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小江戸・佐原の町並みと
水郷・潮来と霞ヶ浦(2)

ドライブライン

鹿島神宮奥宮 佐原町と潮来市にまたがる水郷を、紺絣の着物にもんぺ姿の“おばさん船頭”の舟にゆられてみた。まだ花の咲く季節には遠く冷たい風の中だったが、初夏にはこのあたりは紫、白、黄色と鮮やかに彩る「あやめ」の花が咲く。その咲き乱れる花の美しさを想像しながら、鹿島神宮を詣で、霞ヶ浦に沿って北上。途中、名物のナマズを食べ、川魚の養殖場を訪ねながら土浦まで走る。旧土浦中学校の歴史建造物を見学した後は、日もとっぷり暮れていた。

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ドライブライン

<コース>
首都高−(関東自動車道)−佐原香取IC−(県道55号線)−香取神宮−佐原町−(国道51号線)−潮来−鹿島神宮−(国道355号線)−玉造−(国道354号線)−土浦市
全行程 約300km、1泊2日

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●水生植物園

常陸利根川と潮来大橋
常陸利根川と潮来大橋

“♪潮来花嫁さんは舟で行く”と歌われ、全国的に有名になった水郷潮来は利根川と霞ヶ浦から流れ出る常陸利根川に挟まれた中州一帯を指す。昔は水郷と呼ばれる地域はもっと広範囲だったという。
舟で“行く”川は中州に流れ込む「加藤洲十二橋」と常陸利根川を渡った潮来市の前川、そして「水生植物園」だ。5月下旬から潮来市の3ヶ所が会場と佐原町を含めて盛大な「あやめ祭り」が行われる。
「水生植物園」だけでも、150万株、300種もの種類のあやめが植えられ、それぞれ開花期が異なる。6月下旬までの一ヶ月間も訪れる人を楽しませてくれる。
期間中は数々のイベントが行われるが、なかでも昭和40年代まで続いた「花嫁舟」は、公募された本物の花嫁をサッパ舟と呼ばれる舟で行く行事が有名だ。
十二橋巡りは利根川を渡り、水門から入る
十二橋巡りは利根川を渡り、
水門から入る


霞ヶ浦
霞ヶ浦
十二橋巡りの女船頭さん
十二橋巡りの女船頭さん

今年の「あやめ祭り」は5月27日(土曜日)から6月25日(日曜日)まで予定されている。
なお、4月下旬から園内に咲くサクラソウや5月のゴールデンウィークには満開になる藤の花、7月からは蓮の花と、園内には次々と季節の花が咲く。

●鹿島神宮

潮来から北浦にかかる神宮橋を渡ると、間もなく大鳥居の奥に鎮座する鹿島神宮がある。よく整備された参道には土産物屋や、レストランなどが並ぶ。
この大鳥居は別名「二の鳥居」といわれ、一の鳥居は、北浦神宮橋のたもと大船津に立っている。
どこのお宮にもある鳥居は、天照大神が天石窟(あまのいわや)に隠れたとき、長鳴鳥(ながなきどり)を止まり木に止まらせて、鳴かせたことから「鳥居」になったという伝説がある。

大鳥居と参拝者たち
大鳥居と参拝者たち
鹿島神宮の楼門
鹿島神宮の楼門

御祭神は宇宙創世イザナギ・イザナミの両神により生まれた火の神より誕生した「自然創世の神」といわれている。社は本殿、拝殿、石間(いしのま)、幣殿の4つの棟からなる。
現在の社殿は、徳川二代目将軍秀忠が奉納したもの。
宝物殿には、奈良時代に鍛造された長さ271cmの直刀が収められている。この直刀は、茨城県唯一の国宝でもある。
奥宮のさらに奥には、要石がある。土中に埋まる巨岩で「ゆるぐとも、よもや抜けじの要石の神のあらんかぎりは」と万葉集にもあるように、地震を起こす地底の大ナマズの頭を押さえているから、鹿島地方には大きな地震がないと伝えられている。

本殿の装飾は鮮やか
本殿の装飾は鮮やか
宝物殿には国宝の直刀も
宝物殿には国宝の直刀も

奥の院への参道
奥の院への参道
ナマズを抑え込んだといわれる要石
ナマズを抑え込んだといわれる要石

「奥宮」は慶長10年(1605)に徳川家康公が奉納したものだが、元和5年(1620)の造営のとき場所を移して奥宮とした。安土桃山建築様式である。
本殿から木立に道をしばらく下ると「御手洗の池(みたらし)」がある。水深は大人が入っても、子供が入っても胸の位置を越えないという不思議な池といわれている。どんな干ばつにも枯れたことがない霊泉として、いまでも水を汲みにくる人が絶えない。

鹿島神宮奥宮
鹿島神宮奥宮
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御手洗池
御手洗池
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●鎌足神社

