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岩手・秋田栗駒山麓の紅葉と温泉(2)

ドライブライン

小安峡谷の噴気を橋の上から見る 皆瀬川を遡り、うどんで有名な稲庭町を抜け、東北の紅葉の名所でもある小安峡温泉へ。峡谷を錦に染めるまでは早かったようだが、湯煙の噴き上がる様は、温泉町の風情を盛り上げていた。そして栗駒山への上り道、まさに盛りの紅葉の中を須川温泉へ向かう。
下り坂と伝えられた天気予報が的中し、平泉につくころは雨が激しく降り出したが栗駒山麓の紅葉と温泉を存分に楽しみ味わえたドライブだった。


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ドライブライン

<コース>
北上市−(国道107号線)−横手市−(国道13号線)−湯沢市−(国道108号線)−秋の宮温泉郷−(県道301号線)−川原毛地獄−泥湯温泉−(県道51号線、307号線経由)−稲庭城−小安峡温泉−(県道282号線)−須川温泉−(国道342号線)−平泉−(国道4号線)−一関

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

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●川原毛大湯滝

泥湯から県道51号線を湯沢方面へ数km行くと川原毛大湯滝への標識に従って左折、狭い一車線の道を約15分で駐車場に着く。川原毛地獄からはるか下に見える四阿(あずまや)のある駐車場だ。これより徒歩約15分 湯沢尻渓谷への下り道だ。(帰りの登りにまた汗をかく覚悟で)川原毛地獄より流れる川は熱湯のため気を付けたい。

落差20m。大湯滝は豪快な湯滝だった
落差20m。大湯滝は豪快な湯滝だった
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約1km上流で湧出する95度の源泉が沢水と合流し、湯滝となって20mの高さから流れ落ちる。滝そのものが温泉という珍しい日本一の湯滝だ。もう一本の湯滝は幅広の岩から一旦10m流れ落ち、途中岩棚にぶつかって落差3mとなって落ちてくる。深く大きな滝壺で受ける湯は、まさに癒しの湯だ。
ダイナミックに落ちてくる滝と、その滝壺の湯舟や渓流すべてが天然の露天風呂というのは、世界でも屈指の野趣に溢れた温泉である。

滝壺がそのまま風呂です
滝壺がそのまま風呂です
川原毛から流れ出る川は“熱湯”
川原毛から流れ出る川は“熱湯”

滝壺はエメラルドグリーンの湯の色、口に含むと酸っぱく、目に入るとしみる。泉質は、含二酸化炭素・鉄・塩化物泉、源泉温度は94度。積雪期(11月〜5月)は自然閉鎖。
/問い合わせ 湯沢市商工観光課、TEL 0183-79-5055

●三途川渓谷

県道51号線に沿って流れる高松川を約50mの橋の上から眺める名所。見下ろす断崖絶壁は、その名の通り冥土への道である三途の川をわたる恐怖を覚えるほど、から命名された。実際には紅葉し始めた渓谷は美しく、橋の真ん中には渓谷を見下ろす展望用四阿もある。
橋の湯沢側には閻魔大王が、栗駒山側には地蔵の像が置かれている。また橋の湯沢よりのたもと近くには、市の指定文化財である大小30体の仏像が納められた十王堂がある。
川原毛地獄を見上げるところに地蔵さんがあります
川原毛地獄を見上げるところに
地蔵さんがあります


三途の川橋のたもとには閻魔大王
三途の川橋のたもとには閻魔大王
三途の川十王堂の仏像群
三途の川十王堂の仏像群

●稲庭城

国道398号線沿いの、高い山の上にある城は県内を支配した戦国大名小野寺一族の本拠地。小野寺氏は、下野国賀郡小野寺郷出身で鎌倉時代に源頼朝から雄勝郡を与えられた小野寺重道が築城した。
標高740mの大森山の西側を削り、主郭、二郭、曲郭、堀切などで構成された典型的な山城である。現在の城は平成元年(1989)に建てられたもの。見上げる山の上にそびえる天守閣へは、駕籠をイメージした赤い箱型のスロープカーが往復している。徒歩でも登れるが、片道約30分以上かかる。
天守閣からは皆瀬川沿いに広がる稲作地帯が一望できる。内部は、この地方特産の塗り物やうどんなどが展示されている。
/入館料 往復のケーブル代込み 420円

稲庭城
稲庭城
稲庭城のスロープカー。籠をイメージしたという
稲庭城のスロープカー。籠を
イメージしたという


稲庭城からの展望
稲庭城からの展望

○稲庭うどん

こしがあってつるつると喉ごしがよく、淡泊な独特の味のある稲庭うどんの産地が、栗駒山の麓小安峡温泉の近くにあったとは、今回の旅の発見の一つであった。
江戸時代から稲庭の城主に献上してきたというから、その歴史は古い。製造者は本家と、娘婿の二軒だけだったが、現在は40数軒あるという。もともと秘伝とされた製法もいつの間にか、本家と離れて大きな会社にまで発展したところもある。
しかし、味には大きな違いはないそうだ。
稲庭干饂飩の本店(40ほどのうどん製造所があるという)
稲庭干饂飩の本店
(40ほどのうどん製造所があるという)


