ニッポンレンタカーHOME > 旅のお役立ちガイド > ドライブガイド > 成田山 新勝寺とその周辺

成田山 新勝寺とその周辺



初詣といえば関東では明治神宮、川崎大師、そして成田山新勝寺が昔から参拝客で賑わうところ。
成田山の正式名は成田山明王院神護新勝寺。新義真言宗智山派の別格本山で、平将門の乱のとき、僧寛朝が高雄山神護寺不動堂の本尊不動明王を奉じて、下総で降伏の修法を行ったことにはじまる。江戸時代より庶民階級の信仰を集め、いまも日本各地より参拝者が多く集まる、関東では有数の大寺である。
家内安全、無病息災、災難除けから縁結びまで、幅広い御利益がある。

普段は信仰と無縁の老若男女、とくに若者たちも、初詣となるともろもろの願いを込めて手を合わせ祈る。来年の新年もまた、成田山は、幸せを願う人々で賑わうのである。
そこで、皆で出かけた成田山、その初詣のついでに少し足を伸ばして、新春の下総、北総の国をドライブしてみよう。近くには香取神社もあり、気持ちをあらたにもう一度手を合わせるのもよし。佐原市の古い町並みを散策するのもよし。思い切って銚子へ。冬の九十九里浜で太平洋の大海原を眺めるのもよい。
また、仲間と犬吠埼で初日を拝んでから成田山へという逆コースは若者向きといえよう。



成田から九十九里

湾岸道路経由、東関東自動車道−成田IC−国道51号線で佐原市−国道356号線−銚子市−県道−九十九里浜沿い蓮沼村−国道126号線を経て千葉東金道路−京葉道路−首都高速道路で東京
距離 約230km(日帰り)


<ルート付近のリンクポイントの地名をクリックしてみてください>



●成田山

成田空港ICから成田市方面へ。国道51号線へ出て左折、直ぐに“成田山”への看板を見る。インターから約3kmと近い。
毎年約1,300万人もの参拝客が訪れるという新勝寺の参道の両脇にはみやげもの屋、料理店、旅館などがびっしりと建ち並ぶ。無料の町営駐車場は乗用車を100台ほど収容できる。また民間駐車場もある。料金は一回800円〜1,000円。
ただし、お正月は参拝客と車の混雑で駐車場へ近づくことも無理とか。遠くの駐車場から歩く覚悟で。またその方が早くお参りができる。
境内には文政13年(1830年)に建立された大きな提灯が掲げられた仁王門をはじめ、三重の塔や釈迦堂、光明堂など国の重要文化財が数多く並ぶ。
/TEL 0476-22-2111

●佐原市

国道51号線、通称佐原街道を約20km。利根川をはさんだ向こう岸は茨城県。豊かな水に恵まれた町で、江戸時代より利根川やその支流の小野川を利用、物資を運んで発展し、北総の小江戸と呼ばれた。
現在も町の中心部を流れる小野川沿いに土蔵造の商家や千本格子の木造家屋などが残っている。これらの中には、県の有形文化財の指定を受けた建物も多く、川沿いには柳を植え木造の橋を再現し江戸時代の雰囲気の保存に力を入れている。

みどころは今から約200年前、20年の歳月をかけて日本で初めて実測による日本地図を作成した伊能忠敬の実家とその資料館だ。小野川沿いの旧宅は自身の設計により寛政5年(1793年)に建てられたもの。米問屋、醸造業を営んでいた店舗と母屋からなる。
50歳にして江戸へ出て、西洋天文学、西洋数学、天文観測を学び55歳にして奥州から蝦夷(北海道)を皮切りに70歳までの15年間日本中を歩いて測量を続けた。これらの資料が納められているのが、川をはさんで新しく出来た資料館だ。ただ、残念ながら年末年始は休館。
お問い合わせ/佐原市商工観光課 TEL 0478-50-1212

●香取神宮

茨城の鹿島神宮と並んで関東の名社として知られているのが、この香取神宮である。佐原市郊外にあり、伊能忠敬の実家から車で5分の距離だ。
創建されたのはなんと紀元前、日本書紀にも登場する経津主大神(みつぬしのおおみかみ)が祭神というのだから大変な古社である。
元禄13年(1700年)徳川綱吉の建造という本殿はもちろん国の重要文化財。隣接する宝物殿には国宝の怪獣葡萄鏡をはじめ、貴重な美術品や古文署などが展示されている。参道の入り口には大きな駐車場があるが、お正月は大混雑する。参道から本殿までは、徒歩5分。
宝物殿入館料 300円/TEL 0478-57-3211

●銚子への道

佐原市から銚子へ向かう一本道、国道356号線は利根川に沿って続く往復2車線の道。通称利根水郷ラインという。
利根川を渡れば、初夏にはあやめ咲く水郷で有名な潮来町だが、こちらも河川敷きにはサイクリングロードや夏には盛大な花火大会が行われる小見川大橋の広々とした風景がある。
ところどころには川辺に続く小道もあり、太公望たちが釣り糸を垂れているのが見える。銚子までは約40kmの道のりだ。