藤原鎌足誕生の地とされる神社
藤原鎌足誕生の地とされる神社
鹿島神社の鳥居の外に小さな神社を見つけた。鹿島市教育委員会の説明版によると、江戸から明治時代にかけてまとめられた“常陸国の歴史”の中に「古来より藤原鎌足の生誕地」と書かれているとある。だが、鎌足の生誕地は奈良県橿原市の2つの説があるとも。
境内には、明治25年に建てられた「大織冠藤原公古宅歯址碑」という石碑があった。

●麻生藩家老屋敷記念館

明治13年(1880)に考案されたという大きな帆を張って滑るように走る“帆曳き船”はかつて霞ヶ浦のワカサギ漁に活躍した船だった。

いまは7月24日から11月上旬の日曜、祭日だけ、観光船として霞ヶ浦に浮かぶ。国民宿舎白帆荘でチケットが売られている。
このあたりは麻生藩の屋敷が多くあったところ。現存する家老畑家の屋敷跡で、安政4年(1857)に再建された表門や茅葺き屋根の母屋が残っている。明治23年(1890)福田家の所有となり、医院として使用されていたが、平成3年、麻生町に寄贈され修復整備したものだ。
/入館無料、TEL 0299-72-1971
麻生家老屋敷
麻生家老屋敷

●玉清井

国道355号線をから土浦市に向かう霞ヶ浦大橋の手前にある玉造町にある井戸で、その由来は「常陸の国風土記」にまで遡るという。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東方征討の途中この地を通り、清泉の湧き出るのを見つけた。これを飲もうとし、あやまって曲玉を水中に落としてしまったという由緒あるところ。玉造町によると、いまでも清冷な水が涸れることなく湧き出ていると書かれているが、見た目にはただの溜め池のようだったが、古来からあったということで納得することにした。
水にまつわる史跡も多い
水にまつわる史跡も多い

霞ヶ浦名物というナマズを食べた。その昔、アフリカのコンゴ川周辺の集落と、2年前ハンガリーの首都ブタペストでナマズ料理を食べたことがあった。どちらも口には合わなかったので躊躇したが、「意外にさっぱりしていて美味しいから」と店の人の薦められて食べた。ナマズの刺身、唐揚げ、酢の物と出された料理に結果は「これは旨い!」であった。

なまずの刺身
なまずの刺身
ナマズの唐揚げ
ナマズの唐揚げ

なまず料理は意外においしい
なまず料理は意外においしい
玉造町にはナマズの養殖所があると聞いて訪ねてみた。大きく立派な構えの家の主人は、庭先の水槽から大きなナマズをすくって見せてくれた。
霞ヶ浦で養殖したナマズを3日間清水に放ち、泥などを吐かせ、一匹が約2〜3kgで、1kg7〜800円くらいで出荷されるそうだ。

養殖筏が浮かぶ
養殖筏が浮かぶ
水槽のナマズ
水槽のナマズ

●かすみがうら市水族館

霞ヶ浦の魚や、世界の淡水魚などが集められた水族館だ。フナやタナゴといったかつては日本の川のどこにでもいた魚を直接触れる水槽があって、子供たちに喜ばれている。円柱水槽にはアマゾンの巨大魚も見られる。
/入館料 310円、TEL 0298-96-0722

かすみがうら市水族館
かすみがうら市水族館
帆引き船発祥の地の記念碑
帆引き船発祥の地の記念碑

●旧茨城県土浦中学校本館

明治時代の希少な洋風建築として国の重要文化財に指定されている。ゴシック様式を基調とし、正面中央玄関は三連の尖塔とアーチ門がある。
現在は県立土浦高等学校の敷地内にあり、ちょうど下校時の学生に校内への立ち入りについて訪ねたが「どうぞ」という返事だった。今の世に断りもなく校内に入ることができることに少し驚いたが、現在の校舎とは別棟になっていた。
旧土浦中学。明治の洋風建築が残る
旧土浦中学。明治の洋風建築が残る
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旧校舎は月に一度(第2土曜日)一般公開されている。館内には復元された教室や資料館などがある。
見学無料 TEL0298-22-0137

●亀城公園

土浦城の門と堀
土浦城の門と堀
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土浦城の築城は室町時代といわれている。城は水に浮かぶ亀のように見えたことから“亀城”と呼ばれていた。
市のほぼ中央部にあった土浦城の本丸と二の丸の一部は整備され公園となっている。江戸前期に作られた櫓門が歴史を語る。近くには城下町の風情を残す土蔵の見世蔵がある。

●土浦まちかど蔵

土浦市中央の街角には、大徳家と野村家があり、野村家は明治時代に、また大徳家は水戸街道沿いに天明5年(1785)に創建された呉服の老舗である。
見世蔵と袖蔵の土蔵造りの重厚な建物で、一帯に4棟の伝統的な建造物が並ぶ。改修したこれらの見世蔵は観光案内所や展示館、機織り体験施設や喫茶店などになっている。

まちかど蔵。今は案内所を兼ねて無料公開
まちかど蔵。今は案内所を兼ねて無料公開
蔵と神社
蔵と神社



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取材:2006年4月