関東周辺紅葉狩りドライブ

紅葉の秋。いままでの取材を通して、首都圏から日帰りまたは一泊で行ける紅葉狩りドライブが楽しめる「ここはいいぞ!」と思うコースを選んでみました。
都心から延びる高速道路沿いを中心に各有料道路、街道と紅葉とドライブが楽しめる8つのドライブコースです。

<コース>
<ルート付近のリンクポイントの地名をクリックしてみてください>
1.箱根
●御殿場ICから乙女峠、仙石原
御殿場ICから国道138号線を乙女峠へ一気に上る。富士山が目の前にドンと姿をみせる標高約1,000mの乙女峠はモミジの紅葉が見事だ。だがこの紅葉地帯の国道138号線は間もなくトンネルの中。トンネルの手前から長尾峠へ出るのもよい。長尾峠からは金時山方面の紅葉が眺められる。見頃は10月下旬から11月初旬。
国道の乙女トンネルを越えるとススキの銀色の穂波が揺れる仙石原だ。仙石原の交差点を右折、湖尻へ向かう県道沿い、その台ヶ岳の山裾一面に広がるススキの見頃は9月下旬から11月上旬だ。
●箱根美術館庭園
強羅にある日本の古陶磁器などを展示している美術館の庭園敷地内約200本のモミジが苔庭に植えられている。苔の緑と真っ赤なモミジは11月上旬が見頃とか。
/入館・庭 900円、TEL 0460-2-2623
●蓮菜園
箱根小涌谷の老舗旅館の庭園で国道1号線沿いにある。春のツツジの名所として知られているが、紅葉もすばらしい。宿泊者以外でも散策できる。
●早川渓谷
国道1号線沿いに流れる早川は塔ノ沢−湯本間にかけて秋の色に染めた木々がドライバーの目を楽しませてくれる。
箱根では他にも湯本から分かれた箱根新道−芦ノ湖−そして箱根スカイラインへと箱根全山を彩る紅葉狩りドライブが満喫できる。
2.伊豆スカイライン
●伊豆スカイライン
熱海峠から始まる伊豆スカイラインは、富士山を仰ぎ見るダイナミックな高原道路だ。山々は見晴らしのよい草原で紅葉はあまりみられないが、晩秋には新雪を頂いた富士山が美しい姿をみせる。またスカイラインの終点から天城高原や伊豆高原へと下ると道路沿いには赤く色づいた木々が車窓を彩る。
●天城街道
伊豆半島を南北に延びる国道414号線は修善寺と下田を結ぶ。別名下田街道とも呼ばれ、川端康成の「伊豆の踊子」で有名な天城越えの天城峠を越える道だ。
旧道の天城トンネルを抜ける道は河津温泉まで色鮮やかな紅葉道が続く。なかでもトンネルを出たところにある“二階滝”は二段になって落ちる高さ20mの滝と、その滝を錦に飾る紅葉はまさに日本の秋の風景ともいえる。
国道414号線から徒歩10分。二階滝公園には駐車場がある。また河津七滝と直径80m、高さ45の二重の巨大ループ橋とその周辺は変化に富んだ景観と紅葉が楽しめる。
●一碧湖
帰路は伊豆高原周辺と周囲4kmのひょうたん型した一碧湖とその湖畔の華やかな紅葉を眺めながらのドライブだ。
伊豆の紅葉の盛りは10月下旬から11月中旬だ。
3.昇仙峡
●石和温泉から昇仙峡
石和温泉から甲府市へ続く県道沿いはイチョウの並木道で晩秋の晴れた日には黄金の輝きを見せてくれる。
昇仙峡といえば奇岩怪石や沢山の滝などが4kmも続く特別名勝の渓谷といわれている。とくに、渓谷を赤や黄色で染まる紅葉どきは人気が高く、昇仙峡へ向かう一本道は上流への一方通行になるほどだ。
●羅漢寺山
標高1,058mの羅漢寺山山頂のパノラマ台までロープウェイがあり、富士山をはじめ南アルプス、秩父連山それに甲府盆地まで見渡せる。
長潭橋から先は5月〜11月の土曜、日曜、祭日は車両通行止め 。紅葉のみどころへは徒歩か遊覧馬車(トテ馬車)で行く。
見頃は10月下旬から11月中旬。
4.奥多摩・秋川渓谷
●吉野街道
首都圏から近い自然豊かな奥多摩は四季を通して都民には人気にの高い憩いの場所だ。
連なる山々、深い渓谷と青い湖水があり、日帰りで都会の喧噪を離れ自然の中で遊べるところとして家族連れが多い。紅葉は11月いっぱい楽しめるし、都心に近いこともあってからり交通量も多い。
青梅市からは青梅街道と平行する都道45号線(吉野街道)が交通量も少なく風情があるのでお薦めだ。
●奥多摩湖
古里で青梅街道と合流すると、間もなく青梅線の終点駅「奥多摩」を過ぎ、いくつものトンネルを抜けると奥多摩湖に着く。湖面に映える紅葉の美しさは格別で、小河内ダム周辺は春は桜の名所でもある。
湖畔沿いに紅葉を愛でながらのドライブ、奥多摩湖と檜原村を結ぶ周遊道路、その奥多摩湖の西にかかる深山橋と三原橋を渡ると「月見駐車場」がある。ここから奥多摩湖と檜原村が見渡せ、標高1,000mを超える高地の紅葉は色鮮やかだ。
