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信州松本周辺の温泉



温泉は体の疲れやストレス解消の場ばかりか娯楽として古来から人々に親しまれてきた。大きな湯舟にあふれ出る豊富な湯にゆったり浸かるときの表現し難い解放感と心地よさは何度味わってもよいものだ。
本来温泉の多くは湯治とともに人々の触れ合いの場であったはずが、宿はいつしか華やかで豪華な旅館と宴会場となり、ほとんどが高級化や大型化してしまった。

湯煙の山の神温泉 ところが最近は昔ながらの温泉を楽しめるかつての風情の温泉が公共や第3セクターなどにより復活。
長引く不況を逆手にとってか、安くて設備の良い温泉場が日本各地にでき、なかでも北海道と並んで温泉地の多い長野県にぞくぞくとオープン。とくに源泉であり泉質良く湯量豊富が自慢という、温泉好きにはありがたいこと。
宿泊設備のあるところもあるが、ただ温泉だけを楽しむ“日帰り温泉”も多い。

関東、関西からも車で3〜4時間ほどで行ける松本周辺のこうした温泉場をいくつか紹介したいと思う。また、アルプス登山や観光の帰り松本駅前からレンタカーを利用しての“温泉めぐり”で疲れを癒してみてはいかがだろうか。





<コース>
東京−松本間は中央自動車道で約200km、所要時間約3時間。
松本駅前のホテルに宿をとり、地元の人より薦められた温泉3ヶ所を巡った。そのほかのお薦めを2ヶ所と少し距離はあるが白馬方面の温泉2ヶ所を参照の項で紹介します。


ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●松本駅周辺

取材や遊びで松本を訪れる機会は多いが、今回あらためて松本駅周辺を見渡してみると、その変貌ぶりに驚く。
駅前には新しいホテルが姿を見せ、平屋だったニッポンレンタカー松本営業所も、ビルの一画にリニュアールオープンしていた。そんな駅前も間もなく登山や旅行客で賑わうシーズンを迎える。

●湯多里 山の神温泉

10年ほど前、当時の竹下首相により地方に活力をと「ふるさと創生事業」が行われたのは周知の通り。かなりの市町村でそれをもとに温泉を堀り当てたという話を聞いた。この温泉もそのひとつだ。幸運にもナトリウム炭酸水素塩泉の良質な泉質に恵まれ平成4年にオープン。

山の神温泉
山の神温泉
“お湯がいい”と評判も高く近隣ばかりか関東方面からもわざわざ訪ねてくる人も少なくないとか。
源泉だが34度と温度は少し低め。しかし、発掘の副産物としてメタンガスも噴出。お湯を温めることはもとより、施設で使う電気まで賄うという。

国道19号線を豊科方面へ。
松本駅前より約15kmの田沢北交差点を右折、約1kmのところ、山裾の樹木に囲まれた中に民芸調のこぢんまりした平屋の建物だ。
男女別に内湯と露天風呂がある。ただ残念なことに眺めはきかない。とくに露天風呂は山側はコンクリートの壁が視界を塞ぐ。
お湯は幾分臭いがあるが透明で柔らかく、お肌がつるつるになる。
効能:胃腸、肝臓、糖尿、痛風、皮膚病、胆石、利尿など。
湯煙の山の神温泉
湯煙の山の神温泉
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○休憩室

30人ほど休める畳の部屋で冬は床暖房が効いて気持ちがよい。
食堂はないが食事の持ち込みは可能。ただし、アルコール類はダメ。

午前10時30分〜午後8時30分(入場は午後8時まで)、第2火曜日休み
入浴料400円(休憩室とも2時間まで。追加は可)
問い合わせ/豊科町商工観光課 TEL 0263-72-3111

●安曇野みさと温泉(ファインビュー室山)

