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夏だ!! 北海道へ行こう3
〜森の中に眠る摩周・屈斜路・阿寒 4つの湖〜



日本屈指の透明度を誇る神秘の湖といわれる摩周湖。巨大カルデラの屈斜路湖。それにマリモが生息する阿寒湖。
これらの有名な湖を持つ阿寒国立公園は、自然の宝庫といわれる北海道の中でも、手つかずの大自然を残すところ。
湖を囲む原生林にはヒグマ、エゾシカ、クマゲラなどの野生動物も多く生息する。
春から夏にかけてはこれらの湖をめぐる道は混み合うが、それでも絶対に一度は訪れたい場所である。




女満別空港−網走−東藻琴−摩周湖−屈斜路湖−阿寒湖−オンネトー−足寄−池田町−帯広空港
全行程 約270km、1泊2日




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●東藻琴村

女満別空港から網走を東に行けば小清水原生花園(夏だ!! 北海道へ行こう2〜網走から知床半島への旅〜を参照)。その少し手前の藻琴から藻琴川に沿って道道102号線を南に下る。
藻琴湖を左に見ながら畑や牧場の中を走ると約30kmで東藻琴村芝桜公園に着く。
ここではピクニックやゴーカートなどが楽しめるが、名前の通り芝桜の名所でもあり、藻琴神社の広い斜面をピンクに染めている。
20年ほど前に植えた芝桜が、いまでは名物となり、5月の中旬から下旬にかけて「芝桜祭り」が行われる。今年はすでに終わってしまったが、来年この季節に北海道旅行をする人はぜひ立ち寄ってほしいところの一つである。

●藻琴展望台と屈斜路湖

一般的には国道243号線の美幌峠から眺める屈斜路湖が有名だが、道道102号線沿いにある藻琴展望台からの眺めもすばらしい。樹海の中、青空を映して広がる屈斜路湖に思わず息をのむ。
ここから道は一度川湯温泉まで下り、湖畔への道を辿る。
屈斜路湖は阿寒国立公園の中央に位置する周囲57kmの湖で、サロマ湖に次ぎ道内2番目の大きさのカルデラ湖だ。湖のほぼ真ん中には周囲12km、高さが335mの中島があり、静かな湖面にアクセントを添えている。
湖岸はエゾマツ、トドマツなどの原生林に覆われ湖岸に影を落した深緑は見事な景観を見せてくれる。厳冬期には湖面は凍結するが、湖畔東側の砂湯付近には温水が湧き、このあたりは凍結もなく白鳥が飛来する。
この東岸一帯ではいくつかの温泉が沸き、なかでも川湯温泉が知名度が高く、ホテルや温泉宿が建ち並ぶ。

●硫黄山

川湯温泉街から摩周湖方面へ約2km、標高はわずか510mだが立派な活火山だ。無数の噴気孔から硫黄分を含んだ蒸気が噴出しているさまは、かなりの迫力だ。
風向きによってはあまり近づくと蒸気の中に包まれてしまうこともあるので注意しよう。あたりは硫黄の独特の臭いが鼻をつく。
ここでは昔から温泉タマゴを売っているが、最近は拡声器を使って売り声をあげている。静寂を破るタマゴ売りにいささかガッカリと思ったら、国立公園内での拡声器使用は禁止されていると立て看板があった。
ふもとのつつじヶ原にはエゾイシツツジの群生地があり、6月から7月にかけて真っ白い花を一斉に咲かせる。

●摩周湖

アイヌ語でカムイヌプリ(神の山)と呼ばれる標高855mの摩周岳の噴火によって誕生したカルデラ湖。
深度212m、世界でも屈指の透明度を誇り、四季それぞれにさまざまな表情を見せ、神秘の湖として人々に親しまれている。
周囲20km、高さ約300mのカルデラ壁と原生林に囲まれた湖は、不思議なことにこの湖に流入する川も流出する川もないのに水位は変わらない。これもまた神秘の湖と呼ばれる所以のひとつだ。湖の中央にポツンと浮かぶ小島はカムイッシュ(神の山)と呼ばれ、これがまた清澄な湖に一層の神秘性を引き立てている。
湖には3ヶ所の展望台があり、駐車場(硫黄山と共通で410円)も完備されている。
ただし、霧の発生が多く、湖面の深い青色を見せてくれることは少ない。訪れたこの日も霧の這い出した夕方だったが、弟子屈に泊まった翌日もう一度訪ねたところ空は晴れ、湖の全容を惜しみなく見せてくれた。

