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「愛・地球博」と「中部国際空港(セントレア)」
周辺ドライブ(1)

ドライブライン

瀬戸会場には焼き物をかたどった巨大なシンボル。中にも数々の陶器 大イベント「愛・地球博」とこれを前に開港した中部国際空港セントレアは、さまざまなメディアで紹介され、見学に出かける人も多い。そこで、もうひと足延ばしてみよう。
首都圏から東名高速を一気に西へと向かうのもよし、いま人気のセントレアからレンタカーで、走るのも楽しい。愛・地球博会場近辺から浜名湖、渥美半島、知多半島へと車を走らせた。
三河湾を囲む渥美、知多の両半島には著名な観光地はあまりないが、愛知は豊臣秀吉、徳川家康のお膝元、戦乱の世にさらされた古寺や城などがある。また太平洋に面した長い砂浜や岩礁の海、三河湾の穏やかな海岸線と美しい風景があり、美味しい地物の魚料理があった。

今回は名古屋を起点に3回に分けて旅をした。1回目は中部国際空港セントレアから博覧会会場周辺、そして浜名湖までを紹介しよう。


サムネイル1 サムネイル2 サムネイル3 サムネイル4 サムネイル5 サムネイル6

ドライブライン

<コース>
中部国際空港セントレア−(知多横断自動車道経由名古屋高速丸の内IC)−名古屋城−(国道363号線)−瀬戸市−長久手−(東名高速道路)−浜松西IC−浜名湖

ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください

<ルート付近のリンクポイントをクリックしてみてください>



●中部国際空港セントレア

ホテル、ターミナル、駐車場と近代的な空港だ
ホテル、ターミナル、駐車場と近代的な空港だ

中部空港、セントレアへの道
中部空港、セントレアへの道
駐車場の壁にもEXPOの文字
駐車場の壁にもEXPOの文字

平成17年2月17日に開港したばかり。国際線はアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどへ週271便、国内線は1日94便という国際空港だ。羽田空港を見慣れた目には規模は小さいが、人の数の密度では現在は日本一だろう。なにしろ開港当時の来訪者は1日で200万人を超えたのだから。
ちょうどその1ヶ月後も、広い駐車場は満車でロビーは人であふれていた。その大半は物見遊山の観光客だ。

なぜ、この空港がこれほど人を集めるのかと、空港内を一回りしてみた。
吹き抜けの高い天井のビル内に、黒瓦に白壁、江戸時代の尾張名古屋の城下町をイメージした食事処、甘味処から名古屋名物「ういろう」や三河湾の海産物などで町づくりされている。
また狭い路地風の中には駄菓子屋まで軒を連ね、その奥にはなんと風呂屋まで。ロビーを挟んだ反対側は明治・大正時代のような装飾で、ブティックや小物などを売る店が並ぶ。年配者には懐かしく、若い人には新しい雰囲気が楽しめる。国際空港の顔としてニッポンをアピールするというアイデアだ。
中部空港には城下町風の区域もある
中部空港には城下町風の区域もある

名古屋の隣り、豊田市は世界の自動車メーカー、トヨタの本拠地だ。ロビーの中央にはこれまた世界のサーキットを疾走するF1マシーンが飾られている。
広いデッキからは、世界各国の翼の発着する光景が楽しめる。他にはなかった新しい日本の空港セントレアは Center Airport の造語だ。

ロビーに出てくるとレンタカーの受付が正面にある
ロビーに出てくるとレンタカーの
受付が正面にある

ロビー中央にはトヨタF1
ロビー中央にはトヨタF1

●名古屋城

名古屋城。有名な金のシャチホコは万博会場へ出張中
名古屋城。有名な金のシャチホコは
万博会場へ出張中
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徳川御三家の尾張の殿様の住居であった城で、その城下町は江戸時代は江戸、大阪、京都に次ぐ人口10万の都市だった。
だが今の名古屋の主役はなんといっても「金の鯱」だ。現在は「地球博」展示のため天守閣から下ろされていて見上げることはできない。
金鯱を最初に天守閣の上にのせたのは織田信長の安土城で、その後秀吉の大阪城、家康の江戸城や駿府城などにもあったとの説もあるが、現存するのは、ここ名古屋城だけ。

