小樽から稚内まで続く国道231、232号線、327kmのシーサイドロードを“オロロンライン”と呼ぶ。
そのほぼ中間点留萌からは、右手に草原地帯、左手には茫洋たる日本海、さらにはサロベツ原生花園の中を走る。スケールの大きなドライブコース。
留萌を出て約10km。かつてのニシン漁で栄えた『旧花田番屋』に出合う。明治から昭和の初期には200人もの漁師を収容していた大きな番屋だ。羽幌町は焼尻島、天売島へのフェリー乗場がある。さらに北へ20km初山別の天文台でひと休み。
天塩町で、道はふたつに別れるが、オロロンラインはあくまでもシーサイド。
海の彼方にそびえる利尻岳の山影を望む。
やがてサロベツ原野へ。東西7km。南北28、kmの大湿原には、6〜7月にかけて紫色のヒオウギアヤメをはじめ、エゾイソツツジや白いワタスゲなどの高山植物が花を咲かせる。また、利尻島のシルエットを浮かべて沈む太陽のその織りなす色彩に、大自然の贅沢な一瞬に酔うだろう。
●宗谷岬
北緯45度31分14秒。岬の突端に建つモニュメントは『平和と協調』を表現したもの。
塔の中にあるNの文字は“北”の意味。日本最北端の地からサハリンのクリオン岬までは、たったの43Km。そのサハリンの島影が見える稚内へは30km余り。遠浅の海岸が続き、のどかな海岸線風景の中を走る絶好のドライブコース。
●ノシャップ岬と稚内公園
日本最北端の町。稚内の先端にある岬。寒流水族館にはアザラシやペンギンなどもいる。
稚内公園は別名『氷雪の丘公園』と呼ばれている。晴れた日には遠くサハリンが望まれる。
JR宗谷本線と交錯しながら北へと走る国道40号線。人工湖だが美しい朱鞠内湖、そして天塩川に沿った大地は、水と太陽の恵みをいっぱいに受けた作物畑が続く。
また珍しいめん羊牧場やゴージャスな大輪を咲かせるシャクヤク畑から、ちょっと国道を離れたウソタン川では砂金採りもできる。
●士別 めん羊牧場
国道40号線。剣渕川、遠く天塩山脈を望む丘陵に1000頭もの羊が遊ぶ牧場。頭の黒井サフーク種をはじめ、世界のめん羊22種を集めている。
●朱鞠内(しゅまりない)湖
厚生林の中にある人工湖。入り組んだ深い湖岸線が続き、全容を見ることができない。
またここは最低気温マイナス41,2℃を記録した日本最寒の地でもある。
●オホーツクライン
サロマ湖より北へ230km。日本最北の地である宗谷岬へ通じる1本の道。オホーツクの海や緑の牧草地の間に延びる。ゆるやかな起伏のある道だ。
●クッチャロ湖
湿原地帯の浜頓別町は野鳥の宝庫。北オホーツク道立自然公園の中心地に、周囲27km、大小3つからなる湖。春と秋には1万羽を超すコハクチョウが見られる。
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