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新緑の古都(3)奈良公園周辺

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二月堂 豊かな緑に覆われた奈良公園周辺は、世界文化遺産に登録されている東大寺、興福寺や春日大社など多くの歴史遺産があるところだ。またこの奈良公園の鹿の数は現在おおよそ1,200頭。春日大社が創建されたとき、鹿島の神が白鹿に乗ってきたといわれることから鹿神として保護されてきた。
東大寺、春日大社、興福寺などのある奈良公園周辺は修学旅行の定番地域でもあり、鹿に餌を与えながら東大寺を背景に生徒たちが記念撮影する光景はいまも変わらない。春から初夏にかけては、まさに修学旅行の季節。全国からの中学生たちで賑わっていた。

大津から奈良までは京滋バイパスで巨椋(おくら)から国道24号線経由京奈和自動車道で奈良市に入る。
約1300年前平城(奈良)には藤原京から遷都された都が置かれた。74年間、日本の首都であった奈良は、その繁栄と賑わいを「咲く華の薫ふがごとく」と歌に詠まれたほど。そんな奈良時代に建立された神社仏閣を多く残し、華やかな古都を忍ばせる。
樹木の多い奈良は新緑の美しい季節を迎え、訪れる人々の心を和ませる。
ただし、駐車場は公営、民間とも収容台数が少ないので、駐車場が確保できたら奈良公園内は徒歩で見学することを薦める。


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ドライブライン

<コース>
JR京都駅東口−銀閣寺−(国道40号線)−三千院−(国道477号線)−真野−(国道161号線)−大津市−比叡山−三井寺−石山寺−(京滋バイパス)−奈良

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●東大寺

大仏殿で有名な東大寺は聖武天皇の発願により創建された寺。南大門には運慶・快慶一門の作の金剛力士像が向かい合って立つ。

中門を抜けた奥に構える大仏殿の金堂がある。江戸時代に当時の大きさの3分の1に再建されたが、世界最大最古の木造建築である。建物の中に安置された仏像は、天平勝宝4年(752)に開眼供養されたもの。
15mという銅製の巨大な仏像に圧倒される。修学旅行の生徒たちの発する「でけぇ〜・でけぇ〜!!」の奇声が堂内に響く。
境内では鹿の餌せんべい(100円)をやりながら「きゃーきゃー」と女子生徒が騒いでいた。
奈良公園といえば鹿。修学旅行生たちは大喜び
奈良公園といえば鹿。
修学旅行生たちは大喜び


大仏殿
大仏殿
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大仏様はさすがに大きい
大仏様はさすがに大きい

参道には土産物屋が建ち並ぶ。
遠い昔、同じように大仏の大きさに驚き、鹿に追われて悲鳴を上げ、僅かなお小遣いを握って売店をのぞいていた修学旅行の日を思い出す。
/拝観料 500円(境内は無料)、TEL 074-222-5511

正倉院の門は普段、閉ざされている
正倉院の門は普段、閉ざされている
木立の間からちょっと見えた正倉院
木立の間からちょっと見えた正倉院

この東大寺の広い境内には国宝の天平仏がずらりと並ぶ三月堂正倉院、さらに鎌倉時代の開山堂、鐘楼、また江戸時代の再建ではあるが二月堂(創建されたのは天平勝宝4年(752))などがある。
二月堂の「お水取り」とは静と動、すなわち水と火の行事である。大きな松明を使うことから「おたいまつ」と呼んだり、13日早朝本尊に捧げる1年間の閼伽水を井戸から汲み上げることから「お水取り」と呼んだりする。創建された当時から約1200年の間、一度も絶えることなく続いている。

二月堂
二月堂
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二月堂に奉納された絵。仏が蔵破りを懲らしめる図
二月堂に奉納された絵。
仏が蔵破りを懲らしめる図


●興福寺

飛鳥時代、藤原鎌足の健康祈願にその妻鏡王女が建てたことから始まる。
和銅3年(710)、鎌足の息子、藤原不比等によって現在の場所に移され寺名も「興福寺」と改めた。
平安時代初期までは藤原氏の氏寺として栄えたが、その後は幾たびもの火災や兵火に見舞われ荒廃していった。
こうして何度も火災に遭いながらも奈良・鎌倉時代につくられた多くの仏像や美術品などが守られてきた。現在は建造物の多くは失われたが、かつての僧侶たちの食堂であった場所には仏教美術を集めた「国宝館」には阿修羅像や天燈鬼像などたくさんの国宝に会える。

