原渓谷を流れる箒川下流にある塩原ダムに平成11年4月に完成したという吊橋。
橋げたのない無補剛桁歩道吊橋としては、全長320mと日本一長いというのが自慢の観光用の橋だ。利用料金を払って対岸に渡れるが、そこから先には道はなく、公園と売店だけがある。
しかし、吊橋を渡るスリルと足元に見る清流を集めた湖面と吊橋を囲む雄大な塩原渓谷の四季の景観が楽しめる。湖面上の散歩とでもいうのだろうか。
ここよりわずか1kmほど上流にもう一つ、「回顧(みかえり)の吊橋」がある。「景観の美しい塩原の渓谷をもう一度振り返る」ということから名づけられたという。全長100mと長さでは、もみじ谷大吊橋には遠く及ばないが、渓谷美では勝る。
/利用料300円/駐車場無料
/問い合わせ 塩原町役場観光課 TEL 0287-32-2914

●塩原温泉郷

東北自動車道西那須野塩原ICから約15km、 箒川の渓谷沿いに湯けむりを上げる塩原温泉郷は湯元が11ヶ所もあり県内きっての温泉どころ。
四季の渓谷の美しい清流のほとりに古くからの温泉旅館が建ち並び、またいくつかの公共の湯もある。ほとんどが素朴な佇まいの混浴の露天風呂だ。静かな昔ながらの温泉街で、明治初年創業という旅館「清琴楼」は文豪 尾崎紅葉が投宿し金色夜叉を執筆したところ。「紅葉の間」としていまも本館に残る。
最近は団体客が減り、昔の湯治感覚の老人客が多くなったという。それに合わせた安い料金とくつろげるスペースのある宿へと変わりつつあるそうだ。多くの旅館では日帰り入浴が可能。700〜1,000円。
もちろんゴルフ客(那須方面にはゴルフ場が多くある)や会社の接待に利用されるそれなりのポリシーをもつ 老舗の温泉旅館 もある。
/問い合わせ 塩原温泉観光協会 TEL 0287-32-2512

●奥塩原温泉

塩原温泉を抜けて有料道路(奥塩原温泉までは無料)「日塩もみじライン」を上ること約5km。奥塩原温泉とは新湯温泉、元湯温泉などの総称。
山道を上りはじめると硫黄の臭いがプンと鼻をつく。
源泉をいくつも持つ塩原温泉だが、そのほとんどは塩化物・炭酸水素塩素の無色透明な湯なのに比べ、新湯温泉は爆裂噴火口から直接湧く硫黄分を沢山含んだ乳白色の湯だ。民宿を合わせても数件の宿しかない。
そのうち、2軒が「日本秘湯を守る会」の 温泉宿 で源泉からの湯は、桧の湯槽に溢れている。最近は循環式で沸かしの湯が多い温泉宿にはガッカリさせられるが、ここは正真正銘の天然の湯だ。

新湯より少し山を下った箒川の支流赤川渓谷沿いに元湯温泉(写真)がある。静かな山間でのんびりできる温泉だ。
/問い合わせ 塩原温泉観光協会 TEL 0287-32-2512

●日塩もみじライン

新湯から7〜8kmのところに4つのスキー場がある。
手前からハンターマウンテン塩原、エーデルワイス スキーリゾート、鶏頂山スキー場(写真)、それに峠を越えてメイプルヒル・スキーリゾートだ。いずれも鶏頂山(標高1,786m)を中心とした山中にあり、日光国立公園の山々を望む明るいゲレンデだ。ハンターマウンテンを除いては小規模なスキー場だが、東京圏から近いので日帰り客も多い。

鶏頂山を越えると、道はヘアピンカーブの連続で一気に下る。
春から初夏にかけての新緑と秋の紅葉は見事で、木々の間に見え隠れする山並みが山岳ドライブの醍醐味を感じさせてくれる。このもみじラインは古く、鬼怒川と塩原を結ぶかつての国鉄バスのドル箱路線であったという。

全長約30kmのもみじラインも終わろうとする最後の急なカーブに「太閤おろしの滝」(写真)という名所がある。
カーブの下に駐車場があり、そこから徒歩2分ほどのところに深い峡谷に落ちる3段の滝がある。
滝の豪快さもさることながら樹木の中の大きな滝壷にたたえられた水のなんときれいなことか。流れ下る滝の動と流れ落ちた水の静。またその澄んだ川面の美しさに思わず感動!

もみじラインの通行料620円を払ってゲートを出ると、国道121号線へ。北へ向かえば川治温泉。南は鬼怒川温泉だ。
進路を南へとると間もなく鬼怒川の渓谷美が堪能できる龍王峡自然研究路への入り口がある。全長6kmの自然路は車を降りて急なつづら折れの階段を下っていく。
芽吹く木々、小鳥さえずる春は一層の美しさを増す。ぜひ歩いてみることをおすすめしたい。
/問い合わせ 藤原町観光課 TEL 0288-76-4111

●鬼怒川温泉

鬼怒川沿いに建ち並ぶ高層のホテルや旅館が建ち並ぶ。近年は温泉街特有の歓楽的な雰囲気は影をひそめ、人々は鬼怒川の自然や温泉そのものを楽しむ傾向にある。とくに日帰り入浴の施設を持った温泉が人気だ。
また近くには「日光江戸村」「東武ワールドスクウェア」「ウエスタン村」の人気3大テーマパークがある。
鬼怒川・川治温泉宿泊者にはこの3つのテーマパーク入場券をセットで4,300円で発売。(ただし平成12年6月30日まで。通常料金6,900円)
/問い合わせ 鬼怒川・川治温泉観光協会 TEL 0288-77-2052

国道121号線を鬼怒川より約15kmで日光街道今市市へ出る。これより日光方面へドライブを続けるのもよし。国道461号線を経てJR那須塩原駅へ戻るのもよしだ。



○ニッポンレンタカーの車種・料金

詳しくは車種・料金一覧表をご覧ください。

○栃木県内のニッポンレンタカー営業所

ニッポンレンタカー ホームページの営業所検索で、栃木県内の営業所リストをご覧いただけます。


塩原町
塩原町役場のページ。町の情報や温泉、吊橋、滝などの観光情報、イベント案内などを掲載。
塩原町商工会
企業情報や旅館案内、塩原の天気予報など。メールで塩原温泉の各旅館に直接予約できる。
鬼怒川・川治温泉観光協会
日光江戸村などの観光施設や宿泊施設情報、日帰り温泉ガイド、スキー場や交通情報が見られる。
日本秘湯を守る会とは
「日本秘湯を守る会」のことが紹介されている。ガイドブックも発行されているという。
日本秘湯に入る会
秘湯を中心とした温泉好きの会。各地の秘湯リストや入湯体験記事のほか、情報交換の場もある。

取材:2000年2月