鯱は麒麟同様、神格化された想像上の怪魚。城主の威厳とも火災除けともいわれている。しかし、惜しくも第二次世界大戦の戦火で天守閣とともに焼け落ちてしまった。現在の天守閣と金鯱は昭和34年(1959)に再建されたもの。
鯱は北に雄、南に雌で、大きさ重さは少し異なるがここではおおよその数字だ。重量は約1200余kg。鱗の枚数120枚前後、貼り付けた金の量はどちらも約45kgというのだから凄い。愛・地球博開催中は博覧会会場にあるので、その大きさを目の当たりにできる。
/入城料 500円、TEL 052-231-1700

名古屋はみそ汁にあんぱんの組み合わせとか、ういろうの卵巻きとか一見ミスマッチの食べ物が多いので有名だ。
だが、赤味噌を使った「みそかつ」は、いまでは珍しいものではないが、初めて耳にしたときは「えっ」と思った。
ところが、この甘ったるく辛いソースはとんかつによく合った名古屋の発明品。やっぱり本場ものは旨い。
味噌カツは名古屋名物の一つ
味噌カツは名古屋名物の一つ

●焼き物の町 瀬戸

「自然と調和」をテーマにしたという瀬戸万博会場はもとは林だったところ。その木を切り開いて道路や大きな会場ができていた。遊園地のような長久手会場とはゴンドラで結ばれている。

リニアモーターカーの駅
リニアモーターカーの駅
「せともの」の町は会場より約5km北、名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅を中心に瀬戸川を挟んだ両側にある。周囲を100〜300mの小高い山に囲まれ、この丘陵地帯には焼き物の原料となる陶土が豊富にあった。
1300年の歴史を持つという瀬戸の焼きものは戦国から安土桃山時代に瀬戸・美濃窯で大窯が盛んになった。大窯前半期には天目茶碗、小皿類、擂り鉢の3つが主体だったが、やがて中国から伝わった青磁や染め付けを模擬したものへと変わり茶碗、水差し、徳利などの生産が盛んになった。

長久手〜瀬戸会場はロープウェイで結ばれている
長久手〜瀬戸会場は
ロープウェイで結ばれている

瀬戸会場には焼き物をかたどった巨大なシンボル。中にも数々の陶器
瀬戸会場には焼き物をかたどった
巨大なシンボル。中にも数々の陶器


瀬戸川通りには日常使う茶碗や湯のみなどを店いっぱいに並べる店がいくつもあり、「やきもの小径」や「窯垣の小径」などの散歩やショッピング、「瀬戸焼総合ミュージアム」、陶磁器商社が集まる「陶磁器卸センター」など、観る、買う、体験できるという、焼き物好きには楽しい町だ。

瀬戸の街は中央に川がある
瀬戸の街は中央に川がある
瀬戸の中心部
瀬戸の中心部

瀬戸の洒落た陶器店
瀬戸の洒落た陶器店
庶民に親しまれる“瀬戸物”が並ぶ
庶民に親しまれる“瀬戸物”が並ぶ

●浜名湖へ

瀬戸市から長久手町と2つの会場を経て真新しい「名古屋瀬戸道路」は東名高速へと結ばれていた。浜名湖へは約100km、1時間強のドライブだ。

浜松西ICを出ると間もなく「舘山寺」への標識がある。
夕暮れの「愛・地球博」への道
夕暮れの「愛・地球博」への道

●舘山寺

浜名湖に張り出した庄内半島の西、標高50mほどの小さな山、舘山の中腹に弘仁元年(810)弘法大師により開かれた寺とある。鎌倉時代に兵火で焼失したが、源頼朝が自らの祈願寺として再建したという古刹だ。

