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カナダ・オンタリオ州
(ナイアガラ瀑布とワインの旅)

ドライブライン

ナイアガラの滝。左側はしぶきで見えなかった カナダ・オンタリオ州の首都オタワと並んでカナダ最大の都市トロントは北緯約45度に位置し、北海道稚内あたりとほぼ同じ。トロントへは直行便で約13時間の長い飛行だ。その直行便も夏期だけで、普通はバンクーバーなどで乗り換えで行く。日本との時差もマイナス14時間という遠いところ。このオンタリオ州の中部と西部は、五大湖のオンタリオ湖、エリー湖、ヒューロン湖に囲まれたエリアで、最大の観光地ナイアガラ・フォールズやまだ歴史は新しいが、オンタリオ・ワインの生産地がある。
ここからケベック州のケベック・シティまでカエデの生い茂る一帯は「メープル街道」と呼ばれている。カナダの国旗のデザインにもなっているカエデの林はセントローレンス川沿いに約800kmにわたって続く。9〜10月にかけて紅葉し、この季節には世界各地から観光客が訪れる。

今回はトロントの西約60km、ハミルトンの町を拠点にナイアガラ・フォールズとその周辺のワインセラーとビクトリア様式の町並みの残るナイアガラ・オン・ザ・レイク(Niagara on the Lake)を訪ねた。


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ドライブライン

<コース>
トロント国際空港(Toronto Pearson International Airport)−ハミルトン(Hamilton)−ナイアガラ・フォールズ(Niagara Falls)−ワイン街道(Wine Route)−ナイアガラ・オン・ザ・レイク(Niagara on tha Lake)

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●ハミルトン(Hamilton)

ハミルトン中心部の公園
ハミルトン中心部の公園
昔、五大湖工業地帯の一つとして「鉄鋼」の町として日本の教科書に載っていたことを思い出す。人口は少ないが面積の広い町の東部分は、いまでもカナダの重要な鉄鋼を担う巨大な工場地帯だ。
ダウンタウンをはさんで西側は広大な緑地公園、大学やよく手入れされた敷地に豪邸の建つ地域が広がる。


カナダは移民の国だが、東部ケベック州はフランス人移民の多く、隣りのオンタリオ州はイギリス人移民でカナダの公用語は英語とフランス語。だが、現在は人口約3,100万のうち約60%が英語を母国語とし、約23%がフランス語が母国語としている。その他は二つ以上の母国語を持つか、その他の言語を母国語にしている。
いまカナダ国籍を持つ人の半数は、カナダ生まれではないともいわれている。白人といわれる人々が人口の約20%に過ぎないこの国ではこのハミルトンも人種のるつぼだ。
ヨットハーバーで釣りをする少女(ハミルトン郊外)
ヨットハーバーで釣りをする少女
(ハミルトン郊外)


●ナイアガラ・フォールズ(Niagara Falls)

アメリカ側の滝。観光気球も上がっている
アメリカ側の滝。観光気球も上がっている

世界有数の観光地エリー湖からオンタリオ湖へ注ぐナイアガラ川にかかる巨大な滝。アメリカとの国境にある。
ゴート島を挟んでアメリカ滝は高さ55m、幅320m。それにゴート島寄りにある小さなブライダルベール滝を従えている。カナダ滝は高さ52m、馬蹄形にカーブした幅は全長675mあり、その名はホース・シュー(馬蹄)とも呼ばれている。
ナイアガラの滝。左側はしぶきで見えなかった
ナイアガラの滝。左側はしぶきで見えなかった
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滝が形成されたのはいまから約1万2000年前、氷河が溶けエリー湖が隆起し、流出した水がナイアガラ断層を削って滝になった。
はじめは現在の位置から約10kmも下流だったが水の浸食によって、長い時間をかけて現在の場所に後退したという。

