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早春の南房総花だより

ドライブライン

野島崎灯台 南房総の春は早足でやってくる。温暖な気候は花の栽培に適し、多くの農家は丹精こめた畑には色とりどりの花々を咲かせる。まだ冷たい風が吹く2月初旬というのに、日差しは明るく、海は青く輝いていた。いまを盛りと咲くキンセンカやポピー、キンギョソウなどの花を摘む女性たちの弾んだ声が響いていた。
またここは海の幸にも恵まれ、いまはサバ、背黒イワシ、アジ、金目ダイなどの旬の魚の他、アワビ、サザエから海草類が宿の食卓を飾る。

アクアラインと首都高が結ばれた館山自動車道は木更津の南、君津や南木更津へと走る。今年2005年には富津市の富津中央〜富津竹岡間の約10kmが開通する。さらに都心部から南房館山市までの時間はかなり短縮されるので、早い春の色と香りがもっと気軽に楽しめるようになる。


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ドライブライン

<コース>
(首都高湾岸線)−(東京湾アクアライン)−木更津−(国道16号線)−(国道127号線 通称内房なぎさライン)−富浦町−館山市−洲崎−(国道410号線 房総フラワーライン)−白浜町−千倉町−和田町−鴨川市−勝浦市−(国道297号線)−市川IC−(館山自動車道) −(首都高速湾岸線)
全行程 約300km、1泊2日

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●館山市へ

久しぶりの東京湾アクアライン走行だったが、相変わらず交通量は少ない。
だが「海ほたる」は若いカップルや観光バスなどで訪れる観光客で結構賑わっていて、冷たい風が吹き抜けるデッキには、東京湾をとりまく高層ビル群や工場地帯や行き交う船へ歓声を上げる年配者たち、次々と発着する低空飛行の旅客機を眺めて喜ぶ子供たちのほほえましい姿もあった。
木更津から館山に向かう海沿いの国道127号線は交通量も多く、カーブ続きだ。大型トラックの対向車には注意したい。

アクアラインの千葉県側
アクアラインの千葉県側
東京湾アクアラインの海ほたる
東京湾アクアラインの海ほたる

通称なぎさラインへ入って間もないJR竹岡駅近くの国道沿いに「ヒカリモ洞穴」の案内板を見つけて急停車。
「ヒカリモ」とは黄金藻類に属する単細胞の藻のことをいう。細胞内に赤黄色の組織とともに、お椀形の色素体を含み、それが洞穴に差し込む光を反射させて黄金色に光る。とくに菜の花が咲く季節には藻が繁殖する。
洞穴は高さ3m、奥行き5m、幅3mほどの大きさで中には涸れることのない水が湧き適度な水温がヒカリ藻を発生させている。古くから土地の人は「黄金井戸」と呼び洞穴内に弁財天を祀り、大切にしている。
一瞬にして通り越してしまいそうな場所にあるが、Uターンしてもこの天然記念物のヒカリ藻を見る価値がありそうだ。
天然記念物のヒカリ藻
天然記念物のヒカリ藻

岩井海岸
岩井海岸
神奈川県久里浜とフェリーで結ぶ金谷港から見上げる切り立った山は標高329mの鋸山だ。房州石の産地で、江戸時代から明治にかけて切り出されて奇岩になった山を眺めながら先を急ぐ。
春から初夏には潮干狩りや磯遊び、夏は海水浴で賑わう海岸はまだ人影もなく、冷たい風に波の音だけがざわめいていた。

里見公園・岡本城址からの展望
里見公園・岡本城址からの展望
南房総には岩礁と砂浜が交互する
南房総には岩礁と砂浜が交互する
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●休暇村館山

どこで何に出合うかわからない取材旅行はいつも宿の予約なしだ。夕暮れに電話を入れた。幸いウィークデーとあって空き部屋あり。
館山市街を通り抜けた洲崎岬への途中にあるこの宿は、地物の旬の魚介類を使った料理は料金もリーズナブルで全室海に面した広い部屋や展望風呂(今年5月から天然温泉となる)から東京湾をはさんで富士山が望めることでも人気の宿の一つだ。翌朝、窓の向こうに白い富士の誇らしげな姿があった。
館山・休暇村の夕食
館山・休暇村の夕食

