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冬の鎌倉・江ノ島を楽しむ



新規格の軽自動車で古都をドライブ

鎌倉はいまから約800年前、治承4年(1180)源頼朝が幕府を開いてから北条氏滅亡までの150余年間武家政治の中心であったところ。由比ガ浜から町を北上する若宮大路の奥にある鎌倉を象徴する鶴岡八幡宮はじめ、多くの古寺・古刹など鎌倉時代の史跡を残す。
近年には、沢山の文化人などが移り住みまた由比ガ浜から江ノ島に続く海岸線は、別荘地として発展した。

現在は八幡宮を中心にこうした由緒ある古寺や美術館をはじめ、深い樹木の茂る風景の中で、古を忍び歩く観光地として一年中訪れる人の絶えない。それに伴い、古都鎌倉をイメージしたみやげもの屋やおしゃれなブティック、レストラン、ティールームなどが小道に並ぶ。
少し足を延ばせば、夏とは趣の変わった湘南海岸を辿って江ノ島へのドライブも楽しめる。

ニッポンレンタカーでは一部の営業所で昨年秋から 新しい規格の軽自動車 が導入された。これを機会に、今回はレンタル料金はもちろんのこと燃費、通行料も安い軽自動車を使って気軽に行ける近場へのドライブとして鎌倉へ、一回り大きく、安全性も高くなった車で走ってみました。



鎌倉・江ノ島

東京−横浜(横浜横須賀道路)−朝比奈IC−(金沢街道)−鎌倉宮−鶴岡八幡宮−銭洗弁天−大仏−長谷寺−鎌倉文学館−由比ガ浜−極楽寺−七里ガ浜−江ノ島−(藤沢経由国道1号線)−東京
全行程 約130km 日帰り


<ルート付近のリンクポイントの地名をクリックしてみてください>



●いざ、鎌倉へ!

小道を辿る古刹、名刹巡りの古都鎌倉ドライブは小回りの効く軽自動車が断然有利。そしてもう一つ、古都鎌倉巡りのコツは駐車場確保だ。駐車場は公営、私営とあるが、限られた土地の中で絶対数が足りない。一度駐車場を確保したら、その周辺は足を使うこと。

都心から約1時間半、国道1号線から横浜横須賀道路へ。
朝比奈ICを出たのは午前10時だった。静かな谷あいの道、金沢街道の曲がりくねった坂道を上る。この金沢街道は鎌倉と六浦を結ぶ幕府の重要な交易路だった。
街道には往時の面影を残す古寺や石仏が多くあるが、狭い道と駐車場のないことで残念だが通過。鶴岡八幡宮へと向かうが、その少し手前で鎌倉宮への道を右折。古い民家の並ぶ狭い道の突き当たりが鎌倉宮(大塔宮)だ。

●鎌倉宮(大塔宮)

白い鳥居と入母屋造りの拝殿、それに神明造りの本殿のある境内はすっかりお正月気分も抜け、参拝者もまばらに静まり返っていた。
祭神は建武2年(1335)足利尊氏によって幽閉、暗殺された後醍醐天皇の皇子、大塔宮護良親王。本殿の裏には親王が幽閉されていたという小さな土牢がある。土牢と宝物殿への入館料は300円。
/TEL 0467-22-0318
駐車場は境内の左手前にある。収容台数は20台ぐらい。
料金は3時間700円。

ここで駐車場が確保できたら、徒歩で瑞泉寺へ。(足利氏の菩提寺で鎌倉随一の花の寺としても有名)
約1kmほどの道のりだ。道幅は狭く対向車とのすれ違いも容易ではないばかりか、徒歩での参拝客も多く、車での通行は注意が必要だ。軽には有利な道だが、この先には駐車場はなく、瑞泉寺の駐車場もわずか10台のスペースしかない。
瑞泉寺はこれからの季節は梅やスイセンの花がみごろ。参拝料100円。
/TEL 0467-22-1191

歩き疲れたら、鎌倉宮参道鳥居前にある落ち着いた喫茶店「茜草屋」へ。店内の奥には京風の苔庭があり、古都鎌倉らしいしっとりとした雰囲気でお茶が楽しめる。モカブレンドの香り高いコーヒーが400円。他に自家製のレモンケーキやチーズケーキが美味しい。
/TEL 0467-24-9298

●鶴岡八幡宮

鎌倉宮から参道を戻り金沢街道を右折、八幡宮の西側にある駐車場へ。参拝者専用の駐車場は1時間400円だが、他は1時間600円。
JR鎌倉駅近くから八幡宮に真っ直ぐ延びる参道若宮大路は、中央に桜並木が続く。
八幡宮の起源は源頼朝の祖先である源頼義が奥州での戦いの勝利を記念して、京都の石清水八幡宮を材木座近くに勧請(分霊)したこと。
後に鎌倉に幕府を開いた頼朝によって現在の場所に移転し以後源氏の守護神となった。鳥居の先には太鼓橋があり、右側の池を源氏、左を平家池という。春には白や赤のハスの花が咲く。
砂利の敷き詰められた参道には、舞殿、若宮があり正面の石段(61段)を上ったところに本宮がある。この石段の上り口の左には樹齢1000年といういちょうの大樹がそびえる。
/TEL 0467-22-0315