川幅いっぱい。落ち口へ向かうナイアガラ川
川幅いっぱい。落ち口へ向かうナイアガラ川
滝の落ち口。右はアメリカ、左はカナダ
滝の落ち口。右はアメリカ、左はカナダ
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ハミルトンからハイウェーQEW(Queen Elizabeth Highway)を辿り、道路標識に従って走るとオンタリオ湖の湖畔に開けた町ナイアガラ・フォールズ市に入る。1904年に生まれた市は観光と水力発電の町として発展した。滝の上流には当時の電力会社の建物も残るが、いまは使われていない。
ファストフードや土産物店の並ぶ町へ足を踏み入れたとたん、しぶきを上げて流れ落ちる雄大な「ナイアガラ瀑布」が目に飛び込んでくる。ナイアガラ川に沿って滝を見る歩道と中央分離帯のある大通りが続く。路上駐車は厳禁なので、車は駐車場へ。ここから展望台(テーブル・ロック・コンプレックス=Table Rock Complex)までは歩道から眺めを楽しめる。カナダ滝を目の前で観られる最高のポイントだ。この前の建物には観光案内所、レストラン、ギフトショップなどがある。

ナイアガラのカナダ側には大きなビルが並ぶ
ナイアガラのカナダ側には大きなビルが並ぶ
1903年、滝を利用した電力会社の建物
1903年、滝を利用した電力会社の建物

ヨーロッパ人がはじめて滝の存在を知ったのは1678年のこと。1820年代には周辺には道路やホテル建設がはじまった。
圧倒的なスケールを誇る世界でも最も有名な滝はあらゆる角度から眺めることができる施設が造られている。その一番人気は滝つぼへの遊覧観光船で、1840年にはすでに就航していたという。
滝つぼへと向かう「霧の乙女号 Maid of tha Mist」は滝つぼにすさまじいまでの轟音をたてて流れ落ちる水の勢いを間近に体験できる遊覧船だ。しぶきを存分に浴びるのでレインコート付き。料金は13カナダドル(1ドル 約85円)。

オンタリオ湖の一部。水平線はトロントの市街
オンタリオ湖の一部。水平線はトロントの市街
つかの間の夏(オンタリオ湖)
つかの間の夏(オンタリオ湖)

オンタリオ湖がきれいなレストラン
オンタリオ湖がきれいなレストラン
ナイアガラを展望するスカイロン・タワー
ナイアガラを展望するスカイロン・タワー

ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ(Journey Behind the Falls)は1889年掘られたトンネルで全長46m。2ヶ所ののぞき穴からカナダ滝の裏側をのぞくことができる。トンネルを抜け出た先にはテラスがあり、ここから流れ落ちる水の眺めは迫力満点だ。
トンネルへは展望台前の建物から専用エレベーターで38mも下る。ポンチョ付き 料金7カナダドル。

その他、滝を見下ろす地上160mの展望タワー、スカイロン・タワー(Skylon Tower)料金9.5カナダドル、またナイアガラ滝上空を遊覧するヘリコプターなどもある。

激流のすぐそばにテラスがある
激流のすぐそばにテラスがある

しかし、夏のシーズン中は混雑が激しく3〜5時間待ちというから、これらの施設から滝を観たい人は周辺に沢山あるホテルに泊まるつもりで。
カナダとアメリカを結ぶレインボー橋(Rainbow Bridge)をわたってアメリカ側からの滝見物も楽しめるが、パスポートが必要で、それぞれの入国料がかかる。

●グレート・ゴージ・アドベンチャー(Great Gorge Adventure)

激流に沿う遊歩道
激流に沿う遊歩道
カナダ滝から下流約4km下ったところに、後退していく滝によって削り取られた両側の絶壁の遙か下に激流が渦巻く。専用エレベーターで下りトンネルをくぐると川に沿って全長305mの木造の遊歩道がある。
アメリカ、カナダ滝を会わせて1,000mもの幅で圧倒的な迫力で流れ落ちた滝の水が急激に狭まった川幅を勢いを増して流れ下る。岩をたたきぶつかりながら渦巻き、波打つすさまじい水の勢いに目もくらみそうだ。

このトンネル内には、ナイアガラ瀑布を樽に入って落ちた人々の記録や生還した人の物語などがパネル展示されていた。またこの激流を泳いでわたろうとした男の死の結末など、無謀な勇気?の歴史も書かれていた。

●ナイアガラ・オン・ザ・レイク(Niagara on the Lake)

ナイアガラ・フォールズから川に沿って約20km、ナイアガラ川がオンタリオ湖に注ぐ河口に広がる町。
ビクトリア様式の美しい町並みの残る小さな町は18世紀末にイギリス系移民によって開拓された。ロイヤリストと呼ばれた彼らはアメリカ独立に反対した王党派といわれる。イギリス領だったアッパー・カナダ(現在のオンタリオ州)の首都として栄えた町である。

