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飛騨高山・郡上八幡・下呂温泉

ドライブライン

吉田川にかかる新橋。川面まで12メートルを少年たちが飛び込む 飛騨高山といえば、からくり人形の仕掛けを施された屋台で有名な「高山祭」だ。祭りの起源は江戸時代、屋台の起こりは18世紀はじめに遡る。「飛騨の匠」といわれ、奈良時代から都の宮殿や寺院などの造営にかかわってきた。その職人たちの心意気が伝わる見事な屋台に魅せられて、春と秋の祭りには、この小さな城下町は人でいっぱいになる。
高山市より「郡上街道」を約70km南へ下った郡上八幡は、四方を山に囲まれ、町の中に吉田川と小駄良川が流れる水の町として知られる城下町だ。また誰でも気軽に踊りが楽しめる国の重要無形民俗文化財でもある「郡上おどり」は7月から8月の約1ヶ月、町のあちこちに会場を移しながら踊り続けるユニークな盆踊りだ。
そして国道41号線を東に辿ると下呂温泉がある。飛騨川の河原の中から湧く湯量豊富な温泉は江戸時代から有馬、草津と並んで、日本三大名湯として知られ、さまざまな歴史上の人物や文豪・詩人など多くの著名人も利用した。
高山から郡上八幡、再び高山へとルートを変えて往復した。面積の93%が森林という飛騨地域は、今、新緑の季節を迎え水辺の遊びや森林浴とマイナスイオンを浴びる絶好のコースだ。


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ドライブライン

<コース>
高山市−(国道158号線)−高山西−(県道73号線 通称郡上街道、途中から国道472号線、飛騨せせらぎ街道)−郡上市−(国道256号線)−金山−(国道41号線)−下呂温泉−高山経由−(国道158号線)−平湯温泉
全行程 約250km

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●飛騨高山

城下町高山は、商人町として発達した本町、上町、下町の三筋の町並みを合わせて古い町並みと呼ぶ。出格子の連なる軒下には用水が流れ、造り酒屋や老舗ののれんのかかる店などが並ぶ。もちろん売られている商品やお茶処、食事処のメニューなどの多くは観光客相手のものだが、雰囲気は江戸時代だ。一帯は重要伝統的建造物群保存地区となっている。

この町並みから宮川にかかる赤い「中橋」を渡ると「高山陣屋」がある。
高山の屋台
高山の屋台
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高山で最も古い松本家住宅
高山で最も古い松本家住宅
高山は外国からの観光客にも人気
高山は外国からの観光客にも人気

中橋
中橋
高山の中心にある中橋
高山の中心にある中橋

●高山陣屋

徳川幕府直轄の役所であった陣屋は、天正14年(1586)に飛騨国3万3千石の国主として入府した金森長近氏からはじまった、6代、107年続いた金森時代には下屋敷の一つであった。元禄5年(1692)金森氏が出羽国上ノ山に転封となった後飛騨は幕府の直轄となり、代官には関東郡代がきて、ここに役所を置き飛騨の政治をとった。
25代、177年続き、明治に入ってからは県庁、郡役所、支庁などとして使われてきたが、郡役所の建物が残っているのは全国で高山だけ。
/入館料 420円、TEL 0577-32-0643
  (高山は2000年9月取材「奥飛騨合掌造りの村へ」を参照)

●郡上八幡へ

高山市内から約6km、東海北陸自動車道ICの標識を見ながら県道73号線を南下、途中から国道472線を辿る。通称「飛騨せせらぎ街道」といわれ新緑、紅葉の名勝地大倉滝の見事な森林公園やキャンプ場、せせらぎ渓谷公園など、自然いっぱいの渓谷に沿ったさわやかなドライブコースだ。

大倉滝
大倉滝
8月、郡上八幡は連夜の踊り
8月、郡上八幡は連夜の踊り

高山市から約70km、郡上八幡は、名水と清流の城下町であり「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる」と歌とお囃子にのって踊る盆踊りで名高いところ。毎年7〜8月にまたがり町内には20日間も踊りの輪が繰り広げられる。また山城は、NHKの大河ドラマ「功名が辻」の主人公山内一豊の妻、千代が生まれたところと伝えられている。

