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夏の八重山諸島 石垣島(1)

ドライブライン

川平湾は国指定の名勝地 沖縄本島から飛行機で約50分、竹富島や西表島をはじめ、小浜、波照間島など八重山諸島への拠点である石垣島は、白い砂浜と青い海を求めて各地から老若男女が大挙としてやってくる。東京や大阪などからは直行便もあって、人口約4万の小さな島は人であふれ、活気に満ちる。
亜熱帯の八重山には美しい花々に彩られ、青い珊瑚の海には、色鮮やかな魚や珍しい生き物たちが迎えてくれる。マングローブの繁る水辺観察のカヌー遊びや自然の中を行くトレッキング、さらにはさまざまな魚たちの出合うシュノーケリングなどさまざまな体験をしながら、石垣島、竹富島、そして西表島へと旅をした。
これら島々の魅力とそこに住む人々の生活の一端を、3回にわたってお伝えしよう。


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ドライブライン

<コース>
石垣空港−バンナ展望台−八重山鍾乳洞−観音崎−御神崎−底地ビーチ−川平湾−米原−底原ダム−伊原間湾−平久保崎−宮良−真栄里ビーチ
全行程 140km

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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公の交通機関はバスだけという島での“足”は島を巡る観光客の80%がレンタカーを使用するという。ニッポンレンタカーももちろん空港近くに営業所があり、飛行機の発着に合わせて送迎バスが巡回していた。
梅雨入り目前にした島の気候は気温30度の蒸し暑さだったが、青空が広がっていた。
拠点のウィークリー・マンションに荷物を放り出すと、間もなく西海岸沿いに車を走らせた。

石垣空港のニッポンレンタカー・カウンター
石垣空港のニッポンレンタカー・カウンター
石垣島1周道路は完全舗装で約130キロ
石垣島1周道路は完全舗装で約130キロ

●バンナ展望台

バンナ展望台から石垣市街
バンナ展望台から石垣市街
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バンナ岳中腹に広がる市民憩いの公園の中にある。
展望台からは市内が一望に見渡せ、エメラルドグリーンの海の中に浮かぶ竹富島が望める。

公園内には植物園もある。

●八重山鍾乳洞・自然村

バンナ岳から市内に下る途中にある鍾乳洞。石垣島の誕生から、いまなお成長を続ける鍾乳洞の洞窟群で、洞窟への入り口は大小8ヶ所ある。一番大きい龍神鍾乳洞からコウモリ鍾乳洞、植物化石鍾乳洞、動物化石鍾乳洞から一番小さな大カエルが生息する大カエル鍾乳洞などがある。
そのほか無数の洞口があるが、すべては洞窟の地下でつながり海までも達している。洞窟内に流れる水には目が退化してなくなったカニ、エビの他、カエルコウモリなども生息している。また、古代人生活跡や動物の化石などもみられる。
洞窟内には最小限の照明や誘導灯がついているので、鍾乳洞の自然のままの神秘な造形をみることができる。

八重山鍾乳洞
八重山鍾乳洞
鍾乳洞内にいたエビ
鍾乳洞内にいたエビ

鍾乳洞に隣接する「自然村」は原生の森に亜熱帯の花や植物などが植えられ、猿、うさぎ、やぎといった小動物などと触れて親しめるコーナーがある。
/入場料 1,000円(共通券)、TEL 0980-83-6868

●請福泡盛博物館

昔ながらの泡盛の製造過程と道具などや、八重山最古の泡盛のラベル、ポスターなどが展示されている。なかでも、ちょっと驚かされるのは沖縄の毒ヘビをつけた“ハブ酒”だ。
30〜40度という強い泡盛に生きたハブをつけ込んだもの。口を開いたり、目をむいたりしたハブの瓶詰めが並ぶ。泡盛の試飲もできるし、販売もしている。
もうひとつ泡盛の老舗「八重泉酒造」がある。
伝統の泡盛製造。旧式の装置が展示されている
伝統の泡盛製造。旧式の装置が展示されている

泡盛は壺に寝かせ、少しずつ入れ替えて醸す
泡盛は壺に寝かせ、少しずつ入れ替えて醸す
毒蛇は薬用として珍重される。ハブ酒の列
毒蛇は薬用として珍重される。ハブ酒の列

●唐人墓

中国風の赤い建物には、中国福建省出身者128人の霊が祀られている。16世紀以降中国労働者(苦力)が世界各地に多数送りだされていた。


唐人墓。米国船で反乱、島に逃げ英米軍に皆殺しにされた中国人・苦力を弔う
唐人墓。米国船で反乱、島に逃げ英米軍に
皆殺しにされた中国人・苦力を弔う
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1852年2月、400人余りの苦力(クーリー)たちは、米国商船でカリフォルニアに送られる途中、病人を海中に投棄されるなどの暴行に堪えかねて、船長等7人を打殺。
島に上陸した中国人を、追っての米英の兵船から銃撃、逮捕された者も多くいた。逃れようと山地に隠れた人々を、島民が同情し食糧などを密かに与えたが自殺や病死も出た。島民はこれらの死者一人ひとりを丁重に葬った。
現在の唐人墓は、1971年、合祀慰霊のため石垣市と中国政府の支援で、ここに建立された。観光の島の悲惨な歴史だ。