うどんを延ばす
うどんを延ばす
稲庭干饂飩はなかなかの味でした
稲庭干饂飩はなかなかの味でした

●小安峡温泉

小安峡に入ると、最初に見るものは、橋の上から眺める峡谷だ。見下ろす深さ60mもの断崖絶壁の岩の裂け目から轟音とともに吹き出す白煙化した熱湯と、それを彩る紅葉の美しさに誰もが自然の驚異を感じるにちがいない。急流が小安岳を浸食し長い年月をかけて刻んだ険しい峡谷、その地下深くから温泉が噴き出す小安峡の大噴湯は、秋田が誇る景観の一つである。

小安峡谷の噴気を橋の上から見る
小安峡谷の噴気を橋の上から見る
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岩盤から横に勢いよくガスと湯が吹き出ている
岩盤から横に勢いよくガスと湯が吹き出ている


国道沿いの駐車場に車を駐め、深い峡谷への階段を下る。300段を超える階段に、帰りの難儀を思いながらも大噴湯を間近に見たさに一気に下る。
両側を岩壁が迫る中に遊歩道があり、岩の隙間から熱湯と、音を立てて吹き出す湯煙を避けるように歩く。突然、大きく吹き上がる湯気に、メガネやカメラのレンズが一瞬にして曇る。見上げれば、紅葉の木々の彼方に赤い橋、絵になる風景だ。
314段の階段を下り、小安峡の噴気を見ました
314段の階段を下り、小安峡の噴気を見ました

○宿と温泉

小安峡温泉には民宿を含めて16軒の宿がある。泉質はナトリウム、塩化物流酸塩水の温泉は、どこの宿も天然かけ流しだ。料金も1泊2食付き7,000円位から2万円前後まである。いつも予約なしで行動するため、食事付きの宿は断られことが多いが、今回は幸運にも部屋がとれた。こぢんまりした宿で湯量たっぷりの風呂と、お国なまりの言葉と、自ら採ってきたというキノコづくしの料理は、山の温泉宿らしくてよかった。
ちなみに宿の名は「鳳(おおとり)」
TEL 0183-47-5209
小安温泉で泊まった「おやど鳳」の湯
小安温泉で泊まった「おやど鳳」の湯

●須川温泉

栗駒道路から鳥海山
栗駒道路から鳥海山
秋真っ盛りでした(栗駒山系)
秋真っ盛りでした(栗駒山系)

来春には開通する栗駒への新道(秋田県側)
来春には開通する栗駒への新道(秋田県側)
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栗駒への道路
栗駒への道路

栗駒山系の秋
栗駒山系の秋
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湯川湖のナナカマド。強風に煽られていた
湯川湖のナナカマド。強風に煽られていた

小安峡から約10km国道398号線と分かれ、県道282号線を辿る。いまは盛りと誇る山の紅葉を堪能しながらのドライブだ。新しい道の工事が進んでいた。現在はカーブの多い狭い山道だが、交通量が少ない。カーブを曲がるたびに標高を上げ、山の形や山を染める色合いの変化を楽しむ。眼下には森の中を這う蛇のように、真新しく立派な道路を見下ろす。多分来年には、いま走る狭く古い道は廃道になっているだろう。やがて岩手県へと抜ける国道342号線へ合流すると、すぐ栗駒山の真下にある須川温泉についた。

栗駒峠
栗駒峠
峠道の安全を願い工事関係者が作った栗駒神社
峠道の安全を願い工事関係者が
作った栗駒神社


須川温泉
須川温泉
秋田・岩手県境の須川温泉の足湯
秋田・岩手県境の須川温泉の足湯

その昔、栗駒山登山に、この須川温泉に一泊したことがあった。まだ、道路もなく山道を何時間もかけて歩いて来たころのことだ。何年も風雪に耐えた木造の小屋のような温泉は、自炊の湯治客が主だった。露天風呂や板戸で囲われた内風呂の外には、熊が残飯をあさりにやってくる、そんな時代からは想像もつかない大きく立派な旅館が建っていた。



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湯沢市の物産と観光
小町堂はじめ湯沢市のみどころや秋の宮温泉郷、泥湯温泉などの温泉や祭りの情報が見られる。
岩手・一関温泉郷
須川温泉を含め栗駒山から厳美渓に点在する個性豊かな6つの温泉を紹介している。

取材:2007年10月