スペインの田舎道・コラム



アンドラ公国
(Pincipality of Andorra)

フランスとスペインの国境、ピレネー山脈の中に位置し、国土は日本の種子島とほぼ同じ面積で、人口は約5万人。うちアンドラ人は約1万5,000人、スペイン人が約3万人、そのほかフランス人とポルトガル人などである。
公用語はカタルーニャ語だが、スペイン語、フランス語も広く用いられている。通貨はフランとペセタ。
主な産業は観光、畜産のほかにタバコの栽培がある。
政治体制は、フランス大統領及びスペインのウルジェル司教の共同元首。国会はアンドラの7区から28名選出される。
1993年7月28日、国連に加盟した。



アントニ・ガウディ

バルセロナの偉大なる建築家アントニ・ガウディ・イ・コルネット(Antoni Gaudi i Cornet)は、1852年カタルーニャ地方のレウスに銅板職人の子として生まれた。バルセロナの建築学校を卒業。1878年のパリ万博に出品したショーケースのデザインが初めて世間に認められた。
ちょうどバルセロナではカタルーニャの強い経済力を背景に「独自の文化を」の運動が起っていた。カタルーニャ生まれ、独特な個性の持ち主の建築家ガウディの、奇抜でときには奇想天外とも思える独創的な邸宅、公園、教会と彼の作品はこうしてバルセロナに花開いた。
1982年の着工から100年も要した聖家族教会(Sagrada Familia)は未だ未完成。1926年73歳のガウディは市電にひかれあっけなくこの世を去ったが、残りの部分の完成にあと100年、あるいは200年かかるか分からないという。バルセロナの青い空に聳えるこの教会の尖塔はバルセロナの顔である。


ガウディのデビュー作ともいえるグエル邸テレシアノ学院グエル地下聖堂レアル広場の街灯など、彼の作品は市内やその周辺に点在しているので、こうした作品を観て歩くには、2日は必要だ。



田舎の宿

HOTEL SIERRA SEGURA ★★
TEL 43 52 07

N322沿い、ホテルの看板に導かれるように国道から離れてわずかに道を下る。ゆるやかな丘陵地帯に続くオリーブ畑の中、プエンテ・ジェナーバの小さな町の入り口に、このホテルはある。内装は暖かみのある木造で落ち着いた宿。ツイン一泊8,400ペセタ(約7,000円)



スペイン地中海地方の主な料理

スペイン料理と一口で言っても、広いこの国ではそれぞれの地方で多種多様。共通点といえば、味のベースがニンニクオリーブだ。あとはその土地の旬の材料の持ち味や特徴を上手に生かしていること。
ここでは、このドライブルートに沿った地方の主な料理を紹介しよう。

バルセロナを中心に北はカタルーニャ、南はアンダルシア地方、どちらも地中海の豊かな海の幸と太陽に恵まれたオリーブの産地である。その代表的な料理が日本でもなじみ深いパエリャだ。


パエリャ(Paella)

もともとパエリャとは平たいパエリャ鍋で炊く米料理で、バレンシアの南、アリカンテ地方の代表的なパエリャ・バレンシアーナ(Paella・Valenciana)は野菜と肉(鶏、鴨、うさぎなど)や生ハム、かたつむり、に白いんげん豆を入れオリーブ油で米を炊くのが特徴だ。元来は野外炭や薪で作り、おこげの部分がもっとも美味しいといわれている。このほかにも何十種類もの米料理があり、これを総称してパエリャという。
日本人好みのパエリャは魚介類を盛り込んだパエリャ・ア・ラ・マリネーラ(Paella a lamarinera)だ。
普通レストランで注文する時は2人前以上で、出来上がるまで30分ぐらい時間がかかる。


フリトゥーラ・デ・ペスカード
(Fritura de pescados)

揚げた魚の盛り合わせ。小さいイワシ、イカ(ヤリイカやホタルイカなど時期のもの)平目から海老などを高温に熱したアンダルシアの香り高い良質なオリーブ油をたっぷりと使って揚げる。熱いうちにレモンを絞って、フーフーしながら食べる。この地方の揚げ魚はスペイン一ともいわれている。


スケット(Suquet)

カタルーニャ地方の魚の鍋料理。魚をペスカド(Pescado)といい、この海岸線はペスカド料理の種類が多い。エビやイカや魚の切り身などを網焼きしてレモンで食べる簡単で素朴なものも嬉しいが、このアンコウ、カサゴなど日本では高級魚といわれる魚をジャガイモ、トマト、たまねぎ、ニンニクをたっぷりとオリーブ油の入った土鍋で煮込む。豪快な漁師の料理だ。