飛騨・高山コラム



合掌造り


厚い茅葺きの屋根の勾配は約60度で正面から見た断面は正三角形に近い。これは雪が滑り落ちやすい形になっている。豪雪地帯に住む人々の知恵だ。
そしてこの大きな屋根を支えているのはチョンナと呼ばれる根元の曲った太い梁で、ナラ材が使われている。
これらの組み立てには釘は一切打たず、縄とネソと呼ばれるマンサクの木で固定されている。
また、屋根の葺き替えは15〜20年ごとに行われる。現在は森林組合が中心になって葺き替え作業をしているが、萱も少なく、職人の数も減りなかなか大変な作業だとか。



飛騨の味


山菜、きのこ、イワナやアユなど山の幸に朴葉(ほうば)味噌などを使った山菜料理や精進料理、それに蕎麦が本来の郷土料理だが、いまは特産飛騨牛の料理も多い。
古い町並みの通りがある上三之町の「久田屋」は割烹旅館として100年以上も歴史のある店。よく拭き込まれて黒光りする板床に厚い一枚板の御膳やひとり膳のある食事処。格子戸からの光、中庭からの風と風情がある。
注文した「飛騨牛朴葉味噌焼き」は、朴葉の上に見るからに柔らかそうな飛騨牛を乗せ地元の味噌にねぎと生姜を加えたもの。香りもよいが味もよい。その他、山菜料理や炊き込みごはんなどがある。
/TEL 0577-32-0216