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琵琶湖と若狭湾(4)
小浜の海と“みほとけの里”

ドライブライン

名所の大門(右)、小門 その昔、塩や魚介類などを朝廷に献上する「御食国(みけつくに)」といわれた小浜は、京都や奈良へと続く、いくつもの街道の起点でもあった。
また大陸文化の玄関港であったこともあり約130にも及ぶ神社仏閣・仏像が点在し、その中には国宝や重要文化財指定という建物や仏様も少なくなく「海のある奈良」とも呼ばれている。
一方では若狭湾国定公園の中心に位置し、日本海の荒波に洗われてできた奇岩景勝地としても知られている。


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ドライブライン

<コース>
小浜を国道27号線を東に約15kmの間の古刹めぐり
全行程 約40km

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●蘇洞門(そとも)めぐり

蘇洞門めぐりの船上
蘇洞門めぐりの船上

奇岩や洞窟が約6kmにわたって続く景勝地だ。小浜港から1時間ごとに出航する遊覧船で約20分。小浜湾を囲む内外海半島の先端に鋭く海中に切り込む岩壁、花崗岩が波に削られてできた奇岩、洞窟、絶壁から流落ちる滝などを海上から眺める。
こうもり穴、地獄門、夫婦亀岩、白糸の滝など名前がつけられ、説明されるとそれらの名称のような形に見えてくるのだから不思議だ。最大の見所は「大門」「小門」と呼ばれる洞門だ。
波の静かな日は、これらの洞門の近くに船をつけて下船して眺めることができると船内アナウンスがあったが、あいにく波が荒く、見物は揺れる船内止まりだった。
/往復約40分 料金2,000円、TEL 0770-52-3113

様々な岩は見ていて飽きない
様々な岩は見ていて飽きない
名所の大門(右)、小門
名所の大門(右)、小門
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)


●圓照寺

創建は不明だが、文安元年(1444)に現地に移され臨済宗圓照寺となったという記録がある。本堂は再建されたが、金色に輝く木造の大日如来坐像は重要文化財。
江戸時代の初期に造園されたという庭園には樹上で生活するという珍しい蛙、モリアオガエルが生息している。
/拝観料 400円、TEL 0770-56-1902

●妙楽寺

若狭で最も古い建造物。山深いかつての名刹の面影を残す味わい深い雰囲気で、桜の並木の参道から山門をくぐると境内は俗界と離れた静寂さが漂う。
養老3年(718)行基が開き、延歴16年(797)弘法大師が再興したといわれている。鎌倉時代に建立されたという本堂は重要文化財だ。
そこには24面を持つ珍しい木造の千手観音菩薩立像が安置されている。同じく重要文化財。
/拝観料 400円、TEL 0770-56-0133
妙楽寺
妙楽寺

妙楽寺山門
妙楽寺山門
妙楽寺本堂
妙楽寺本堂

●多田寺

奈良時代、孝謙天皇の勅令によって創建されたといわれている。重厚な木造建築の本堂に治められている本尊の木造薬師如来、また孝謙天皇を模したと伝えられる穏やかな笑みを浮かべた木造十一面観音菩薩像とともに重要文化財。眼病に霊験あらたかという如来像は、春秋の彼岸には「多田のお薬師さん」といって多くの参拝客が訪れる。
髪を茶色に染めた女性が案内、簡単な説明をしてくれた。そのありがたい観音像の前には屋根修理のための瓦1枚、1000円と書かれた札があり、記帳簿と数枚の1000円札が積まれていた。
/拝観料 400円、TEL 0770-56-0894

多田寺
多田寺
多田寺本堂
多田寺本堂

●若狭国分寺

国分寺とは天平13年(741)聖武天皇の発願により、全国各地に造営されたもの。僧寺と尼寺がある。若狭国分寺境内には直径45mというこの地方最大の円墳古墳があり、全国でも例を見ない。
境内の薬師堂には鎌倉時代の重要文化財の薬師如来坐像がある。近くには古代蓮(昭和46年、行田市の建設工事中に出土した種が2年後に自然発芽し、開花した蓮が全国的に広まった)が栽培されている池があった。
/TEL 0770-56-2519