●郡上八幡城

戦国時代末期の永禄2年(1559)、遠藤盛数によって築かれたのがはじまりで、その後興亡を経て大普請された。寛文7年(1667)6代城主遠藤常友の修復で、幕府から城郭として格上げされた名城だ。

八幡城址と復元された城
八幡城址と復元された城
城から見る郡上八幡
城から見る郡上八幡

しかし、明治4年(1871)廃城となった城は石垣を残してすべて取り壊された。現在の4層5階の天守閣は、昭和8年(1933)に再建されたものだが、日本での木造の城建築としては一番古く、天守閣は市の有形文化財に、石垣のすべては県の史跡に指定されている。
城からは、奥美濃の山々と狭い盆地に流れる吉田川、そこにひしめきあうように軒を連ねる城下町の家並みが見渡せる。

城下にある公園には、山内一豊の妻千代の像がある。
/入場料 300円、TEL 0575-67-1819
山内一豊と千代の像(後方は郡上八幡城)
山内一豊と千代の像(後方は郡上八幡城)

●城下町の町並み

長良川に注ぐ吉田川、小駄良川の2つの川をはさんだ町並みが続く。この郡上八幡の町割りは寛文年間(1600年ごろ)に整備されたが、2度の大火に見舞われた。そこで2つの川の清流と湧き水を引き、町中に水路に張り巡らせた。それは防火のためだった。

軒を支える腕木が白く強調されていた
軒を支える腕木が白く強調されていた
昔ながらの宿
昔ながらの宿

城下には通称北町と呼ばれる3本の道があり、その一つである柳町には武士が住み、真ん中の殿町は家老屋敷やお馬舎などが並んでいた。もう一本の道は庶民の町で、袖壁(うだつ)をのせた大だなの商家から京都に似て、間口は狭く奥に深い職人町、鍛冶屋町、本町といった町名があり、いまでも当時の面影を見ることができる。
とくに庶民の町は、元禄5年(1692)の城下町帳によると、鍛冶屋が8軒でもっとも多く、桶屋、馬医、大工、畳屋、仕立て屋、酒屋などさまざまな職業の人が住んでいたという記録がある。
観光客より地元の人に人気の団子屋台
観光客より地元の人に人気の団子屋台
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昔は城下の防禦のため辻のつきあたりには「8家9宗」の寺が配置されていたが、現在も狭い町でありながら13もの寺がある。だが、多くはコンクリート製に立て替えられ、古い町並みからは、少し違和感があるが。

●水のある風景

長良川の上流に位置し、奥飛騨の山々から流れ出る吉田川、小駄良川そしてやがて大河となって太平洋に注ぐ3つの川が合流する町には橋の数も多い。その中でも吉田川にかかる「宮が瀬橋」と「新橋」は町の中心部にあり、郡上八幡の名所である。
宮が瀬橋の上からは澄んだ水の流れと緑の山頂にそびえる城が見渡せ、新橋からは深い谷底に渦巻いて流れる瀬を見る。夏になると子供たちが瀬をめがけて橋の上から飛び込むことで知られているところだ。橋の上から瀬までは12mもの高さがある。昔から地元の子供たちの度胸試しの遊びで、子供たちの事故は一度もないが、観光客は謹んで欲しいと書かれた掲示板があった。
吉田川にかかる新橋。川面まで12メートルを少年たちが飛び込む
吉田川にかかる新橋。川面まで12メートルを
少年たちが飛び込む
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この町特有の水利用システムは、多くの家庭に400年前から続く「水舟」という湧水や山水を引き込んだ水槽がある。水槽は2槽または3槽からなり、最初の水槽が飲用や食べ物を洗う。次の水槽は汚れた食器などの洗浄に使う。食器などについたご飯つぶなどの食べ物の残りは、そのまま下の池に流される。各家庭で飼われている鯉などの魚の餌になる。ほとんどは家の敷地内にあるので、こうした状況は見ることができないが、町のあちこちに観光用にこうした水場がつくられている。

地蔵さんと水場
地蔵さんと水場
岩を彫り、祭られている神農薬師
岩を彫り、祭られている神農薬師

やなか水の小道
やなか水の小道
街中を綺麗な水が流れる
街中を綺麗な水が流れる

水の町は、町並みの軒下を水路が縦横に走っているが、旧庁舎記念館の横にある民家の裏手の小さな通り「いがわこみち」には鯉やアマゴなどの川魚が泳ぐ水量豊かな用水が流れている。以前は洗い場もあったそうだが、観光客が向けるカメラに嫌がって用水を生活に利用する人ほとんどがいなくなったそうだ。
お土産には鮎、アマゴが人気
お土産には鮎、アマゴが人気

