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紅葉のアルペンラリーコース
周辺を走る(2)



荒船山と妙義山

林道を走るラリー車 秋は駆け足で去り、山々は早くも冬支度。軽井沢プリンスホテルに設けられた本部から群馬県富岡へラリーコースは下仁田から普通のロードマップには道もない林道を走り埼玉県秩父をかすめて、再び北上し上野村から荒船山周辺へとかなり広範囲に及んだ。
スタート地点は「群馬サファリパーク」近くの林道だった。競技中はこうした林道も閉鎖されるので、ラリー観戦は地元の人に尋ねながら人知れぬ道を辿ることも多い。
もちろん一般観戦者は指定されたポイントへバスで移動している。こうした道を辿るのは関係者に限られていたが、普段はだれでも通れる道だ。ただし、道は狭く人家もほとんどない深い山の中である。山道走行の経験者以外また単独走行は危険が伴うため、ここでは一般道路を辿りながら周辺の見どころを紹介したい。





<コース>
小諸−(国道141号線)−佐久−(国道254号線)−内山峠−南野牧−中小坂−(県道51号線)−(県道196号線)−妙義山−上信越自動車道 松井田妙義IC
全行程 約80km

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●コスモス街道

小諸より国道141号線を佐久へ、さらに5kmほど南下した中込から下仁田へと続く国道254号線を辿ると道なりだ。この内山峠へは通称コスモス街道と呼ばれている。2車線道路の両端には約7kmほどのコスモスが植えられている。すでに花の季節は終わっていたが、9月〜10月初旬にかけて道端をピンクに染めるコスモスはさぞ美しく、行き交う人々の心を和ませてくれるだろう。

●荒船山

霧の荒船山
霧の荒船山
このコスモス街道を過ぎると内山峠へ向かって見事な紅葉が続く。
あいにくの雨模様だったが、視界がよく錦に染まる山谷を眺めながらのドライブはいつもより速度を落とす。

やがて内山峠のトンネルを抜けると一軒の茶屋に出会った。雨宿りのつもりで立ち寄った茶屋の窓いっぱいに標高1,423mの荒船山の山頂が見渡せた。
外は冷たい雨だが、群馬名物こんにゃくの熱い味噌煮でからだを暖めながら荒船山を眺める。
晩秋をキャンバスに
晩秋をキャンバスに

『船が漂うように見える』ことからその名がついたといい、“軍艦山”ともいわれている。内山峠のトンネルの手前に登山路があり、登山口には駐車場も完備されている。雑木林の中にある遊歩道はハイキングに適している。
荒船の湯
荒船の湯

●妙義山

赤城、榛名山と並んで上毛三山の一つといわれ群馬の名勝だ。だが、地元の人気に反していまひとつ賑わいのない観光地といえる。
理由の一つは上信越自動車道から妙義山の奇岩からなる荒々しく美しい山容が見渡せ、車窓から充分堪能してしまうからではないかと考えてしまう。

林道を走るラリー車
林道を走るラリー車
しかし、高速道路から見慣れた妙義山も、南側の林道から上ると同じ奇岩、奇石の山もまた異なった姿をみせてくれる。
内山峠から南野牧を経てそのまま国道を下り、下仁田の町はずれ中小坂から妙義山方面への県道51号線へ入ると間もなく、妙義山への林道を辿る。

狭い谷間にはわずかな民家が点在し、やがて民家も途絶えるころ前方に鋭く尖った岩の連なる妙義山を望む。雨模様の空、流れる霧の中に浮かぶ黒い岩山と里の残された熟した柿の実がふるさとへの郷愁を誘う。
霧の巻く妙義の岩峰
霧の巻く妙義の岩峰
南山麓からの妙義山
南山麓からの妙義山
山への上り道は大きく枝を張った桜並木だ。妙義山周辺は桜の名所でもあった。展望台の駐車場近くは“さくらの里”であたりには15,000本もの桜が植えられている。桜のみごろは4月中旬から5月にかけてだそうだが、咲き誇った光景を想像するだけでもうかれそうな気分になる。

妙義山は白雲山、金洞山、金鶏山の三峰からなり石門群、大砲岩などと名付けられた奇岩や奇石が林立し、絶壁をおおう初夏の新緑とともに秋の紅葉は天下の名勝と地元の人が自慢する。
まさにその紅葉の盛りを迎えようとする妙義山である。霧の晴れ間に姿をみせる岩峰は墨に艶やかな紅をさす、まさに屏風絵である。
この奇岩の連なる妙義山への登山は老人や子供それに初心者は危険という。だが、石門群めぐりはファミリーでも楽しめる。展望台には広い駐車場があり無料だった。
南牧村の紅葉
南牧村の紅葉
(画像をクリックすると拡大写真が表示されます)


  ドライブ中のエピソード「山に住む人」

富岡市から群馬サファリパーク方面へ。その近くの谷間に県道192号線と標識はあるが、森林の中に頼りない荒れた道が続く。そんな山奥にも民家があり、少しだけ開けた土地に畑があり老人がひとり畑仕事をしていた。車を止めて老人に話しかけると、なにか人懐かしそうに話がはずむ。リンゴ、里芋、トウモロコシ、麦や菜っぱなどを栽培するその人は山の中の一軒家に奥さんと二人だけで住むという。

「最近まではここには10家族いたが、今はばあさんとふたりだけ。わしらが食べるだけのものはある。」すべてが無農薬、色づきはじめたリンゴを枝からもいで「喰ってけぇ」とさしだす。店頭に並んでいるような立派なリンゴではないが「うまい!」
「このあたりは狸、狐はもとより、シカもいるし昔はいなかったものいる。とくに多いのはイノシシだ。動物は利口だよ、農薬を蒔いたら一週間はこないね。でもわしは農薬は嫌いだ。だからリンゴも芋もトウモロコシもみんなイノシシにやられてしまうよ“だけどおあいこなんだよ”わしも去年はイノシシを7頭も捕ったからな。家の冷蔵庫にはイノシシの肉がいっぱいだ!」と楽しそうに笑った。

自然と共存したのどかな世界がまだ日本にもあることに感動、老人は76歳という。残念ながら次の世代はここにもない。



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取材:2002年10月