信州リンゴの最大の産地ともいえる三郷村、松本駅より約15km。国道158号線の新村交差点を右折。
このあたりは一面リンゴ畑で、秋の収穫期には農家の庭先でもぎたてのリンゴが売られ、これを目当てに車を走らせてくる観光客も多い。そのリンゴ畑を見下ろす「でいだらぼっちゃ」(村の民話の中の大男の名前)とよばれる山の上に平成10年にリニューアルオープンした温泉。
湯量豊富で大浴場と露天風呂からは安曇野・松本平の向こうに美ヶ原の山々を見渡す素晴らしいロケーションに建つ。宿泊施設と食堂や売店を備え、ジャグジーやマッサージ室などの施設もある。

泉質は単純温泉の源泉で温度は40度。男女別の広い浴場にはジャグジーもある。また石造りの露天風呂からの眺めは眼下に広がる安曇野が一層の開放感を味わわせてくれる。
効能:神経痛、リューマチ、筋肉疲労、あせも、疲労回復など。

○休憩室

広いガラス張りの部屋で美ヶ原の展望もよくくつろげるが、食べ物などの持ち込みは禁止だ。飲食は同じ見晴らしのよい食堂でということだ。
入浴料金:日帰りの場合 500円
宿泊:和式と洋式の部屋がある。一泊二食付き1万1,000円から。
問い合わせ/三郷村経済課 TEL 0263-77-3111

●竜島温泉

松本駅より国道158号線、上高地への玄関口でもある島々線の終点駅新島々(しんしましま)より2kmほど、梓川の対岸にオープンして3年目という新しい日帰り温泉場だ。
3年前のこと飲料水のための発掘をしていたが、わき出る水が温泉成分を含むことが分かり、堀り進んだところ43度という温泉が噴き出した。
偶然の産物だがこれが泉質良好で、いまや地元でも大人気の温泉場となった。

竜島温泉の庭
竜島温泉の庭
梓川に面した谷底なので広い視界は望めないが、山に樹木が美しい。
冬は雪見風呂が楽しめるが、これからは新緑の季節、露天風呂からはもちろんのこと内湯からも鮮やかな新緑を眺めることができる。

1日400人、週末は600人からの入浴客があるというが、そのわりには檜の湯舟は小さめだ。とくに露天風呂は6〜7人ほどで満員だ。
一滴の水も加えていないというのが自慢、湯量には限度があるので湯槽は小さめとか。これほどの人気が得られるとは思ってもみなかった、とは温泉に働く人の話。
竜島温泉(松本電鉄・島々)
竜島温泉(松本電鉄・島々)

お湯はわずかに乳白色、お湯に入ったとたんにお肌はつるつるだ。
効能:胃腸、屎尿、筋肉痛、便秘、糖尿、便秘、打ち身、皮膚病など。

○休憩室

宿泊施設はないが、一般休憩室とは別に個室がある。8畳と10畳で数は4部屋と少ないが、家族や仲間とゆっくりくつろげる。
入浴と一般休憩室は時間制限はないが、個室は2時間1,000円から。部屋が空いていれば時間延長ができる。
食堂もあるが、持ち込み自由でアルコール類もOKだ。食堂のメニューは多くはないが、味はよし。とくにお米は安曇の米を使用していてとてもうまい。
竜島温泉の貸し切り部屋
竜島温泉の貸し切り部屋

入浴料 400円
問い合わせ/波田町商工観光課 TEL 0263-92-3001



その他のお薦め温泉

●明科(あかしな)温泉(長峰荘)

白鳥と鴨が一杯の犀川堰堤
白鳥と鴨が一杯の犀川堰堤
北アルプスを源に流れ下る梓川・高瀬川が合流して流れ下れば犀川となり、その豊かな水に恵まれた町、明科町にある安曇野の中で最も眺望が良いといわれる温泉だ。露天風呂からは北アルプス常念岳が眺められ、解放感と贅沢な気分がたっぷり味わえる。
長野自動車道豊科ICから国道19号線田沢交差点を左折、案内板に従い約6km。
泉質単純硫化水素泉、温度15度
効能神経痛、リューマチ、高血圧、糖尿病など。
施設男女別大浴場・露天風呂・売店・食堂・宿泊設備もある。
料金入浴料 300円+休憩料 500円、宿泊料 一泊二食付6,900円

