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北海道ニセコの変貌と洞爺湖・支笏湖

ドライブライン

広く、長く、粉雪のゲレンデが売り 道央の西部、東に国立公園羊蹄山、別名蝦夷富士(1,898m)、北に国定公園ニセコアンヌプリ(1,309m)山岳に囲まれた丘陵盆地にニセコの町がある。そのニセコアンヌプリの山頂から標高差940mの滑降を楽しめるニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ(旧ニセコひらふスキー場)には35のコースがある。日本でも有数の大型スキー場だ。近くには、ニセコ東山、ニセコアンヌプリ国際の2つのスキー場もあり、上部で接続されている。
羊蹄山を正面に眺めながら雄大な斜面を滑り下る醍醐味は、今も昔もスキーヤーの憧れのゲレンデだ。そのゲレンデには、いまオーストラリアから大勢のスキーヤーがやってくる。

南半球のオーストラリアと北半球の日本とは季節が逆、また赤道を挟んだ遠い国も日付変更線での位置はあまり変わらず、その時差はわずかだ。チャーター便が札幌まで飛んでくる。パウダースノーの魅力に加えて、彼らにとっていまの日本の物価は安い。食事が旨い、その上、人は親切で治安もよい、といいことずくめと喜ぶ。
またオーストラリア人ばかりではなく、中国、韓国、インドネシア人と国際色豊かだ。彼らに混じってスキーを楽しみ、その足で今年サミットが開催される洞爺湖と、支笏湖周辺へと雪のドライブを体験した。


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ドライブライン

<コース>
新千歳空港−(道央自動車道)−札幌市内−(国道230号線)−中山峠−(国道276号線)−京極−倶知安−(国道5号線)−ニセコ比羅夫−(道道56号線)−ルスツリゾート−(国道230号線)−洞爺湖−(国道453・276号線)−支笏湖−(道道16号線)−新千歳空港

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●新千歳空港からニセコへ

雪の季節というのに、空港からニッポンレンタカー営業所へ向かうシャトルバスはほぼ満員だった。大半はスーツを着込んだビジネス客で、この冬の凍てつく広い北海道へと走り去っていった。なかには日本海の留萌まで行くという人もいた。また同じニセコ方面にスキーへ行くという若い3人の男性たちもいた。みんな雪道を楽しむかのように気軽にレンタカーを利用する人たちだった。

キャリア付きの車もある(千歳空港営業所)
キャリア付きの車もある(千歳空港営業所)
農地は雪原に変わる
農地は雪原に変わる
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完璧に除雪された道央自動車道を札幌市へ。翌朝、定山渓を目指して国道230号線を辿る。定山渓の温泉街を抜けるころから天候が悪くなり、山中峠を越えるころは視界が閉ざされ、小雪が舞っていた。好天に恵まれれば、中山峠付近は羊蹄山を望む絶好のロケーションだ。時折流れる雲間から羊蹄山の広く長い裾野を見せていた。
喜茂別町まで下ると、道は留寿都方面へとの分岐点へと出た。留寿都方面とは反対の京極町へと向かう。

●ふきだし湧水

羊蹄山の東山麓に位置する人口約3,500人の小さな町。尻別川に注ぐ無数の川が集まるこの町には一日7万トンもの水が湧き出ている。生活用水に換算すれば、30万人分ともいわれている。無尽蔵に湧き出る水は、国内でも最大級のスケールで、昭和60年(1985)には環境省の「日本の名水百選」に選ばれた。続いて平成2年(1990)に建設省が選ぶ「生活を支える自然水30選」や、平成8年(1996)国土省の「水の郷百選」にも選ばれ、まさに北海道を代表する水である。

羊蹄山の湧き水(京極・ふきだし湧水)
羊蹄山の湧き水(京極・ふきだし湧水)
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ふきだし湧水をくむ人々
ふきだし湧水をくむ人々


この湧水の水源である羊蹄山山腹には一本の渓流もなく、降った雨や雪は山地に吸い込まれ、長い地下水脈となって、その伏流水が湧き水となってここ京極に溢れ出る。
長い年月を刻んで下る地下水は豊富なミネラルを含む。水温は年間を通して6.5度前後。この甘くまろやかな名水を汲みに、遠くから人々がやってくる。雪や氷に足を滑らせながら、ペットボトルに汲んでいく。
湧水が湧き出る一角に昭和初期に建立されたという不動明王尊が祀られている。
雪の中の不動明王
雪の中の不動明王

●ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ

ニセコ町は、もとは狩太(カリブト)という町であったが、語感がよくないということから、昭和39年(1964)ニセコ町と改名された。「カリブト」もニセコ町内を流れる真狩川の出口というアイヌ語だが、「ニセコ」も町の西端にある現在名ニセコアンベツ川から由来している。

ニセコ・ヒラフのペンション通り
ニセコ・ヒラフのペンション通り
このニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフはニセコひらふ(比羅夫)地区のスキー場で、旧ニセコひらふスキー場のこと。
世界でも有数のパウダースノーの雪質として、またスキーリゾートとして「東洋のサンモリッツ」と呼ばれている。(スイスのサンモリッツと姉妹町を結んでいる)
2004年、オーストラリア資本の会社が、ひらふ花園地区を買収。以後オーストラリアからの観光客の誘致に成功し、現在も別荘やコンドミニアムなどの建設が続いている。

ニセコアンヌプリ(標高1,309m)の山頂付近から麓までの広大な斜面に、標高差960m、35本のコースがある。最長滑走距離がなんと5,600m、最大傾斜37度というダイナミックコースから、初心者、中級者向きのゲレンデに、ゴンドラを含めて17基ものリフトも完備されている。
パウダースノーはスキーヤーの腕が一段と上達したような気持ちにさせるばかりか、ゲレンデに響く、悲鳴や歓喜の声、飛び交う会話は英語やアジアの人々の言葉。ふと日本であることを忘れそうになる。

子供を含めオーストラリア、アジア諸国からの人が目立つ
子供を含めオーストラリア、アジア諸国からの
人が目立つ

長いリフトは山頂へ(ヒラフ)
長いリフトは山頂へ

広く、長く、粉雪のゲレンデが売り
広く、長く、粉雪のゲレンデが売り
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ニセコの主峰、アンヌプリは右側、雪煙の中
ニセコの主峰、アンヌプリは右側、雪煙の中

羊蹄山は上部が雲の中だった
羊蹄山は上部が雲の中だった
温度計はマイナス11度
温度計はマイナス11度

夜間照明に照らし出されるゲレンデ、レストランや居酒屋などが賑やか。色とりどりの電球やネオンサインが煌めくニセコの夜。横文字が踊る看板の中に、赤提灯の飲み屋やラーメン屋などもある。どの店も片言の英語が通じ、カツ丼や焼きそばを上手な箸さばきで食べる人々も、この不思議な町に融け込んでいた。

ニセコの山小屋
ニセコの山小屋
IZAKAYA
IZAKAYA

●倶知安町

ひらふから約5km北の倶知安の町を訪ねた。人口1万5,000人の町は、ニセコスキー場への玄関口として、2006年、オーストラリア人観光客を見込んだホテル・短期滞在型住宅用の需要で地価上昇率日本一になったところ。だが建設・買収されたホテルなどの多くはオーストラリア資本のため地元に還元され難いという。
ひらふ町の華やかな照明と人々の活気とは対照的に、シャッターを降ろした店の多い通りが寂しい。郊外には大型店がいくつかあるが、町は静まりかえっていた。

倶知安駅
倶知安駅
倶知安の町
倶知安の町

雪原、針葉樹の森、山(ニセコ〜ルスツ間)
雪原、針葉樹の森、山(ニセコ〜ルスツ間)

●ルスツリゾート

ニセコより道道66号線をルスツへと辿る途中の真狩村に、人気の水くみスポット「羊蹄山の湧水」があり、ここでもペットボトルに水を汲む人々が多く訪れていた。この真狩村は歌手細川たかしの生まれ故郷。「細川たかしを讃える碑」というのがあった。
整備された公園の中に歌うポーズで立つ細川たかし像がある。像の土台部分に設置されたセンサーに手を触れると、彼の代表曲が高らかに流れるとか。だが公園は雪に閉ざされ、足を踏み入れることはできなかった。うろうろしていると、近くの家の前を雪かきする年配の人が、像のよく見える自宅の裏庭に案内してくれた。

