ニッポンレンタカーHOME > 旅のお役立ちガイド > ドライブガイド > ドイツ・モーゼル川流域

ドイツ・モーゼル川流域

ドライブライン

観光客に人気のコッヘム村ライヒスブルグ城 父なるライン川の支流、母といわれるモーゼル川は、支流といってもフランスのロレーヌ地方からドイツへと流下る全長545kmにも及ぶ大河なのである。
モーゼル川はライン川へフランクフルトから北西に約100km、古都コブレンツ(Koblenz)で合流する。紀元14世紀から始まったと伝えられる町コブレンツから、ルクセンブルグの国境に近いドイツ最古の町、トリアー(Trier)までの川沿いの道は直線距離では約100kmだが、丘陵地帯を大きく蛇行しながら流れるモーゼル川に沿って走る道は倍の約200kmにもなる。
この流域一帯は古城とドイツを代表するモーゼルワインの産地である。川沿いには見渡す限りのぶどう畑、その中に点在する中世の古城や町の、絵はがきの中のような風景を、写真で紹介したいと思う。


サムネイル1 サムネイル2 サムネイル3 サムネイル4 サムネイル5 サムネイル6

ドライブライン

<コース>
コブレンツ(Koblenz)−コッヘム(Cochem)−ベルンカステル・クース(Bernkastel Kues)−トリアー(Trier)
全行程 約200km

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

<ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください>



●コブレンツ(Koblenz)からベルンカステル・クース(Bernkastel Kues)へ

アウトバーン(高速道路)が縦横に走るドイツでは、一般道路への出口を間違えないためにコブレンツの町からアウトバーンを避けてモーゼル川岸を走る国道49号線へと出た。
町を過ぎると、コブレンツから見て左岸は国道49号線、右岸が県道426号線と道は二手に分かれていた。地元の人の薦めで県道を選ぶと、間もなく古城のあるコブレン ゴンドルフ(Kobern Gondorf)という小さな町に着く。このあたりから上流へは、川の両岸に多くの古城がある。
町の対岸のブドウ畑の丘の上に、見える堅固な構えの城壁は、モーゼル川流域唯一の2つのタワーを持つ城で13世紀ころのものだという。

ブドウ畑と村。ドライブは快適だ
ブドウ畑と村。ドライブは快適だ
モーゼル川はコブレンツでライン川に合流する
モーゼル川はコブレンツでライン川に合流する
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)


モーゼル川畔を走る列車
モーゼル川畔を走る列車
観光客に人気のコッヘム村ライヒスブルグ城
観光客に人気のコッヘム村ライヒスブルグ城
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)


モーゼル川とブドウ畑
モーゼル川とブドウ畑
モーゼル川とブドウ畑
モーゼル川とブドウ畑
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)



●ベルンカステル・クース(Bernkastel Kues)

道は再び2つに分かれ国道49号線は川から離れ西へと向かう。県道は大きく蛇行し流れる川に沿いながら、ベルンカステル・クースへの町へと入る。
町はベルンカステルとクースの2つの町からなる。ベルンカステル側には1608年建造のルネッサンス様式の市庁舎や1606年にできたというミヒャエルの噴水があるマルクト広場(Marktplatz)がある。この広場を中心に、いくつも延びる狭い路地があり、白壁に木組みの家々が並ぶ。
おいしい地元産のワインを飲ませてくれるレストランや、半地下に貯蔵所を持つワインセラーでは試飲を勧められたりする。もちろんドイツでも飲酒運転は禁じられているので注意しよう。
この町ではワイン博物舘(Weinmuseum)もあるので、ぜひ訪ねたい。

ベルンカステル・クースは木組みも鮮やかな家が多い
ベルンカステル・クースは木組みも
鮮やかな家が多い

ベルンカステルの噴水
ベルンカステルの噴水

村には教会と小綺麗なホテルが必ずある
村には教会と小綺麗なホテルが必ずある
村の路地、ここにもブドウが
村の路地、ここにもブドウが

レストランの窓から
レストランの窓から
村の中も標識は完備。旅人に親切だ
村の中も標識は完備。
旅人に親切だ

ドイツにも小さい家はあります。ワイン屋さんでした
ドイツにも小さい家は
あります。
ワイン屋さんでした


●トリアー(Trier)

ローマの初代皇帝アウグゥストス帝によって作られた町で「ヨーロッパ史の博物館」ともよばれるドイツ最古の町。町の中心部には黒門と呼ばれる巨大な石の門、ポルタ・ニグラ(Porta Nigra)がある。

“黒い門”といわれるように黒い砂岩のブロックで造られた城門で2世紀後半のもの。この門をはじめローマ風呂跡や古代の劇場など、ローマ時代の遺跡が散在している。
黒門から南にのびる歩行者天国の先にある中央広場には、紀元958年に建てられたマルクトの十字架がある。
また東には初期ロマネクス様式の大聖堂(Dom)がそびえ、右隣りには13世紀中頃に造られたゴシック様式の聖母教会(Liebfrauenkirche)が建つ。
ローマ人が作ったトリアーの黒門
ローマ人が作ったトリアーの黒門

●カール・マルクスの生家

中央広場からモーゼル川へ向かう道筋に、エンゲルスとともに共産主義の理論を確立したマルクスの生家がある。見落としそうな普通の家だが、入り口にマルクスの顔を彫った金属板があるのですぐわかる。内部は直筆の書簡や家族の写真などのほか、社会主義の歴史を解説した本や原稿などが展示されている。
/料金 2ユーロ(約280円)

トリアーにあるマルクスの生家(中央)
トリアーにあるマルクスの生家(中央)
マルクスが誕生した家にはレプリカが埋め込まれていた
マルクスが誕生した家には
レプリカが埋め込まれていた


トリアーはこのほか見所はたくさんあるが、この地方がハムやソーセージの生産地だということは、あまり知られていない。
モーゼル川の流れ、かわいらしい村々、古城と鮮やかな緑のワイン畑。美しい風景の中をゆっくりと走るのがお勧めだ。ロマンチックな小さな宿でドイツ特産のうまいワインのグラスを傾けながらソーセージを頬張る旅は、これからがシーズンだ。

ワインとともにハム、ソーセージも名産品
ワインとともにハム、ソーセージも名産品
民芸品などを見て歩くのも楽しい
民芸品などを見て歩くのも楽しい

川面に家々の影、川はゆったりと流れる
川面に家々の影、川はゆったりと流れる
川沿いにはサイクリングロード
川沿いにはサイクリングロード
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)


ブドウ畑が谷を埋め、小さな村が点在する
ブドウ畑が谷を埋め、小さな村が点在する
川沿いの小さな村
川沿いの小さな村
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)


農道がブドウ畑にアクセントをつける
農道がブドウ畑にアクセントをつける
ドイツの田舎道は快適
ドイツの田舎道は快適


ドイツ観光局
サッカーW杯のイベント情報やロマンチック街道はじめドイツ各地の観光情報などが見られる。

取材:2006年5月