問い合わせ/明科町産業課 TEL 263-62-2195
犀川上空を飛ぶ白鳥
犀川上空を飛ぶ白鳥
犀川堰堤の白鳥
犀川堰堤の白鳥

●馬羅尾天狗岩温泉

安曇野の田園の中にある松川村、村営「すずむし荘」は宿泊設備もある温泉。天然ラドンを含んだ湯は昔から痛風によく効くといわれている。
村民はもちろん旅行や登山帰りの人たちに人気だという。広い敷地には大きな駐車場もある。
露天風呂も芝生の敷かれた庭にある露天風呂は、昼は太陽の光を存分に浴び、夜は月明かりや星空を望む。
長野自動車道豊科ICから国道147号線を約10km。
泉質単純弱放射泉、温度38度
効能痛風、筋肉痛、動脈硬化、高血圧、慢性皮膚病など。
施設男女別大浴場、露天風呂、休憩室、食堂
(宿泊料金はお問い合わせください)

問い合わせ/松川村観光協会 TEL 0261-62-8500

●倉下の湯(白馬)

松本から車で約1時間と少し遠いが、白馬の山を眺めるながらのんびりと解放感に浸れる温泉。河川工事中に偶然堀り当てたという湯は、地下1,000mから汲み上げる太古の海水とか。
わき出るお湯は48度とやや高温だが、ほとんど純粋の天然湯だ。塩分を含んだ褐色の湯は、空気に触れて色付いたもの。塩の成分がうるおいを与えるため肌がつるつるになる。
檜造りの湯槽は半分屋根のある露天風呂。ただし、冬の寒い時期は回りを透明で厚いビニールで囲う。
JR大糸線白馬駅から和田野村への途中で岩岳方面へ松川にかかる白馬大橋を渡ったところにある。
泉質炭酸水素塩泉、温度48度
効能筋肉痛、関節のこわばり、打ちみ、くじき、慢性消化器病、疲労回復、運動麻痺など。
施設休憩所
料金400円

問い合わせ/倉下の湯 TEL 0251-72-7989

●八方温泉

北アルプス白馬山麓の八方地区にある4つの温泉の総称だ。みみずくの湯・第一郷の湯・第二郷の湯・小日向の湯と成分は同じだが、それぞれが異なる趣がある。
小日向の湯は猿倉方面へ向かう途中にあるが、他3ヶ所の湯はJR白馬駅の近くにあり、冬はスキー、これからは登山客でかなり込み合う。ゆっくり入りたい人は夕方から夜にかけては避けた方がよい。
国道148号線を白馬駅で左折、すぐにみみずくの湯がある。八方バス停前には第一の郷湯、その少し奥には第二郷の湯がある。このあたりは駐車場が少ないので、駅周辺の有料駐車場を利用するとよい。
泉質アルカリ性単純泉
効能筋肉痛、冷え性、神経痛、疲労回復など。
施設小日向の湯以外は内湯のみ。露天風呂のみの小日向の湯は冬期は閉鎖。

問い合わせ/白馬村産業課 TEL 0261-72-5000

今回、こうして温泉を取材してみて、温泉旅館やホテルだけでなく、こうした源泉の天然温泉だけを求め歩いている温泉好きの人が多いことを知りました。また、公共の施設を利用して地元の人と文字通り“裸のお付き合い”を楽しんでいる人もたくさんいることに驚きました。日本人にとって温泉は最大の“癒しの場”であることを改めて知った旅でした。



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信州ガイドブック
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信泉会(信州の温泉を訪ねる会)ホームページ
秘湯・そば・地酒など、信州の温泉を楽しむ情報が満載。PHOTO GALLERYには特選画像が掲載されている。

取材:2002年2月