猿沢池から興福寺・五重の塔
猿沢池から興福寺・五重の塔
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現在は創建当時の建物は残っていないが室町時代に再建された奈良のシンボルでもある国宝五重塔や東金堂などがある。五重塔は天平2年(730)に光明皇后により創建され、幾度となく焼失しては再建された。
猿沢池に映る興福寺のこの五重塔は、奈良を代表する風景の一つである。猿沢池もいまではすっかり整備され、昔、修学旅行で見た池のイメージとはかなり違っていたが、五重塔を水面に映す姿は同じだった。

南円堂は境内の南西に立つ八角堂で江戸時代に再建されたもの。その北側に同じ八角堂がある。こちらは鎌倉時代に再建された北円堂で興福寺に残る最古の建築。
現在興福寺では中金堂再建のため広大な敷地の発掘調査が行われている。完成は平成19年の予定だという。
/境内は無料、国宝館入館料 500円
/東金堂拝観料 300円、TEL 074-222-7755

注)70台駐車ができる公営駐車場(1回500円)がある。奈良は駐車場が少ないので貴重だ。
興福寺
興福寺

●元興寺

同じく世界遺産に登録されているこの寺は飛鳥時代の瓦が使われている極楽坊と禅室がみどころ。もとは僧坊だったといわれる元興寺は蘇我馬子が明日香村に建立、養老2年(718)に今の場所に移された。「奈良飛鳥」とも呼ばれていた。

元興寺
元興寺
古い民家が建ち並ぶ“奈良町”だが、世界遺産に登録されている中では、国宝の仏像なども少なく、こじんまりとした寺は見た目もシンプルだ。
だが、極楽坊と禅室の屋根に残る瓦が約1500年前の飛鳥時代と約1400年前の奈良時代に焼かれてものだと推測されている。焼いた温度によって瓦の色が異なり、赤い色をした瓦が飛鳥、白い色が奈良時代という。
国宝の五重塔小塔を収める収蔵庫をはじめ本尊、智光曼陀羅が安置されている極楽坊、そのほか境内には小さな五輪塔や石仏などがたくさんある。
/拝観料 400円、TEL 074-223-1377

元興寺極楽坊
元興寺極楽坊
元興寺極楽坊の瓦は古代からの物も混じる
元興寺極楽坊の瓦は古代からの物も混じる

●奈良町

奈良市内に残る古い町並み
奈良市内に残る古い町並み
猿沢池から南に碁盤目のように整頓された細い路地がある。“ならまち”と呼び元興寺を中心に商店街と古い町並みが続く。室町から江戸時代の町人の暮らしをかい間見られる町。
身代わり猿で知られる庚申信仰の庚申堂(奈良市観光センター、TEL 074-222-3900)をはじめ仏像や民具を展示する「奈良資料館」(TEL 074-222-5509)、また、奈良漬けや地酒専門店など古い民家を生かした展示または販売などをしているところも多い。

名物・奈良漬けを売る店
名物・奈良漬けを売る店
奈良市内には昔ながらの路地が多い
奈良市内には昔ながらの路地が多い

さらに奈良町の町屋を忠実に再現した「ならまち格子の家」(TEL 074-223-4820)や商家の面影の残る「藤岡住宅」(重要文化財、TEL 074-222-2286)などもある。
お寺巡りの中休みに、こうした家々を訪ね歩くのも奈良観光の楽しみだ。歩き疲れた人には人力車を利用するのもよいだろう。

古い道標も所々にあった
古い道標も所々にあった
雲水姿は1人しか見かけなかった
雲水姿は1人しか見かけなかった

●春日大社

春日山の麓に佇む朱塗りの社。興福寺五重塔近くの一の鳥居から二の鳥居まで約1kmもある。長い参道の両側には石燈籠が連なる。
藤原氏が和銅3年(710)氏神を春日に祀ったことが起源といわれているが、その以前より春日山を聖地として人々に崇められていた。そして平安時代前期には現在の規模の社殿になった。毎年節分とお盆には境内にある約2,000基の燈籠と約1,000基の釣燈籠に灯が入れられ、幻想的な霊玄の世界をかもしだす。

春日大社の参道
春日大社の参道
春日大社の灯籠
春日大社の灯籠

特別の参拝料500円を払って本堂に入ると、樹齢800年と言われる杉の老木が広く根を張っている中を釣燈籠がところ狭しと連なる中門へ。4柱の神を祀る4棟の御殿が東西に並び朱塗りと白壁の華やいだ社殿が印象的だ。 本殿の脇には「若宮」へと深い樹木の中に道が続く。

樹齢800年を超すという杉の大木と春日大社
樹齢800年を超すという
杉の大木と春日大社

春日大社
春日大社




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東大寺
東大寺の境内案内、あゆみ、年中行事などが掲載されている。

取材:2003年4月