●銭洗い弁天

鎌倉はどこへ移動するにも道は狭く曲がりくねり一方通行も多い。この銭洗い弁天への道も例外ではない。
八幡宮からJR横須賀線の踏み切りを越えて市役所前交差点を右折、二つ目の路地を左折、佐助トンネルを抜け、T字路を右折すると間もなく「銭洗い弁天」参拝者専用の駐車場に行き当たる。これより徒歩で急斜面を少し上ると岩山をくり貫いた参道へと入る。
また反対に源氏山公園の裏手から入るルートもある。源頼朝の像の立つこの公園は400本もの桜の木があり春は花見の人で賑わうが、普段は静かなところ。ただ、この周辺には駐車場はない。

鳥居のある洞窟の参道ををくぐるともう一つの洞窟があり、そこには沢山の千羽鶴がぶらさがる奥の院に清水が湧く。
鎌倉五名水 の一つといわれ、この湧き水でお金を洗うと倍になって戻ってくるといわれている。
湧き水の脇に竹で編んだザルがあり、このザルにお金を入れて洗う。千円、1万円、中には100万円もの札束に水をかけている人もあり、人の欲の深さを垣間見る思いがする。
洗ったお金はなるべく早く使った方が御利益が大きいとか。銭洗い信仰の始まりはさだかではないそうだが、今の世の中、少しでもお金を増やそうと訪れる人の数も多いそうだ。拝観無料。
/TEL 0467-25-1081

●大仏へ

銭洗い弁天から真っ直ぐ下ってくると法務局前の信号に出る。この角には鰻とてんぷらの店、「うな豊」がある。ちようど昼時であり、車を止めるスペース(2台)がある。鎌倉にはそば、うどんや京風懐石などの名物料理屋は数あるが、駐車場のある店は少ない。迷うことなくのれんをくぐる。
古い和風造りで、テーブル3卓と10名ほど座れるカウンター、他に2階に座席がある。
てんぷら定食1,800円、うな重1,800円から。観光地としては味も料金も納得のいくもの。そのはずで地元のお客も多いとか。
/TEL 0467-22-4323

法務局の信号から新佐助トンネルを抜けた次の信号を左折、約1kmで大仏の横へと出る。大仏入口には県営と民営の駐車場がある。前者は30分300円、後者は30分単位ではなく1時間600円。長谷寺との中間にある駐車場は30分400円。いずれもスペースは少なく合わせても30台くらい。

●大仏(高徳院)

鎌倉の大仏として親しまれている寺。正式には高徳院清浄泉寺という。高さ11.36mの大仏はもとは木造で高さが24mもあったという。
だが、宝治2年(1248)の台風で崩壊し、その4年後現在の青銅製が造られた。完成月日ははっきりしないが、立派な大仏殿の中で全身を金箔で覆われ、それは見事なお姿であったそうだ。
しかし、応安2年(1363)の台風と明応4年(1495)の津波で流され、以来、覆うものもなく露仏となった。
境内には与謝野晶子の「かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな」という大仏の美しさをたたえた歌碑がある。拝観料200円。
/TEL 0467-22-0703

●長谷寺

大仏と長谷寺を結ぶおよそ500mの道の両側はみやげもの屋、食堂、レストランから行列ができる人気の芋アイスクリーム屋とさまざまな店が並ぶ。車を置いて、歩いてみたいところである。

長谷寺には参拝者専用の駐車場があるが観光バス用が大きく一般用スペースは15台と少ない。30分300円。
長谷観音で名高い寺。本尊の十一面観音像は高さ9.1mもあり日本一大きい。境内の階段の途中には水子地蔵が並び、女性参拝者の手を合わせる姿があった。
境内には池を囲む美しい庭園があり、観音堂のあるところからは展望もよく、由比ガ浜が一望できる。また宝物館もあり、ここには 鎌倉三大鐘 の一つという梵鐘がある。拝観料200円、宝物館入館料100円。
/TEL 0467-22-6300

●鎌倉文学館

長谷寺から真っ直ぐ延びる国道134線を鎌倉駅方面へ300mほど辿ると鎌倉文学館の標識を頼りに左折。残念なことに駐車場はない。深い木立の小山を上ると重厚な造りでそれでいて瀟洒な洋館に行き当たる。かつての前田公爵の別邸だったところ。昭和60年に鎌倉ゆかりの文士たちの遺産を集め、文学館として開設された。