○川魚専門店

小見川で「うなぎ」と書かれた大きなのぼりを見つけた。利根川といえば昔は鰻がたくさん獲れたところ。ちようど昼食時でもあったので、車を止めた。
瓦葺きの屋根の大きな家の前には鰻を焼く炭火の跡がある。ここは鰻を食べさせる店ではなく、鰻の他、鯉や鮒それに川えびなどの焼き物や甘露煮、小魚の佃煮を販売する店だった。かつては利根川で獲れる魚を漁師から買い取り、こうして加工して売る店がこのあたりには沢山あったという。
店の名は「おくまや」といい、目玉は鰻の白焼きで、いまは主に養殖鰻を扱っているが、利根川で鰻が獲れる今の時期(10〜12月)は天然ものを扱う。利根川で獲れる鰻は大きいものでは2〜3kgもあり、その太さはちよっと太めの女性の脚ぐらいもあるそうだ。腕のよい漁師は1日で70kg獲る者もいるというから凄い。天然ものは1kg4,000〜6,000円ぐらいで、すべて予約販売。
/TEL 0478-82-2402

いまが鰻のシーズンと聞いて、ぜひ天然の鰻を食べたいと思ったが国道沿いではなかなかみつからなかった。それでも「おくまや」から10kmほど走った東庄町で「うなぎ」の看板を見つけて入った店は、養殖鰻でしかもメニューはうな重だけ。そのはずで本職は鮨屋だった。
だが、思いのほか鰻は大きく味もよく、その上料金も1,500円と安かった。
/満鮨 TEL 0478-86-3289

●銚子

利根川河口の町銚子は古くから漁業で栄えた港町。また江戸時代時代には利根川を利用した交通の要衝であり、特産の醤油をはじめ多くの商品を関東へと運んだ商業の町でもあった。
現在も利根川河口にある港には数え切れないほどの大小さまざまな漁船が集まり、地元産はもとより房総方面から旬の魚介類を運んでくる。
旬は河口で獲れるカニで学名はヒラツメガニ、地元ではキンチャックと漁師が教えてくれた。こぶりだが味噌汁のだしとしてうまい。高級魚アイナメもいまが旬。町の魚屋やスーパーで買う方が安く品物もよいとは地元の主婦の話。
訪ねてみたいところは醤油工場だ。400年にわたる醤油造りの歴史を知ることが出来る。
ヒゲタしょうゆ第2工場/見学は無料だが予約が必要。年中無休。
/TEL 0479-22-0080

●犬吠埼

関東最東端に位置し、初日の出を拝むには最高のスポット。毎年日の出を見ようとする人々で元旦の朝は賑わう。太平洋に突き出た犬吠埼は断崖絶壁や白い砂浜、その変化に富んだ海岸線が魅力のリゾート地でもある。
水郷筑波国定公園のこの岬はまた、大空高く聳えるように立つ白亜の灯台がひときわ美しく人々を惹きつける。観光ホテルやペンションも多い。
夏はマリンスポーツや海水浴客であふれるが、いまは釣りやサーフィンを楽しむ人のほか、灯台を訪れる団体客やカップルが僅かに見られるだけ。太平洋から吹きつける冬の風は冷たいが、澄んだ空気の向こうに見る丸みを帯びた水平線を眺めるのも気持ちがよい。

○犬吠埼灯台

明治7年(1874年)イギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンによって建造されたもの。レンガ造りで高さ32mもある。日本で初めての西洋式灯台という。
内部には99段の階段がありその先は展望台だ。階段の数は九十九里にちなんだともいわれている。展望台からは太平洋の大海原が存分に眺められる。1階には資料館がある。年中無休だが、荒天の日は休館となる。
/入館料150円/TEL 0479-25-8239

○犬吠埼マリンパーク

灯台の真向かいにある水族館。アザラシ、イルカ、ペンギンから海水魚や淡水魚が約230種類、2,500匹飼育されている。人気のアトラクションはアシカのショーだ。その他、恐竜の模型を展示したファンタジーコーナーなどがある。またレストランやみやげコーナー、パノラマ展望台もある。年中無休。
/入館料1,200円/TEL 0479-24-0451

●九十九里浜

飯岡町から一宮町へと約40kmと弓なりに続く砂浜には多くの海水浴場がある。太平洋に面した外海は波が荒く一年を通してサーフィンが楽しめる。
海岸線に沿ってほぼ真っ直ぐに県道が伸びているが、僅かな入り江になっている飯岡付近を除いて、そのほとんどは防風林に遮られ海の風景を見ることはできない。だが、県道を少し入ればどこからでも浜辺に出ることができる。冬の季節は砂浜と白波と強く冷たい風のほか何もない。

帰路は蓮沼村から西へ16km走って千葉東金道路の松尾横芝ICへ。この東金道路は片道一車線だから充分気をつけたい。


成田市
市の概要や歳時記、成田空港や観光情報などひととおり揃っている。市長への電子メールのコーナーもある。
銚子市世紀越え事業ホームページ
銚子市は日本で一番早く初日の出が見られる都市として事業を展開。初日の出や交通規制情報など。
大本山 成田山新勝寺
参拝案内や歴史(開山縁起)や重要文化財の紹介、年中行事、御利益の説明など。

取材:1998年12月