●フサキ・ビーチ

唐人墓から約1kmのところにある赤い瓦屋根の琉球の集落をイメージして造られたコテージが70棟並ぶ“フサキリゾートヴィレッジ”がある。
ヴィレッジのプール前には天然の白い砂浜と珊瑚礁の青い海の向こうに西表島を望む。サンセットビーチとしても知られている。海水浴は張られたブイの中だけ。浜では監視員の目が光り、マリンスポーツも決められた場所とインストラクターのもとで、という安全第一の海辺だ。
フサキ・ビーチ
フサキ・ビーチ

●御神崎

西の半島の崎に立つ白亜の灯台は昭和58年(1983)に建設された新しいものだ。この灯台に灯がともる31年前の昭和27年(1952)、那覇から貨客を満載して石垣に帰る途中の八重山丸(40トン)が、折からの季節風のため遭難し、死者行方不明者35人という大惨事が起こった。
この場にはこの遭難碑が建設され、灯台と共に沖に向かって航行の安全を見守っている。青い海と黒い岩礁を背景に白いテッポウユリが咲く風光明媚なところでもある。
御神崎の灯台
御神崎の灯台
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御神崎に近いリーフの海
御神崎に近いリーフの海
御神崎はテッポウユリが綺麗だった
御神崎はテッポウユリが綺麗だった

●川平湾

島を代表する景勝地。白い砂浜に緑の小島、珊瑚礁の広がるエメラルドグリーンの海、そして青い空に夏の雲、入り江には何艘もの船が浮かぶ。絵ハガキや観光ポスターに登場する、ここは石垣島の名所である。
亜熱帯の樹木に囲まれた狭い敷地に、みやげ物店や食堂などが並ぶ。ひっきりなしにやって来る大型バスからは観光客が大挙として降りてくる。“これぞ沖縄・石垣島だぞ”というような見事に美しい景色である。

川平湾は国指定の景勝地
川平湾は国指定の景勝地
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浜に停泊している船は、ほとんどが13〜14人乗りのグラスボートだ。色とりどりの姿、形がさまざまな魚の群れや珊瑚礁を船頭の案内で見て廻る。
所要時間は約30分、料金は一人1,000円。数社の船会社がそれぞれ小さなブースでチケットを売っていたが、いずれも料金は同じ。湾の先端付近には市営の「底地ビーチ」がある。

●米原

市営の米原キャンプ場の近くには、国の天然記念物の「米原ヤエヤマヤシ群」がある。島の最高峰(526m)の於茂登岳の北東麓にあたる場所だ。
熱帯雨林のジャングルへでも足を踏み入れるような、暗い樹木の中に高いものでは10mを越えるヤエヤマヤシが自生している。八重山諸島だけに自生する1属1種のヤシ。似たような種類は遠くニューギニア周辺に見られるという。遊歩道があるが、あまり整備されていないので足下に注意。
米原のヤエヤマヤシ群生地
米原のヤエヤマヤシ群生地

●底原ダム

米原から剣道87号線を辿って南下すると、間もなく島内唯一のトンネルをくぐる。1,174mの沖縄一長い於茂登トンネルだ。トンネルを抜けると底原ダムに出合う。
島には4つのダム湖があるが、ここは島内では一番大きなダム。干ばつに悩まされた歴史を持つ島は平成4年(1992)、底原ダムと蔵名ダムの2ヶ所が同時に竣工された。これでもまだ島の水は不足だそうだ。沖縄本島はじめ各島々は毎年台風には悩まされるが、台風が来なければ困るのだと、島民の多くの人の話だった。
水不足になるなど想像もつかないほど、いまダムは満々と水をたたえていた。

石垣島唯一の於茂登トンネル
石垣島唯一の於茂登トンネル
底原ダム
底原ダム

底原ダムに隣接する真栄里ダム周辺は、肝臓などによいとされている健康食品“ウコン”の産地だ。いくら見渡しても旅行者にはウコン畑とはわかりにくい、草むらの奥にあった。秋ウコンの紫色の花が咲いていた。

東海岸とハイビスカス
東海岸とハイビスカス
紫ウコンの花
紫ウコンの花

ブーゲンビリア
ブーゲンビリア
テッポウユリ
テッポウユリ

ハマホウに似た黄色い花
ハマホウに似た黄色い花
ハイビスカス
ハイビスカス



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取材:2006年5月