●洲崎灯台

房総半島の南、鈎形に張り出した岬の灯台は、東京湾の入り口の東端を示す標識で、大正8年(1919)に設置点灯された。対岸の三浦半島にある剣崎灯台とともに、東京湾に出入りする船舶の目印として重要な役割を果たしている。

洲崎灯台から太平洋を見る
洲崎灯台から太平洋を見る
洲崎灯台からの富士山
洲崎灯台からの富士山
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灯台横には柴又帝釈天を分けて祀られている神社があり、そのすぐ下には古い庚申塚がある。この小さな庚申塚が富士山を望むビューポイントでもある。
灯台下には小さな集落があり、庭を駐車場にして1時間200円の仕事をする家や岩のりを天日で干す家々もある。

岩礁に付く海苔を干す
岩礁に付く海苔を干す
海苔をすくお婆さん
海苔をすくお婆さん

●房総フラワーライン

洲崎灯台を回り込むと、ここから白浜町の野島崎灯台まで約17kmは両側に菜の花が植えられた道が続く。
平砂浦海岸から風に運ばれる褐色の砂が時折道路をサラサラと横切り、路面に小さな砂丘をつくる。
防風林の松の緑に彩られるこの道は「日本の道百選」にも選ばれている。
フラワーラインの表示
フラワーラインの表示

●南房パラダイス

広大な敷地に建ち並ぶ温室には、熱帯・亜熱帯の植物が植えられたトロピカルガーデンだ。
日本でもお馴染みのハイビスカス、アンスリウム、パイナップル科の他種類の観葉植物から、洋ランを集めた「シンガポール館」などもある。シンガポール国立植物園と姉妹園として提携しており、シンガポールの象徴でもある“マーライオン”もある。
/入園料 800円、TEL 0470-28-1511

伝説のマーライオン(シンガポール)も一役
伝説のマーライオン
(シンガポール)も一役

南房パラダイスには熱帯の花々が一杯
南房パラダイスには
熱帯の花々が一杯

南房パラダイスの花々
南房パラダイスの花々

南房パラダイスの花々
南房パラダイスの花々
南房パラダイスの花々
南房パラダイスの花々
南房パラダイスの花々
南房パラダイスの花々

小学生の作ったゴジラ。他にも沢山の動物が作られていた
小学生の作ったゴジラ。
他にも沢山の動物が作られていた

地元の小学生が作ったクジャク
地元の小学生が作ったクジャク

●野島崎灯台

野島崎灯台
野島崎灯台
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5月上旬までポピーやストックの花摘みが楽しめる「白浜フラワーパーク」(入園料 420円、TEL 0470-38-3555)を過ぎると国道と海側に別れ道がある。どちらも野島崎灯台に出る。海側の道はサイクリング道路にもなっているので走行に気をつけたい。
白浜のシンボルであり房総半島の最南端にある灯台は高さ29m、明治2年(1869)にフランス技師によって建てられた。
螺旋階段を上ると行き交う船舶と太平洋を一望することができる。

●白間津花畑

国道沿い千倉にある。白浜町の同じ道沿いにあるフローラルビレッジ(入園料 500円、TEL 0470-38-4618)は10本までの花摘み付き料金のため、写真を撮ったり鑑賞だけをしたい人は入場無料の「道の駅・白間津花畑」がお薦め。この地区の農家が集まった広大な花畑で早春の光に輝く太平洋の風も心地よい。
これから3月にかけてポピー、キンセンカ、ストック、キンギョソウなどの花見や300円程度で花摘みが楽しめる。また国道を挟んだ休憩所には各農家の売店があり、春の花や観葉植物の鉢植えなどところ狭しと華やかに並んでいる。
/入園料 無料、TEL 0470-44-3581