国分寺境内の古墳は神社として祭られている
国分寺境内の古墳は神社として祭られている
国分寺の釈迦堂と鐘楼
国分寺の釈迦堂と鐘楼

●明通寺

国分寺から国道27号線をはさんで南へ松永川沿いを行く。畑や民家の途絶えた木立の中にひっそりと、しかし堂々といにしえをいまに伝える荘厳な佇まいの古刹。
駐車場から小さな赤い橋を渡り長い石段を登ると、立派な山門。その先には緑に覆われた三重塔と本堂を見上げる。

明通寺山門
明通寺山門
明通寺三重の塔
明通寺三重の塔
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5時には閉門だった。時間ギリギリに息せき切って石段をのぼってきた取材者に、住職と思われる人が親切にも一度閉めた門を開けてくれた。
大同元年(806)坂上田村麻呂の創建。本堂と総高約22mの三重塔は鎌倉時代の建立で、いずれも国宝だ。
本堂には木造薬師如来坐像や木造深沙大将立像、木造降三世明王立像、木造不動明立像など平安後期の仏像が安置されている。いずれも重要文化財である。
/拝観料 400円、TEL 0770-57-1355

●若狭彦神社と若狭姫神社

若狭と京都を結ぶかつての街道は、幾筋もあった。その一つ小浜市上根来から朽木村針畑、鞍馬へ通じる約40kmの道は、途中徒歩での峠越えになるが、かつての街道沿いに2つの神社がある。
JR小浜駅から国道27号線を東へ数キロ、遠敷川沿いの道を入ってすぐだ。

若狭彦神社
若狭彦神社

若狭姫神社
若狭姫神社

1kmほど離れて鎮座する社は二つ合わせて若狭国一宮とよばれ、若狭で最古、奈良時代創建の神社である。どちらも遠敷谷の伏水豊かな境内は大杉が覆い、静けさの中にある。若狭姫神社には「千年杉」という巨木がある。御神木として仰がれ、千歳の杉ともいわれている。
お問い合わせは 若狭姫神社 TEL 0770-56-1116

●神宮寺と「鵜の瀬」

神宮寺
神宮寺
若狭の神願寺(神宮寺)から東大寺へ行かれた印度僧、実忠和尚が東大寺開眼供養を指導の後、天平勝宝4年(753)二月堂を創建した。その2月はじめに全国の神々が招待された。だが、すべての神々が参列されても若狭遠敷明神(彦姫神)のみ姿をみせなかった。ようやく2月12日の夜中の1時になって参列された。その遅れた理由がふるっていて「釣りをしていた」というのだから古代の神様は面白い。

遅れたお詫びにと若狭より二月堂の本尊へ、お香水の閼伽水(あかみず)を送る約束をされた。そのとき二月堂の下の地中から白と黒の鵜が飛び出して、その穴から泉が湧き出て、これを「若狭井」と名付けた。そしてこの水を汲む行事がはじまったという。
奈良二月堂の「お水取り」の行事は、この「鵜の瀬」の湧き水からと伝えられている。毎年3月2日、神宮寺では二月堂への「お水送り」の神事が行われる。
鎌倉時代末に建立された仁王門や南北時代の女神坐像など重要文化財に指定されている。

お水取りにまつわる鵜の瀬
お水取りにまつわる鵜の瀬
鵜の瀬は小公園になっている
鵜の瀬は小公園になっている

この街道は針畑地区まで続くが、その先への車両通行は不可能だ。
約130もの神社仏閣が点在する若狭小浜には、訪ねてみたい古寺や拝顔したい仏像がまだ沢山ある。もう一度時間をかけて旅をしたいところだ。



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若狭おばま観光協会
「御食国」(みけつくに)小浜の歴史や名所、文化財などを紹介。毎月のイベント案内も見られる。
若狭フィッシャーマンズ・ワーフ
店舗の案内のほか、蘇洞門めぐり遊覧船の情報やイベント案内も掲載されている。

取材:2005年6月