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新緑の古都(1)京都から大津へ

ドライブライン

三千院の門前 新緑の古都を訪ねた。歴史に刻まれた由緒ある寺や建物の並ぶ路地をひとつひとつ巡ることはもちろんできない。そこで今回は車という“足”があるからこそ行ってみたい大原三千院や比叡山と、紫式部や源頼朝、弁慶などの物語のある名刹へとゆっくりと車を走らせてみた。
ここでは長い歴史を語る建物や仏像、彫刻や絵画それに境内の大樹や庭園の美などは文字よりも写真でお届けしたいと思う。


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ドライブライン

<コース>
JR京都駅東口−銀閣寺−(国道40号線)−三千院−(国道477号線)−真野−(国道161号線)−大津市−比叡山−三井寺−石山寺−(京滋バイパス)−奈良
全行程 約90km、1泊2日

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●京都駅

古都・京都のイメージを損なうのではと、さまざまな意見や議論があった京都駅も6年前の平成9年にリニューアル。
新幹線を降り立ってまず目を見張るのは、まるで宇宙ステーションのような未来空間だ。鉄骨を組み合わせた天をつくような高い天井や回廊、どこまでも延びる大階段と上下のエスカレーター。
この広い駅ビルはデパート、15階建てのホテル、近鉄名店街(きんてつモール)から昨年(平成14年)オープンした客席数943のシアター京都劇場、美術館などまで揃う巨大ステーションに変貌していた。
ニッポンレンタカー京都駅東口営業所は駅の北、八条通にあった。
ニッポンレンタカー京都駅東口営業所
ニッポンレンタカー京都駅東口営業所

●銀閣寺

京都駅から西本願寺前を抜け五条通を東へ。清水寺への標識を右に見て東大路道を北へ上る。朱塗りの八坂神社、平安神宮を右に見ながら百万遍の交差点を右へ折れると銀閣寺の参道だ。

銀閣寺門前
銀閣寺門前
民間駐車場はどこも一回500円〜600円。
参道前には古都などの観光地で活躍する人力車が数台客待ちしていた。そこから狭い参道にはみやげ物屋や食べ物屋がびっしりと並んでいる。
京都ではよく名物に“にしんそば”と書かれた看板がある。この参道の名物“にしんそば”の店に寄って店主に尋ねたら「京都は海のない国、甘露煮のにしんが庶民の食べ物だった」という。

世界遺産の「銀閣寺」、正しくは慈照寺という。室町時代1482年、足利義政が金閣寺をモデルに造った東山殿の跡。“銀閣寺垣”と呼ばれる見事な高い竹垣を抜けると錦鏡池に面して建つ黒々とした簡素な佇まいの国宝銀閣寺がある。向月台と銀沙灘の沙もりとともに錦鏡池に姿を映す銀閣寺の美しさに誰もが心奪われるだろう。同じく国宝である義政持仏堂の東求堂も創建当時のもの。
江戸時代に修理された庭園も特別史跡・特別名勝に指定されている。
/拝観料 500円、TEL 075-771-5725

銀閣寺
銀閣寺
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銀閣寺・洗月泉
銀閣寺・洗月泉

苔に落ちた椿の花びら
苔に落ちた椿の花びら
庭の高台からの銀閣寺
庭の高台からの銀閣寺

●三千院

京都大学のキャンバスが点在する道を鴨川沿いに辿ると大原、鞍馬の分岐点に出る。
高野川沿いに大原へと走る道は芽吹きはじめた若草色の樹木のトンネルが続く国道367号線だ。京都駅から約20km。