千倉町近辺の国道415号線沿いには花畑が多い
千倉町近辺の国道415号線沿いには
花畑が多い
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広がる花畑
広がる花畑

咲きそろった花は見続けても飽きない
咲きそろった花は
見続けても飽きない

こういう畑で花摘みもできる
こういう畑で花摘みもできる
太平洋と花畑
太平洋と花畑

千倉の花屋さん。摘み取りもできる
千倉の花屋さん。摘み取りもできる
干物と花畑が同居する
干物と花畑が同居する

●潮風王国

南房のもう一つの名物は魚介類だ。広い駐車場と大きな建物、その館内には水槽を備えた海産物コーナがある。
新鮮な魚売り場には旬の金目鯛一尾800円、さざえ1kg2,100円、背黒イワシの生干し20匹で200円という格安値段で並ぶ。その他、カフェ、レストラン、地物魚だけをあつかった食堂などもある。
道の駅「ちくら・潮風王国」を兼ねている。
/TEL 0470-43-1811
千倉・道の駅。魚が沢山ある
千倉・道の駅。魚が沢山ある

●道の駅「ローズマリー公園・丸山町」

中世ヨーロッパ式庭園「ロース・マリーガーデン」、シェークスピアの生家、彼の母親の生家などで、建材もパーツもイギリスから取り寄せて再現したシェークスピア・カントリー・パーク、それに丸山川を天の川にみたてた12の星座をテーマにしたモニュメントが並ぶ遊歩道のリバーサイドプラザの3つからなる公園だ。各種ハーブが植えられハーブグッツも販売されている。
シェークスピア生家にはシェークスピアに関する資料が展示されている。
ローズマリー公園
ローズマリー公園

/入場料 800円 (シェークスピア・カントリー・パーク以外は無料)
/TEL 0470-46-2882

●仁右衛門島

島に一戸。800年の伝統、38代目の当主が住む建立300年の家
島に一戸。800年の伝統、
38代目の当主が住む建立300年の家

鴨川市街に入る手前、太海の海に浮かぶ岩礁に囲まれた小島(周囲4km)は源頼朝や日蓮上人の伝説で知られる島だ。
島は平野仁右衛門が一戸だけ約800年もの昔より居住し、代々名を継いでいることから仁右衛門島と呼ばれている。島には築300年という家屋があり、現在も83歳になる38代目という島主が住んでいる。
天皇陛下は皇太子時代にこの島を訪れたのをはじめ常陸宮など皇族方もご見学された。南房総国立公園指定、千葉県指定名勝、そして新日本百景にも選ばれている。

島への渡しは2丁艪の小舟
島への渡しは2丁艪の小舟
頼朝が隠れたと伝えられる洞窟
頼朝が隠れたと伝えられる洞窟

仁右衛門島はきれいな岩礁に囲まれている
仁右衛門島はきれいな
岩礁に囲まれている

島にはアロエの花も咲いていた
島にはアロエの花も咲いていた

●小湊山 誕生寺

小湊には日蓮聖人の誕生寺がある
小湊には日蓮聖人の誕生寺がある
安房鴨川と勝浦のほぼ中間地点にあるこの寺は建治2年(1276)日蓮上人の生家跡地に創建されたという歴史を持つ。
境内には徳川光圀公が寄進した十界本尊木像を安置する本堂や太い52本のケヤキの柱に支えられた祖師道堂などがある。
大地震や火災などで創建当時のものはなくなったが現在の祖師堂は天保3年(1832)10年間の歳月をかけて完成したものだ。日蓮宗大本山である。

鴨川への道。菜の花がきれいだ
鴨川への道。菜の花がきれいだ
鴨川のビーチ。夏は賑わう
鴨川のビーチ。夏は賑わう



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花の南房総 フラワーラインの旅(1999/3)



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南房パラダイス、仁右衛門島、白浜フラワーパークなどの観光案内。割引チケットもある。
ぐるり房総
個人によるガイド。実際に訪れたという千葉県内各地のスポットを紹介。

取材:2005年2月