国道364号線から東、山へ続く狭い道を辿ると、集落がある。その中にひときわ大きな茅葺き屋根の民家に行き合う。国の重要文化財の坪川家だ。先祖坪川但馬丞貞純は、源三位頼政の後裔といわれている。およそ700年もの間、この周辺の集落を司る名司の頭として高い格式をもっていた。近年、丸岡町に統合されるまでは、代々村長を務める立場であった。
茅葺きの角屋と呼ばれる張り出しが前後に2つあり、内部の梁や柱は丸刀の手斧を使って仕上げられている。確かな年代はわからないが、昭和43年から44年(1968〜69)にかけて解体、修復されたときの研究から、江戸時代初期の建物で、県内最古の建造物でもある。合わせて坪川家庭園は、山畔を利用して築山とし、その下に小池泉が造られている。約200坪に及ぶ敷地は「さつき」が植えられている。築山の頂上には守護石として3個の立石が組んであり、これは三体の仏像を象徴するもの。県内初の国登録記念物にも指定されている。
/入場料 500円、TEL 0776-67-2111
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