町の中心部。時計台は町の象徴
町の中心部。時計台は町の象徴
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古いホテルはビクトリア様式だった
古いホテルはビクトリア様式だった

メインストリートのクイーン通りは1922年から時を刻む時計塔(Clock Tower)を中心に、500mほどで、レストラン、ブディック、カフェ、ギフトショップ、ホテルなどが並ぶ。1864年創業というイギリス風ホテル「プリンセス・オブ・ウェールズ The Princes of Wales」はヨーク公夫妻が滞在したことから名付けられた。脇道を入ると瀟洒な家々が建ち並ぶ閑静な住宅街だ。町には花々があふれ、短い夏を謳歌するように咲き誇っている。

議会の建物
議会の建物
おしゃれなワイン・バー
おしゃれなワイン・バー

19世紀の生活用品を展示する「歴史社会博物館」や1833年から15年ほど前まで、実際に営業していた薬局に当時の薬品入れのガラスびんや生活雑貨などが展示された「薬局博物館」などもある。
町内には公共の交通機関はないが、町を一周する観光馬車が走っている。100年もタイムスリップしたようなのどかな町。おしゃれなワイン・バー、帽子専門店、カフェ、小物店、レンガつくりの古い建物、緑と色とさまざまな花に彩られた可愛い町である。
町を巡る観光馬車
町を巡る観光馬車

出窓を持つ喫茶店
出窓を持つ喫茶店
街角には壺からワインを注ぐ青年の像
街角には壺からワインを注ぐ青年の像

●オンタリオ・ワイン

世界で評価を高めつつあるカナダ・ワインの産地は主に西海岸ブリティシュ・コロンビア州の南ロッキー山脈の麓オカナンガ地方と、オンタリオ州ナイアガラ・オン・ザ・レイク周辺の2ヶ所のワイナリーで作られている。
とくにカナダ・ワインの代名詞ともいえる“アイスワイン”は暑い夏と氷点下に下る冬の気候をもつ一部の地域しか生産されない。ちなみにアイスワインの生産地はドイツ、オーストリア、そしてここカナダなのである。

ブドウ畑の先にワイナリーが
ブドウ畑の先にワイナリーが
宿泊設備もあるワイナリーもあった
宿泊設備もあるワイナリーもあった

秋に収穫をせず凍てついた真冬の静かな夜、凍結したままの葡萄の実を摘みとり、すぐ搾る。芳醇な香りと濃厚な甘みを蓄える。各ワイナリーでは葡萄全体の約100分の1しか生産しないと、あるワイナリーで聞いた。
従って高価なものだが、冬の夜に凍ったまま摘まれた葡萄の稀少価値とともに、甘い口当たりは人気がある。そのまま冷やして、または氷を浮かべれば、ロゼワインのような赤みの色と甘い葡萄の香りがとても魅惑的な雰囲気をかもし出す。

街道に立つワイナリーへの道標
街道に立つワイナリーへの道標
白ワインに映る空
白ワインに映る空

ナイアガラ・オン・ザ・レイクからハミルトンにかけて広がるワインの産地(Wine Regions of Ontario)一帯はワイン ルート(Wine Route)と表示され大小約50のワイナリーがある。日本流ではワイン街道だ。旧道81号線沿いとその周辺、またそこからから各ワイナリーへは標識が立ち、好みのワイナリーを訪ねるのもやさしい。

ワイナリーのしゃれたレストラン
ワイナリーのしゃれたレストラン
鮭のパスタと白ワイン
鮭のパスタと白ワイン

多くのワイナリーではワインつくりの工程見学、ワインの飲み方など、レクチャーつきの試飲もできるほかレストランを併設し料理に合ったワインがたのしめる。
各ワイナリー巡りへの公共交通機関はない。自分で運転する場合は試飲も気をつけよう。ワインはアルコールだ。カナダももちろん飲酒運転は禁止。また、口をあけたアルコール類が車内に置いてあるというだけで、飲酒運転とみなされるので気をつけたい。

どこのワイナリーでも試飲コーナーは大繁盛
どこのワイナリーでも試飲コーナーは大繁盛
地味なワイナリーも時には…
地味なワイナリーも時には…




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取材:2004年8月