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木島平から志賀・草津高原ルート

ドライブライン

山岳路のジャンクション。左上は草津、右下は万座への道 高原のイメージが最もあてはまるところ。唐松やとど松、それに白樺林、大小無数の湖沼と湿原、その辿る道には高山植物の可憐な花々が咲く。秋には新雪の山を仰ぎ、彩る紅葉の中を車は走る。北アルプスを背に横手山を越え、日本の道路最高地点で上越方面の山々を眺め、白根山の湯釜を覗く。やがて長い道を下ると名湯の草津温泉だ。
冬は志賀も草津も言わずと知れた国際的規模のスキー場。11月下旬から4月下旬までこのルートは閉鎖される。


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ドライブライン

<コース>
長野市−(上信越自動車道)−豊田飯山IC−(国道117号線)−(国道403号線)−木島平馬曲温泉−(国道403号線)−山ノ内町−(国道292号線)−志賀高原−草津温泉
全行程 約170km

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●木島平・馬曲(まぐせ)温泉

国道403号線上木島交差点から馬曲川沿いに約5km、狭い山道を上ったところにある温泉。第三セクターによる公共の日帰り温泉だ。「望郷の湯」と名付けられている。高杜山を目の前に新緑から紅葉、さらに冬の銀世界まで四季の彩りの中でゆっくり湯が楽しめる。また露天風呂に浸かるその先には、遠く北アルプスも望める開放感溢れるところ。
弱アルカリ性で胃腸病や動脈硬化の他、美肌にも効果ありということからか、女性風呂の方がかなり広いことも特徴。檜造りの内風呂もある。
敷地内には、食事処や遊歩道もある。また日帰り温泉でありながら、自炊のできる簡易宿泊施設もある。(要予約)
/予約及び問い合わせ、TEL 0269-82-4023

木島平の集落。かやぶき屋根はトタンに変えられている
木島平の集落。かやぶき屋根は
トタンに変えられている

馬曲温泉。露天風呂の展望は抜群
馬曲温泉。露天風呂の展望は抜群

温泉の奥には「鞍掛けの梨」という村指定の天然記念物の梨の木がある。植物上の分類ではバラ科のミチノクナシだそうだ。推定樹齢500年、30数年前までは幹周りは4mあったが、台風の被害で、現在のように半分になったという。崖下には馬曲川が流れている。
この傍を通る道は「志久見街道」と呼ばれる古道で、昔、木曾義仲が平家仇討ちに向かう途中、馬の鞍をこの木にかけて休んだという言い伝えが残っているとか。越後へ抜ける近道であったため、中世の軍勢が往来していたことは確かだそうだ。
鞍掛けの梨。木曾義仲が乗る馬の鞍をかけて一休みしたという
鞍掛けの梨。木曾義仲が乗る馬の
鞍をかけて一休みしたという


●カヤの平高原

山ノ内町から奥志賀林道を野沢温泉方面へ約20km、志賀高原の北に位置する標高1,400〜1,700mの間に広がる高原。ブナの森や高地独特のさまざまな動物や植物が見られる。春にはミズバショウが群生し、夏にはニッコウキスゲが覆いつくす2つの湿原など、誰でも気軽に散策できる。手つかずの自然を多く残す上信越国立公園である。公園内にはキャンプ場、ロッジ、牧場などの設備もある。カヤの平高原には多くのトレッキングルートがあり、これらを案内する「カヤの平高原総合案内所」がある。
/TEL 090-4547-5188(衛星携帯)

カヤの平高原
カヤの平高原
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)

カヤの平の管理小屋
カヤの平の管理小屋

●志賀高原湖沼めぐり

中野市で国道403号線と分かれた国道292号線は、湯田中、渋、上林温泉などを経て草津温泉へ抜ける1,500〜2,000m級の山々が連なる全長47kmの山岳道路だ。緑の唐松、白い幹のダケカンバ、ブナの林の中に点在する湖沼は志賀高原の最大の見どころだ。しかもその多くは国道沿いにあり、ドライブスルーで楽しめる。また湖沼のほとりの駐車場に車を駐めて短時間で気軽に自然を探索できるというのも魅力である。