●秋川渓谷
檜原街道「秋川渓谷」は日本の滝百選にも選ばれた払沢をはじめ滝の多いことでも名高い。
流域にはキャンプ場や、渓流釣り場などアウトドアも楽しめる。
5.上高地
●穂高連峰
山国信州はどこへ行っても、それぞれ趣のある紅葉を楽しめる山や渓谷があるが、中でもアルプスを代表する3,000m級の雄大な新雪の穂高連峰の五段紅葉や雲上からの乗鞍岳山麓の紅葉は格別だ。少し遠出だが、一度は是非じっくり鑑賞したい日本の秋の風景だ。
●沢渡から上高地
沢渡で一般車は駐車場へ入れバスで上高地へ向かう。平湯・高山方面へ行く場合はそのまま中ノ湯で分かれる。
梓川の周囲に広がる標高1,500mの窪地。上高地の駐車場から木立越しに雄大な穂高連峰が仰ぎ見られるが、上高地のシンボルといえば梓川にかかる吊り橋“河童橋”だ。この橋周辺から眺める穂高はまるで絵のようだ。稜線の新雪と麓へと下るほど褐色、黄色、橙色そしてナナカマドなどの燃えるような赤色に彩られることを五段紅葉という。10月初旬の新雪、翌日の好天という好条件での見られる最高の紅葉風景だ。
バス停より少し下った大正池は黄金色のカラマツ林、バス停より1時間ほど徒歩で行くとタケカンバやモミジを色を映す神秘的な美しさを見せる明神池がある。
6.乗鞍スカイライン
●白骨温泉から泡湯温泉
松本ICから国道158号線をバス停湯川渡を左折、白骨温泉方面へ湯川沿いに行く。もうこのあたりから紅葉の中をジグザクに曲がりながら上る。泡湯温泉から上高地乗鞍林道から県道84号の乗鞍岳線へ。
●乗鞍スカイライン
標高2,715m地点、日本の道路最高地点を通って平湯温泉へ抜ける乗鞍スカイラインの料金所(1,570円)を過ぎるとヘアピンカーブの連続だ。はい松の緑と真っ赤なナナカマドが一面に広がる中をぐんぐん標高を上げる。
山肌を彩る乗鞍高原の紅葉の見頃は10月上旬からだが、標高3,000mを超える乗鞍岳の山頂付近は9月下旬ごろだ。
7.碓氷峠・軽井沢
●旧中仙道
松井田妙義ICを出て国道18号線へ。約4kmで旧中仙道へ入る。新道バイパスには入らず、旧道へ。カーブの多さは新道の3倍もあるが、碓氷川沿いに鬱蒼とした森林の中を走る旧道は道路上に枝葉を伸ばす樹木の紅葉のトンネル道だ。またかつての国鉄信越本線の明治時代に造られたレンガ造りのトンネルやアーチ型の“めがね橋”などが紅葉錦の中で昔を語る。
●旧軽井沢
たっぷり紅葉を満喫しながら碓氷峠を越えるとJR軽井沢駅前へと出る。駅から少し北へ行ったところには真っ赤に染まったカエデや秋の淡い光を受けて金色輝くカラマツを映した“雲場池”がある。
さらに軽井沢万平ホテル周辺や旧三笠ホテルのある旧軽井沢のカラマツやモミジも中をゆっくり走ってみよう。かつては日本の上流階級と言われた人々の優雅な別荘なども風情を添える。
浅間山を眺めながら中軽井沢まで走り、帰路は軽井沢バイパスから国道18号線の新道を通り、再び松井田妙義ICから上信越自動車道へ。
見頃は10月下旬から11月上旬にかけて。
8.水上・谷川岳
●諏訪峡から水上温泉郷
水上ICを出るとすぐ「諏訪峡」の見事な紅葉に出会う。高さ30mの坊岩や夫婦岩、それに珠簾の滝などがあり、峡谷にかかる吊り橋からは紅葉に染まる谷川岳が見える。また水上温泉郷付近は夜はライトアップされた峡谷に紅葉が映え、幻想的な美しさで訪れる人を魅了する。
●谷川岳ロープウェイ
湯桧曽川沿いの道を辿ると土合から谷川岳へのロープウェイの上り口へ。そのまま辿れば、ロッククライミングの名所でもあるマチガ沢や一の倉沢方面へ。昔はアルピニストの世界であったところである。
ロープウェイ(1,900円)で、標高1,321mの天神平へと上れる。標高1,977mの日本屈指の岩山、谷川岳の中腹から壮大な景観が楽しめる。さらにリフト(往復700円)に乗って天神平の展望台まで上ると錦に染まる谷川岳が一望できる。
●藤原湖から片品村
利根川沿いに遡り藤原湖から奥利根、片品へと紅葉街道は続く。ここは温泉の宝庫でもあるので、一泊を予定している人は片品村から金精峠を越えて日光まで足を伸ばすことを薦めたい。宇都宮ICから東北自動車道で帰京できる。
戦場ヶ原は一足早い紅葉でも、日光周辺は水上一帯と同じく10月いっぱいが見頃だ。
(→「秋の日光東照宮とその周辺」を参照)
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作成:2001年9月
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