鯉、アマゴなどが流れに一杯いる
鯉、アマゴなどが流れに一杯いる
お洒落な花飾り
お洒落な花飾り

水の小道のベンチと古い家
水の小道のベンチと古い家
家や路地には詩が掛けられている
家や路地には詩が掛けられている

小駄川が吉田川に注ごうとするところにある「宗祇水」は、環境省が選定した「日本の名水百選」第1号に指定されたことで有名になった湧水である。そして、いまではNHKはじめ、テレビ各局や雑誌などさまざまなメディアがこぞって取り上げる名水中の名水という。湧き出る水が3槽に分けられ、上は飲み水から下は土の付いた野菜などを洗う生活水として紹介している。そして、多くのメディアは野菜などを洗う主婦たちの姿とともに放映、あるいは紙面上に載せる。
しかし、地元の人の話では数年前に一度涸れたことがあるという。原因は不明だが、たぶん周辺の開発によるものらしいとも話してくれた。また現在の「宗祇水」はこの町の観光の目玉であって、「今時、狭い坂道を野菜を持って、ここまで洗いに来るひとはいないね」ともいった。

宗祇水への路地
宗祇水への路地
団体客が次々と宗祇水へやってくる
団体客が次々と宗祇水へやってくる

●旧庁舎記念館

「新橋」のたもとにある旧役場で国の登録文化財に指定されている建物。
内部は観光案内所と特産品の展示販売や軽食堂などがある。2階は郡上踊りの体験会場となっている。
/入場は無料
  観光案内所TEL 0575-67-0002
旧・市庁舎
旧・市庁舎
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●下呂温泉

国道41号線を飛騨川(益田川)に沿って高山へと北上。途中、巨岩、奇岩の渓谷が約30kmも続く風光明媚な道を辿る。だが、車を止めて眺めるスペースがほとんどないのが残念だ。
下呂温泉は益田川の河原に湧くアルカリ性単純泉で無色透明の温泉。江戸時代、徳川家康、秀忠、家光、家綱の4代の将軍に仕えた儒学者、林羅山(1583〜1657)詩文集に全国の温泉の中で「草津、有馬、下呂」が天下の三名湯と記し【日本三名泉】と称されている。
この天下の名泉も乱堀で、湯量が激変。「現在は飛騨川河原からくみ上げられた湯は、温泉組合で管理し、各温泉場に湯が供給されている」と、いまは廃業した元旅館の女将さんが教えてくれた。

中山七里は美しい岩と流れが見物
中山七里は美しい岩と流れが見物
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草津、下呂、有馬が三名泉という
草津、下呂、有馬が三名泉という

下呂温泉といえば、全国の温泉の中でも人気どころだ。狭い道いっぱいに建ち並ぶ旅館や食堂、遊技場などの古い温泉街が残り、河原には露天風呂もある。また河川敷は遊歩道や公園などに整備されているが、その河原の中に湧く湯をそのままに利用した無料の露天風呂は野趣たっぷり。下呂大橋から入浴する人が丸見えなのが難点だが、それでも風呂を楽しむ男性たちでいっぱいだった。
女性たちも気軽に入れる「足湯」が町には5ヶ所もあり、タオルをさげて足湯のはしごをする人たちもいた。
すべて無料で24時間利用できる。山の上には温泉寺があり、ここからは下呂温泉の町が見下ろせる。

移築された合掌造りの家
移築された合掌造りの家
飛騨川河川敷の野天風呂
飛騨川河川敷の野天風呂

下呂温泉の源泉は河川敷。ポンプは燈籠でカムフラージュ
下呂温泉の源泉は河川敷。
ポンプは燈籠でカムフラージュ

白鷺の湯前の足湯(ビーナスの湯)
白鷺の湯前の足湯(ビーナスの湯)



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ようこそ郡上八幡へ
郡上おどりや寺めぐり、水の町めぐりなどの情報を掲載。食品サンプルのアイデアが生まれた町でもあるという。
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取材:2007年4月