志賀高原
志賀高原
志賀高原
志賀高原

上林を過ぎると、急カーブの連続で、ぐんぐん標高を上げる。最初に出合うのはサンバレースキー場近くにある一沼とその奥にある琵琶池だ。駐車場のすぐ脇にあるのが一沼で徒歩5分で琵琶池に行ける。わずかに道路から離れただけで、風と小鳥の声だけがこだまする静かな湖畔を散策できる。
再び車に戻り数分もすると丸池だ。池は道路からほんの少し離れているため、湖畔は意外に静かだ。レストランとボート乗り場がある。

一沼
一沼
琵琶池
琵琶池

車を停めての散策が快適
車を停めての散策が快適
丸池。小さいがボートもある
丸池。小さいがボートもある

●蓮池周辺

丸池の少し先にある蓮池はバスターミナルやロープウェイが近くにあり、奥志賀方面への道との分岐点でもあり、志賀高原の中心部でもある。自然保護センターをはじめ、大型ホテルや旅館が建ち並び一年を通して賑わうところでもある。湖面には名のごとく睡蓮などの水生植物が浮かぶ。この奥志賀高原方面へ行くと、名水公園や若山牧水の紀行碑が建つ107mの落差を持つ「澗満滝」を臨む景勝地もある。

蓮池
蓮池
上の小池
上の小池

賑わう蓮池より長池、三角池、上の小池、下の小池と小さな池を散策するコースがある。所要時間は往復約2時間だが、流入も流出河川もないという静かな湖面の長池、湧水をたたえた透明度の高い三角池、木立の中に埋まるようにひっそりと水面を覗かせる上の小池などは、まさに癒しのスポットといえよう。道路際に姿を見せる池もあるが、車を駐めるスペースはない。

●木戸池

木戸池は周囲を白樺やダケカンバに覆われた池で、国道からわずかに入ったところにある。標識が立っているので見落とすことはない。ボート遊びができる池で、周囲を散策できる小径もある。鯉や鮒が生息しているが、1メートルくらいの巨大な鯉もいる。大きな鯉が群れをなして人にエサをねだりにくる。そのあまりの大きな鯉の口が恐いくらいだ。エサは湖畔のホテルで100円で売っている。
木戸池の鯉はボート乗り場へのし上がって餌をあさる
木戸池の鯉はボート乗り場へ
のし上がって餌をあさる


●沼めぐりコース

熊ノ湯温泉の湯煙が上がる平床を過ぎ、硯川よりリフトで5分、渋池を越え四十八池、大沼池へのトレッキングコースがある。ただし往復10km、3時間以上が必要だが、深い山奥の沼や湿原の神秘的な美しさがある。


●横手山

硯川からは再び急カーブの連続で、一気に標高を上げる。駐車場のあるところは「のぞき」といい、ドライブイン付近からスカイレーターとリフトを乗り継いで横手山の2,303m地点へと登ることができる。頂上はここより徒歩5分ほどにあり、針葉樹が乱立する中にある。横手山三角点は4m高い2,307mだ。

横手山へはスカイレーター、リフトを乗り継ぐ
横手山へはスカイレーター、
リフトを乗り継ぐ

横手山山頂。手前は三角点
横手山山頂。手前は三角点

無線中継所の大きなアンテナが建つ展望台からは好天に恵まれれば360度近い大パノラマが楽しめる。遠くに日本海が輝き、正面には白馬から槍・穂高まで3,000m級の北アルプス連山をはじめ、向きを変えれば、浅間山、南アルプス、八ヶ岳、そして富士山と上州、上越の山脈とどこまでも雄大な景色が視界に飛び込んでくる。あいにくこの日は湿度が高く山々は霞んでいた。