舘山寺本堂
舘山寺本堂
明治の廃仏棄釈で廃されたが、その中期になって曹洞宗の禅寺となって再興された。由緒がある有名な寺だが、少しさびれた感がある。山頂には高さ16mの聖観音菩薩が立ち浜名湖を望む遊歩道がある。
境内の下には「舘山寺温泉」のホテルや旅館が並ぶ。昭和33年(1958)に開湯された新しい温泉は、ナトリウム・カルシウムを含む冷鉱泉だ。湖畔に建つほとんどの宿は湖を眺めながらの露天風呂を持ち、浜名湖の観光の中心ともいえる。

●浜名湖

舘山寺温泉から対岸には「はままつフラワーパーク」がある。四季の花々が植えられ、今はチューリップやアネモネなどの花摘みも楽しめる。また間もなくソメイヨシノが満開を迎える。
/入園料 800円、TEL 053-487-0511

遊覧船からの展望
遊覧船からの展望
浜名湖畔の春
浜名湖畔の春

温泉街からフラワーパークを経由する遊覧船もあり、浜名湖上から高速道路などを見上げたりすることもできる。
/料金 30分 750円、60分 1,150円、TEL 053-487-0228

浜名湖のはまゆう大橋
浜名湖のはまゆう大橋
浜名湖にかかる東名高速の橋
浜名湖にかかる東名高速の橋

湖上を渡るロープウェイ
湖上を渡るロープウェイ
(画像をクリックすると拡大写真を表示します)

また湖上を空中散歩する「かんざんじロープウェイ」の終点からは360度の絶景が楽しめる。ここには「オルゴールミュージアム」もある。片道400円。
そのほか、遊園地「パルパル」(入園料 1,000円、TEL 053-487-2121、オルゴールミュージアムも同じ)とこれからの季節は、湖畔はカップルや家族連れで賑わう。

もう一つ、浜名湖といえば名物「うなぎ」だ。数十年前まではうなぎの養殖場は沢山あった。水田のような生け簀に酸素を取り入れる噴水があって一目でうなぎ養殖場とわかった。餌を投げ入れると、水面から盛り上がるうなぎを見て驚いたことがある。
いまは多くを輸入に頼っているのか、昔のような養殖場はみあたらなかった。だが、やはりいまでも浜名湖と言えば「うなぎ」だ。
温泉街にマンガチックな“うなぎ地蔵”を見つけた。うなぎ屋の看板だった。地蔵に誘われて入った店は、味もよく繁盛していた。
ウナギ料理店にはウナギ地蔵も
ウナギ料理店にはウナギ地蔵も

舘山寺のウナギ店
舘山寺のウナギ店
舘山寺のウナギ。なかなかの味だった
舘山寺のウナギ。なかなかの味だった

舘山寺温泉より南に下れば潮干狩りや釣りのできる弁天島へ。また新居町や舞阪町の国道1号線の旧道には、かつての関所跡や街道の松並木など昔を偲ぶ場所もある。
浜名湖は「愛・地球博」の会場から少し遠いが、人と物に疲れた後は潮風をいっぱいに、自然の中をゆっくりドライブというのも悪くはない。

浜名湖のアサリ採り
浜名湖のアサリ採り
アサリ採りの注意書き
アサリ採りの注意書き

舞阪宿の松並木
舞阪宿の松並木
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舞阪宿
舞阪宿



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愛・地球博 公式サイト
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中部国際空港セントレア
フライト情報やアクセス案内、サービス案内のほか、「くつろぎ処」の各店の紹介も見られる。
名古屋観光ガイド
エリア別の観光モデルコースの案内や、観光スポット・施設などの検索ができる。
舘山寺温泉観光協会
舘山寺周辺の観光モデルコースの案内や、観光スポット、グルメなどの紹介。

取材:2005年3月