三千院への道
三千院への道
三千院の門前
三千院の門前

聚碧園有清園の二つの池泉回遊式庭園は老杉と苔、春のシャクナゲ、梅雨時のあじさい、秋の紅葉と四季を通してしっとりとした美しさを見せる。

庭園は見事
庭園は見事
しだれ桜に続いて藤、あじさいが境内を彩る
しだれ桜に続いて
藤、あじさいが境内を彩る


最澄上人が比叡山に根本中堂を創建した折り、東塔南谷に建てた同宇がはじまりといわれ妙法院、青蓮院と並んで天台三門跡といわれている。
杉木立の中に建つ往生極楽院は平安の時代に建立された三千院の源ともいえる簡素な御堂で、御堂内の壁画は極楽の花園が描かれ阿弥陀如来座像を中心に右に観音菩薩、左に勢至菩薩が正座している。国宝である。
/拝観料 600円、TEL 075-744-2531

三千院内で抹茶を一服
三千院内で抹茶を一服
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ハイハイする子供の地蔵
ハイハイする子供の地蔵

三千院の近くに『平家物語』でおなじみの「寂光院」があるが、2000年の火災で惜しくも本堂が失われた。復元計画が進められている。

●比叡山

京都府と滋賀県にまたがる標高約800mの山腹に広がる延暦寺は多くの堂塔を有する広大な天台宗総本山の聖域である。山頂へは大津方面からドライブウェイやロープウェイが通じ、樹林帯を抜けた頂上の展望台からは晴れた日には京都市街、大津市街や琵琶湖が望まれる。785年伝教大師最澄がこの山に登り、788年根本中堂を建てて自作の薬師仏を安置した。
平安時代には3,000余りの僧坊が立つ大伽藍であり繁栄を極めた。その後1,000人が麓の三井寺に移り、三門派の慈覚大師円仁の末徒と数百年争った。やがて衆徒は僧兵となり白河天皇をも嘆かせた。偉容を誇った比叡山も1571年織田信長の焼き打ちによって焦土と化した。
後に豊臣家、徳川家によって一部は再興されたが、ついに昔日の姿を再興することはなかった。平成6年世界遺産に登録された。

比叡山ドライブウェイ
比叡山ドライブウェイ
延暦寺の中心は根本中堂など多くの堂宇が立つ東塔、釈迦堂のある西塔と北の横川の三つの地域に分かれている。

この日はあいにくの雨空。琵琶湖のほとり雄琴温泉から有料の奥比叡ドライブウェイ約11km(1,500円)を上って根本中堂へ。途中琵琶湖を眼下に望む展望台からは雲間を通して一瞬望むことができたくらいで、ほとんどが濃い霧の中のドライブだった。

比叡山延暦寺の総本堂である国宝根本中堂には薬師如来をまつられる前に1200年もの間守り継がれた「不滅の法灯」がある。中堂の前にある天を突くような急な石段を登ったところに文殊楼あり、その下にも長い急な石段がある。ここは昔の参道だという。

比叡山・根本中堂
比叡山・根本中堂
根本中堂
根本中堂

いまはバスや車、またケーブルで一気に上る。駐車場より根本中堂拝観入り口まで約70mほどの距離には幅の広い緩やかなスロープがある。
「いまの人はよほど歩くのが嫌いらしい。このわずか数十メートルの道に“動く歩道”をつけろというのです」とある年配の僧がいう。
昔の人は山道を登り歩幅の高い急な階段を苦労して登ってきてこそ、仏のありがたみを感じたはずだが、多数の意見に押されそうだと、僧は寂しげにつぶやいた。動く歩道やエスカレーターだらけの比叡山は、もしかしたら世界遺産も取り下げられるかもしれない。
/拝観料 550円、TEL 077-578-0001




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銀閣寺
銀閣寺境内の散策案内や歴史などのほか、ライブカメラの画像も見られる。
京都大原観光マップ
三千院を含む周辺エリアの観光情報を見ることができる。
比叡山 延暦寺
比叡山へのアクセス、文化財や年間行事の案内などのほか、精進料理も紹介されている。
比叡山ドライブウェイ
ドライブウェイの施設や展望スポットの案内が見られる。
奥比叡ドライブウェイ
イラストマップをはじめ展望スポット、ゆかりの文学案内などが掲載されている。

取材:2003年4月