横手山にも神が宿っていた
横手山にも神が宿っていた
横手山で見かけた蝶
横手山で見かけた蝶

●渋峠

長野県と群馬県の県境でもある渋峠には、若山牧水の碑がある。大正9年5月21日、牧水は草津から渋へと辿る途中、峠の茶屋跡で風を除け雪の上に枯枝やゴザを敷いて昼食をとった。「この渋峠は草津から峠まで三里 峠から渋まで四里あるのだそうだ」などと書かれている。
雲表はるかに走る高原ルートのなかでも横手山渋峠を越え約1km草津寄りには、標高2,172mの国道最高地点もある。眼下には芳ヶ平の湿原を見下ろし、山肌伝いにうねうねと続く道の先には草津温泉の町が広がる。

渋峠は昔、信州と上州をつなぐ徒歩の主要道だった
渋峠は昔、信州と上州をつなぐ
徒歩の主要道だった

渋峠の牧水碑
渋峠の牧水碑

国道最高地点。背後は草津白根・湯釜の火口壁
国道最高地点。背後は草津白根・
湯釜の火口壁

渋峠。群馬・長野の県境
渋峠。群馬・長野の県境

●白根山湯釜

間もなく万座温泉から万座ハイウェイを経て軽井沢方面へ向かう分岐点がある。このハイウェイは有料(普通車1,000円)。 なお国道を辿り、榛名山や赤城山など移り変わる景色を眺めながら、いくつものカーブを曲がると、白根山(標高2,160m)の大駐車場と着く。これより徒歩で約15分、白根山の噴火によりできた火口湖「湯釜」がある。このコースのハイライトともいえる湯釜見物にはぜひ出かけたい。


整備された山道を登りきると、突然、緑白色の湖面が目に飛び込んでくる。硫黄分を含んだ白い山肌と緑がかった神秘的な色のコントラストに思わず息を呑む。周囲300m、深さ30m、世界で最も強い酸性湖といわれ、周辺は草木は全くなく荒涼としている。
/駐車料 普通車 500円

草津白根・湯釜全景
草津白根・湯釜全景

駐車場と道をはさんだ「弓池」へも足を延ばそう。弓池も火口湖の一つ。周囲800mで、西側一体は湿原になっている。

木道の遊歩道が完備され、湿原の植物など観察ができる。一周20分くらいだ。
弓池の池塘に映る栂
弓池の池塘に映る栂

弓池
弓池
弓池のワタスゲ
弓池のワタスゲ

●殺生河原と武具脱の池(ものぬぎのいけ)

雄大な景色を眺めながらの山岳ドライブも終わりに近づくころ、硫黄の臭いとともに、白いガスが山肌から上る「殺生河原」に着く。旧火口の一つであたりには無数の噴気孔から硫黄が吹き出し、一帯は植物を受け付けない荒地となっている。硫化水素ガスに注意の看板が目立つ。ここは白根山へ向かうロープウェイの起点地だ。冬季は草津からの道はここで閉ざされる。
殺生を少し下ると右側に木道が巡らされた湿地帯が見えてくる。散策する人は殺生レストハウス前の駐車場から徒歩となる。

その昔、白根山信仰の登山者が、この池のほとりで着てきた着物を白装束に着替えたところという。または落ち武者がここで武具を脱ぎ捨てたという2つの伝説から「武具脱(ものぬぎ)」の名がついた。
かつては水をたたえた池だったが、いまは、水生植物が覆う湿地で、周辺はシャクナゲ、ツツジ、リンドウなどの花々が季節を彩る。
武具脱の池
武具脱の池

それまでクマザサに覆われ、硫化水素ガスなどで立ち枯れた木々が点在する荒涼とした山も、白樺やダケカンバ、松や雑木の豊かな緑の中へと道は下る。
もうそこは、山岳道路の終わり、標高約1,200mの草津温泉の町である。
(草津温泉については2003年10月「草津温泉と白根山(1)」を参照)



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取材:2008年8月