摩周湖から約10km。弟子屈町まで牧場を眺めながらのゆるやかな長い下り坂だ。昔のJR弟子屈駅は平成元年に摩周駅と名前を変え、弟子屈温泉も摩周温泉にその名を変えていた。
しかし、町の外側には立派なバイパスが通り、3つの湖への観光客はこの摩周の町を素通りしていく。昔は賑やかだった"弟子屈温泉"もちょっと寂しい"摩周温泉"になったと、 駅前のペンション の主人の話。ここはペンションといっても昔の駅前民宿を2年前にリニューアルしたもので、天然温泉付きのおしゃれなペンションになっていた。

この摩周駅から阿寒湖畔までは快適なドライブウェイが約40km続く。道は次第に上りとなり、やがて山裾を急カーブを描いて上ると雄阿寒岳の西の湖ペンケトウとパンケトウの2つの湖を望む双湖台と雄阿寒と雌阿寒岳を同時に眺めることができる双岳台に出る。

●阿寒湖

雄阿寒岳の噴火によってできた阿寒湖は国の天然記念物に指定されているマリモのほかチップ(ヒメマス)の原産湖だ。
湖畔エリアはエゾマツ、トドマツ、タケカンバなどの原生林で、多くの野生動物を育む条件に恵まれ、ヒグマをはじめ、エゾシカ、キタキツネ、クマゲラやオオワシ、フクロウなどの生息地で、知床半島と並び国内最後の自然の聖地として学術的にも貴重なところでもある。
湖畔には温泉が沸き、ホテルや旅館が建ち並ぶ。ただし、駐車場は町の中にあるだけで、ホテル宿泊者以外は全て有料だ。
湖には30分おきに運行される遊覧船があり、天然記念物のマリモを見学するには、阿寒湖の北に浮かぶチュウルイ島までこの水上観光コースを利用する。
また湖畔には アイヌコタン (アイヌの集落)があり、民芸品店の並ぶ中央にはオンネチセ(アイヌ語で「古い家」の意味)があり、ここではアイヌ古式舞踊が上演されている。
問い合わせ/阿寒観光協会 TEL 01546-7-2254

●オンネトー

阿寒と足寄を結ぶ241号線から雌阿寒岳の裾野に4kmほど入ったうっそうと生い茂る原生林の中にある。
周囲約4kmとそれほど大きな湖ではないが、この湖の美しさは季節や天候によって湖面の色を変えることだ。
雌阿寒と阿寒富士を湖面に映し、雲や霧が動くたびにコバルトブルー、エメラルドグリーン、それに明るく澄んだなんとも形容しがたい水色と、言葉ではつくせない自然が織りなす神秘な色彩にただただ感動。
湖畔の湿地には水芭蕉の花とエゾシカの姿があったことも幸運だった。五色湖の名を持つオンネトーを訪れる人が皆天候に恵まれることを祈りたい。

オンネトーから足寄まで約50km。足寄から池田を通って帯広空港までは約100km、自然の中のドライブに親しんだ目には帯広の都会はとてつもなく大きく、信号の待ち時間がこれまたとても長く感じられた。



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弟子屈町
町の案内や広報のほか、屈斜路湖、摩周湖周辺のみどころなど。ひところ話題になった「クッシー」の記事も見られる。
阿寒観光協会
阿寒湖温泉のページ。宿や食事処、阿寒湖周辺のみどころなどを紹介。
阿寒観光汽船
阿寒湖遊覧船の運航時刻や料金表のほか、イベント、阿寒湖やマリモについて紹介している。
阿寒アイヌ工芸協同組合
阿寒湖アイヌコタンの案内。イオマンテなどの劇や踊り、アイヌ生活記念館、森と湖の藝術館、体験プランなど。

取材:2000年6月