現在の建物は昭和11年に洋風に改築されたもの。塩害に強いといわれるチーク材を使用し、室内のステンドグラスや照明器具、そのほか粋を凝らしたものばかり。1万坪の敷地には広い芝生とバラの季節には沢山の花をつける庭園を眺めるだけでも訪れたいところ。
佐藤栄作元首相が昭和39年からなくなるまで別荘として借りていたところでもある。内部には川端康成、大佛次郎、高見順などの鎌倉文士たちの初版本や直筆原稿などが展示されている。入館料200円。
/TEL 0467-23-3911

●由比ガ浜・材木座海岸

長谷寺から車で約5分、徒歩なら15分ほど南へ。広い砂浜へと出る。若宮大路に沿って流れる滑川が海に注ぐ。この滑川をはさんで西側が由比ガ浜、東が材木座海岸だ。鎌倉時代には前浜と呼ばれていた。
海岸線に沿って県の道路公社の広い駐車場が3ヶ所あり、7〜8月は1時間400円だが、そのほかは250円と安く、その上比較的空いている。
海水浴シーズンは渋滞の国道134号線も今は流れもよく、弓なりに続く広く長い砂浜には人影もまばら。海岸沿いのレストランやコーヒーショップは休業中のところもあり、ひっそりとしている。風もない静かな冬の海の昼下がり、暖かい太陽を浴びての浜辺の散歩は実に気持ちがよい。

●極楽寺へ

国道134号線由比ガ浜から坂ノ下の信号を右折、100mほど行くと星の井通りの信号を左折する。そのまま道なりに約1km車を走らせると、江ノ島電鉄の極楽寺駅を見下ろすところに極楽寺のかやぶきの山門前に出る。道は狭く、駐車場もないので由比ガ浜から徒歩を勧めたい。
星の井通り交差点から極楽寺への道沿いに「虚空蔵堂」という小さな御堂がある。虚空蔵(こくぞう)菩薩は無量の福徳と知恵をそなえ、すべての願いごとをかなえてくださる仏さまといわれている。とくに丑年生まれと寅年生まれの人々の守り本尊とか。
/TEL 0467-22-3401

また極楽寺は貧者を救済し、病人の治療に力を尽くした御坊さん“忍性”が開山した。かつては十三の塔や七堂伽藍のあった大寺院だったが、合戦や火災で焼け落ち、いま残るのは塔頭の一つの吉祥院だけである。拝観無料。宝物館入館は300円 。
/TEL 0467-22-3402

●江ノ島へ

鎌倉から江ノ島までの距離はわずか8kmほどだが、材木座、由比ガ浜、七里ガ浜そして片瀬と広い砂浜と遠浅の海岸に恵まれ大正時代から海水浴場として発展してきたところ。
夏は海水浴をはじめマリンスポーツを楽しむ若者や家族連れで大変な賑わう。そのため交通渋滞続きで、ドライブを楽しむというわけにはいかない。
日本のボードセーリングの発祥地とこ言われるこの一帯では一年中カラフルなセールが風をうけて走り、波の荒い日にはサーファーの姿が、冬でも多い。夏は汚れの目立つ海も、いまの季節は水も青い。立春も間近いこのごろの日差しも眩しく、車窓を流れる風も春の匂いがする。

●江ノ島

江ノ島は周囲4kmの小さな島。弁財天が舞い下りてきたという伝説があり、緑の江ノ島のほぼ中央に江島神社がある。江戸時代から参拝者で賑わっていたという。参拝者は土産屋や旅館の並ぶ参道の先の長い石段を上っていくが、脇にはエスカレーターもある。(300円)
島の東側はヨットハーバーがあり、マリンスポーツのメッカとして若者に人気のスポットだ。その他島内には植物園(200円)や波の侵食でできた江ノ島岩屋(500円)がある。
駐車場は江ノ島大橋を渡った東側のたもとに2ヶ所ある。
/弘済会江ノ島駐車場は2時間310円、1日820円。収容台数250台
/観光協会江ノ島駐車場は1回または1日820円。

江ノ島を後にするころはすでに日も沈み、海も空も薄紫色の中に消え、町の灯がまたたいていた。
日帰りコースとしては欲張ったが、少しゆっくり遊びたい人には一泊することをお勧めする。宿はニッポンレンタカーと提携する割引料金のホテルから探すのも一案だ。



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鎌倉市
行政や観光情報の他、由比ヶ浜の消防本部屋上に設置されたライブカメラ画像も見られる。鎌倉名所辞典は便利。
WWWで歩く鎌倉
バーチャル鎌倉観光案内。写真を見ながら鎌倉の町を散策気分? 鎌倉に関する歴史・文化や年間イベントの紹介など。
江ノ島水族館
各施設やイベントの紹介。水族館で飼育中のクラゲのライブ中継やビデオライブラリのコーナーもある。
鎌倉彫
鎌倉彫の起源や製作工程の紹介。ギャラリーでは先人の作品を鑑賞することができる。

取材:1999年1月