真狩の湧き水
真狩の湧き水
雪に唄う?細川たかし(真狩の公園)
雪に唄う?細川たかし(真狩の公園)

ルスツリゾートは通年型のリゾートで、宿泊施設は、高さ79mのルスツのランドマーク的な存在の全室がスイートタイプの24階建てのルスツタワーをはじめ、本館、4つのホテルとコテージ、ログハウスからなる。収容人数は4,000名。
遊園地・プール・ゴルフコースからキャンプ村まである北海道最大の規模を誇るリゾートだ。とくにスキー場は37コースもあり、ゴンドラ4基、リフト15基と北海道一の設備を持つというのだからさすが、広い北海道だ。

ルスツ・スキー場
ルスツ・スキー場
ルスツも人気のスキー場
ルスツも人気のスキー場

夏はレジャーセンターとなるルスツ
夏はレジャーセンターとなるルスツ
大展望が自慢の24階建てホテル
大展望が自慢の
24階建てホテル


●洞爺湖

北海道南西部に位置するカルデラ湖。周囲約50km、最大水深180mで、湖の中央には4つの島が浮かぶ。南に昭和新山や有珠山、それに洞爺湖温泉がある。
今年夏、第34回主要国首脳会議(サミット)の開催地として、世界から大勢の関係者が集まる洞爺湖畔、その温泉街の一軒のホテルの従業員にサミット会場のホテルはどこかと尋ねた。しばらく数人の女性がなにやらヒソヒソと話し合っていたが「すみませんが、他で聴いてください」との返事だった。開催地のホテルの従業員が会場になる場所を知らないというのには、驚きだったが、さすが郵便局員は親切丁寧に教えてくれた。

洞爺湖温泉と有珠山
洞爺湖温泉と有珠山
洞爺湖の中島
洞爺湖の中島

昭和新山
昭和新山
昭和新山(左)と有珠山(壮瞥から)
昭和新山(左)と有珠山(壮瞥から)

●サミット会場

湖畔の西、洞爺湖と内浦湾の海を望む豊浦町のボロモイ山(標高625m)の山頂にあるのが会場ホテルだ。ロビーの大ガラス越しに、洞爺湖、日本海を見下ろす大展望だ。2002年6月にオープンしたラグジュアリーリゾートホテルで、全客室数398、一泊4万円前後から最高136万円の部屋もある。レストラン・バーなど13店。客はアジアの富裕層も多い。
サミット開催会場となってからは、見学に訪れる人も多いそうだ。
サミット会場となるホテルを遠くから見ると中世の城塞のようだ
サミット会場となるホテルを遠くから
見ると中世の城塞のようだ


●支笏湖

千歳市にある淡水湖。一帯は支笏洞爺国立公園に指定されている。最大水深は363mと国内では田沢湖に次いで2番目に深い。周囲約40kmとカルデラ湖としても日本では8番目の大きさだ。 湖の北には恵庭岳(標高1,320m)、南には風不死岳(標高1,103m)、樽前山(標高1,041m)がそびえる。水深があるため水温が下がり難く凍らない。日本最北の不凍湖だ。
夏には、ヒメマス釣りやドライビング、キャンパー、サイクリング、散策など楽しむ人で賑わうが、雪の季節は湖畔の温泉街と湖畔で開催される「氷涛まつり」の他は雪の中の静かな湖畔だ。

支笏湖と恵庭岳
支笏湖と恵庭岳
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支笏大橋
支笏大橋



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ニセコリゾート観光協会
ニセコ町の観光情報やアウトドア、インドアの体験プログラム、日帰り温泉や宿泊施設などの情報が見られる。
留寿都村観光情報
留寿都村役場サイト内。ルスツリゾートをはじめ留寿都村のレジャー案内、宿泊施設などを紹介している。
ルスツリゾート
「ルスツリゾート」公式サイト。利用案内のほか、各季節のイベント情報、アクティビティなどが見られる。
洞爺湖温泉観光協会
洞爺湖温泉の案内のほか、洞爺湖周辺の観光スポット、有珠山の火山観光情報、体験情報などが掲載されている。
支笏湖温泉旅館組合
支笏湖温泉の宿泊予約のほか、支笏湖の歴史や四季のイベント、見どころ、レジャー情報などを紹介している。

取材:2008年2月