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イングランド東部からウェールズへの旅(4)
<番外編>再びイングランドへ



夕暮れのストーンヘンジ ウェールズの旅を終えバースで遊びロンドンへと戻る途中には有名なストーンヘンジがあり、豊かな穀倉地帯や羊の牧場などのどかな風景が続く。
また、ロンドン空港近くには女王が週末を過ごすウィンザー城がそびえ建つ。そしてテムズ川沿いにはイギリスでは2番目に古いパブリック スクールの名門イートン校がある。
ウェールズの首都カーディフからロンドン空港までは距離にして約250km、高速道路M4を走れば3時間ほどだが、こうして寄り道をしながらのドライブは丸1日がかりだ。

このイギリスを代表するような観光地や風景、建築物を写真で紹介したいと思う。





<コース>
バース(Bath)−A36−ストーンヘンジ(Stonehenge)−M4(高速道路)−ウインザー城(Windsor Castle)とイートン校(Eton College)
約250km、1日
道路の種類: Mは高速道路、Aは国道。Bは日本でいう県道にあたる。これらの道路標示の数字が小さいほど重要道路だ。

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

<ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください>



●ストーンヘンジ(Stonehenge)

ソールズベリー(Salisbury)から北へ約15km、A303号線沿いには標識がある。あたりの平原は昔から穀倉地帯といわれている。その広い農地の真ん中に直径30mの円に高さ4mあまりの大きな石柱が並ぶ。

ストーンヘンジ
ストーンヘンジ

紀元前3000年ころから1100年ころにかけて約5段階の行程を経て造られたという。石柱は30個、現在は石柱が17個だけ。その上に横置きの石でつないであったが、3個だけが残る。また内側にもリンクがあり、元は60個の少し小さめの石が60個もあったが、これも現在は21個だ。
こんな想像図も描かれていた
こんな想像図も描かれていた

宗教儀式に使われたものらしいとか、夏至には中央の石と石の間から太陽が昇り、祭壇を照らしたことからこれを天体観測のために造られたという説が今は有力だが、約30km離れたマルボーロの丘からこの巨岩を運んで並べた本当のところは今も謎とか。

以前はこの石柱の中まで入り、手で触れることもできたが、心ない観光客の落書きや記念にと石を砕いて持ち去る者もいたため、現在はロープが張られかなり遠巻きに観ることになった。

●ウィンザー城(Windsor Castle)

ロンドン ヒースロー空港へ約10km、テムズ川の流れを見下ろす丘の上に威風堂々とそびえ立つ。現在使われている王室の居城としては、世界最大の規模を誇る。実に900年以上もの間、王室の居城として使われ続ける城は威厳に満ち、歴代王たちの権力と栄光の日々を刻んできた。現在も週末や休日にはエリザベス女王はここで過ごされる。城の中心にあるラウンド・タワーに国旗が掲げられているときは女王が滞在されているサインなのだ。ちょうどこの日は週末、天高く国旗がはためいていた。

エリザベス女王像とウィンザー城
エリザベス女王像とウィンザー城
ウィンザー城の衛兵
ウィンザー城の衛兵

城内の一部は解放され、城門の石畳を踏みしめながら見学ルートに従って、内部を観ることができる。一番のみどころはステート・アパートメンツだ。今でも王室の公式行事や国王クラスの国賓のために使われいるいくつもの広間(92年の火災によって紛失した広間なども完全に修復されている)を一般公開しているのは、開かれた王室のさすがイギリスである。
ビクトリア女王のために造られた大階段を上がると、おびただしい数の銃や剣や鎧などの武具の並ぶ部屋だ。また歴代王の居間や主寝室とかつての七つの海を制したイングランドの栄華を、しっかりみせてくれる。

ウィンザーを流れるテムズ川
ウィンザーを流れるテムズ川
ウィンザー駅
ウィンザー駅

ウィンザー城の城下町は、ロイヤルタウンとも呼ばれている。その伝統と誇りにに満ちた町の誇りは古い石畳の通りに、石造りや白壁と木組みの商店、パブ、レストランとかたくなまでに歴史の重みを感じさせる町だが、ここにもアメリカ資本のファーストフードの極彩色の看板や店があり、どこも観光客でいっぱいだった。
食堂は時代がかっていた。郵便ポストは健在
食堂は時代がかっていた。
郵便ポストは健在

●イートン校

豊かな水をたたえて流れるテムズ川には鴨や白鳥が優雅に浮かぶ。歩行者のみの橋から振り返るとウィンザー城を仰ぎ観る。その城壁の下には白壁に茅葺きの古い家(レストランになっている)が見える。絵になる光景だ。対岸に渡ると、イートン校まで古い商店街が続く。
イートン校はパブリックの名門中の名門校で、日本でいう中学高校の一貫教育の学校である。世界的な名門ケンブリッジ、やオックスフォードへの登竜門であり、かつては良家の子息が通うところ。制服はいまも“えんび服”、そう、ノーベル賞受賞の田中氏が着用したあのえんび服だ。学校の行事にはシルクハットもという。
イートン校の正門から
イートン校の正門から
イートン校の少年
イートン校の少年
昔の風情を残す静かな町を、えんび服姿の少年たちが背筋を伸ばしてサッサと歩く。友達同士が出会っても、姿勢は崩さない。そして900年の歴史を持つ校庭には大筒の大砲がある。伝統を守る。それは学問だけではないということを示していた。イギリスのエリートはえんび服にシルクハット、教育の中には紳士としての行儀作法も組み込まれている。





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在日イギリス大使館、ブリティッシュ・カウンシル、英国政府観光庁、在日英国商業会議所が共同で英国トラベル情報などを提供。
Miniで行く 英国カントリードライブ
個人によるイギリスでのドライブ体験記。レンタカーやモバイル事情も紹介されている。

取材:2002年11月